オトコ飯ならぬ、オトコ弁当☆

～いつもの朝の風景～

静かな朝。

「ピッ・・・ピピ」と2階から体重計の電子音が聞こえたら、

湯沸かしポットの電源を入れる。

私は4時過ぎから起きていて、麦茶を沸かして飲んでいるけれど、

夫は起きてまず白湯を飲むからだ。

私が子どもたちの朝食を準備している間に、

新聞に目を通し、瞑想や軽い筋トレなどをしている。

それから早起きの娘が「とーちゃーん！」と呼ぶと

すぐさま飛んでいき、

抱っこしてソファまで連れてきてくれる。

その後、夫はコーヒー豆の計量をはじめるので、

その間に私はカップなどを温める。

お味噌汁の具材を刻むついでに

夫のお弁当のサラダに入れるパプリカを刻んで、

ざるに上げておく。

そして野菜室からキャベツとレタスを出しておく。

いつからか、夫は自分でキャベツを刻むようになった。

それまでは便利なカットキャベツを買っていたのだけど、

キャベツを買って刻んだものの方が安くて美味しいと気がついたからだ。

そして私に負担をかけないよう、自分で刻んでくれる。

ついでにレタスの芯の簡単な外し方を教えると、

それから嬉々としてやっている。（何か力を込めすぎでは？と笑える）

私も少しでも手伝いたいのでレタスを洗ってちぎって、

これもまたざるにあげて水けをきっておく。

それから水筒に温かい麦茶をいれて手提げ袋にいれておく。

夫が子供の相手をしつつ、コーヒー豆をガリガリと挽いてくれるので

私はウィンナーをフライパンに並べて、

IHのタイマーを2分にセットしたら、

スケールでバターコーヒーに入れるバターを計量し、

温まったマグカップに入れておく。

そして夫がコーヒーにお湯を注ぐ間に、

スケールの位置を移動し、

スープジャーを乗せておく。

冷やしておいたスープジャーの容器に夫がサラダを計量して詰めるのだ。

それから作り置きしておいたサラダチキンを冷蔵庫から出しておく。

夫がサラダを詰め終わり、スープジャーを手提げ袋に入れている間に、

スケールには今度はタッパーを置いておく。

サラダチキンも自分で刻んで、計量している。

夫が溶け始めたバターの入ったマグカップにMCTオイルを入れ

コーヒーを注ぎ攪拌し、

バターコーヒーが出来上がると、早速私の分を差し出してくれる。

まずは一口いただく。

そうこうしている間に今度は息子が起きてくるので、

夫がトイレに連れて行ってくれ、

朝食を食べるよう椅子に座らせてくれる。

その間に、私はスケールの上に最後、お皿をのせておく。

それから塩の入ったポットと、ラップをそばに。

夫はおにぎりも自分でラップを敷いて塩をすこしまぶして、

ごはんをのせて計量し、包んで持っていく。

誰が言うでもなく、自然と連携して進んでいく朝。

一通り終わると私は自分の身支度。

すると最後に夫が、

「これサラダ余ったから、作ったよ。お昼に食べな。」と

タッパーに入れてくれたサラダを見せて

冷蔵庫に入れておいてくれる。

朝はオートファジーをしている私を気遣ってくれ、

お昼に急激に血糖値が上がらないよう、最近私の分までサラダを

作ってくれるようになりました。

映えも何も気にしない、オトコ弁当。
サラダには塩とオリーブオイルだけ。丁寧に混ぜてくれてある。
新鮮な野菜なのでもうそれだけで美味しい。
ありがたく今日もいただきました。（今日は特別ちくわ入り(笑)）

＊この記事は作家きゃらをさんの企画に参加しています＊