![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53475969/rectangle_large_type_2_481eb792d411c7da8e7ffcea7d16e17c.jpeg?width=800)
【毎日投稿#198】さかな・さかな・さかなぁ! 鮮魚店に行ったらどスゴイもんが貰えた話
最近、お魚を買ってないな。
スーパーで魚の切り身やら刺し身やら、魚介類系の食材を最近買っていないことが気になった今日このごろ。
無理に買おうにも、ここ最近スーパーに出てくるお魚は値段が高くて、買おうにも買えない。
そこで、スーパー以外の所で魚を買ってみようと思い至り、自分の家から最も近場の距離にある鮮魚店へ行ってみました。
どうも、田村サブロウです。
今日はスーパーではない、魚の専門店にいったときの話です。
店内に入ってみると、魚の生臭さが漂う海の雰囲気がお出迎え。
冷凍・冷蔵ショーケースを片っ端から見てみると、魚の切り身やら刺し身やら煮付けやらちくわやら、魚介類系の食材・惣菜・加工食品がところせましと並んでいました。
ただ、そのどれもが見た感じだけでは、スーパーに並ぶ魚介類系と大差ない印象。(私がシロウトなだけ)
強いて違いを上げるなら、値段がスーパーで買う魚介類よりほんの少し安い程度かな? けど、大きな差と言えるほどのものではない。
購入の食指もわかず、このままなんの収穫もなく帰ることになるのか……と、思いきや。
ふと、なんとなく私が魚屋の店員さんに問いかけたある質問が、風向きを変えることになります。
「このお店に、血合いはないんですか?」
※血合いについてくわしくという方はこちら👇
魚屋の店内を見ていて、ふと思ったんです。
この店の中に、スーパーでたまに見かけるような、ブリのあらやマグロのあらみたいな「あら系」の食材が無いな、と。
んで、当時の私は魚の「血合い」と「あら」を混同しちゃっていたため「血合いはありますか?」ってマヌケな質問をしちゃったわけですが。
この質問を聞いた青年の店員さんが奥のベテランっぽいおじさんと話して、「血合い? あるよ」っぽい会話をしながら、出てきたものが…………👇
ドドーン!!!
じゃじゃじゃじゃじゃじゃぁ~~~~~ん!!!
見てください!
このどッッッでかい魚肉、魚肉、魚肉ぅぅぅ!!!
この肉は、マグロの血合いです。血合い肉です。
画像は血抜きをしている真っ最中のものです。
いやぁ、驚きました!
まさか店員さんに「血合いってある?」って聞いてみただけで、ここまで大きな肉をポン!と出してくれるとは。
しかも! これほど大きな魚肉をもらったあとの会話がまた驚きもので。
私「ありがとうございます。それで、いくらで買えますか?」
店員さん「あ、さしあげますよ?」
私「うそおおぉぉぉっ!!?」
タダ!! タダ!!
無料(タダ)ぁぁぁぁ~~!!!
廃棄部位なのかもしれないけど! 売り物じゃないのかもしれないけど!
それでも、両手で包みこめないほどバッカでかいマグロの肉が、あろうことか、あろうことか、無・料(タ・ダ)ああぁぁぁぁぁ!!!!
はぁはぁ、ぜぇぜぇ。
ただし!
デメリットは無きにしもあらず。
まず、血合いというものはめっちゃ下ごしらえに手間がかかります!👇
レシピや動画を検索してみてばわかるんですが、血合い肉は生臭さの元となる肉の中の血を取り除くため、そうとうな手間が下処理で要求されます。
ボウルに水を入れて、血で真っ赤になった水を捨てて、またボウルに水を入れて、真っ赤になった水を捨てて、そのくり返し。
骨が取られていないので一口大に切るときも手間がかかるし、肉から骨を引っこ抜こうにもへばりついて引っこ抜けない。
とりあえず私は次のように調理してみました。👇
今日のマグロの血合い肉の調理 田村サブロウの場合
①念入りに血抜きを行う。
②一口大に包丁で切るand手づかみで一口大に引っぺがす。骨がついた部分は別に使うので取っておく。
③骨抜きの箇所と、骨付きの箇所に分別して、また血抜き。
④骨付きの血合い肉は、カットした白菜と大根・おろししょうが・とうがらし×2・味噌と一緒に煮込んでアラ汁にする。
⑤骨なしの血合い肉は、キッチンペーパーで水気を切ってからジップロック袋に入れて、料理酒・刻みネギ・おろししょうが・ゆずポン酢・ブラックペッパーと一緒に揉みこんで、下味をつけて冷凍。
とまあ、こんな具合です。
正直、調理するだけでもかなりしんどかったですね。
それと、血合い肉についてもう一つデメリット。
これは魚介系の生鮮食品に共通する弱点ですが、悪くなるのが早い。
冷蔵庫なら2~3日、冷凍庫でも1週間もてば良い方……というのはあくまでネットでかじった知識。
実際には痛むのがもっと早いかもしれません。
今回、私は豚肉の下味冷凍テクの要領でマグロの血合い肉も下味冷凍してみましたが、それもどこまで通用するやら。
しかし、それらの手間やデメリットを差し引いても。
「無料」という言葉の重みは、凄まじいものがあるッ……!
というわけで、魚のおかずを最近食べてないと感じる方!
安さのために手間を惜しまないのなら、スーパーではなく専門の魚屋に行って、「血合いはありますか?」と聞いてみてはいかがでしょうか。
家庭料理としては超絶規模の下処理の試練と、引き換えに得られる最大級の金銭的コスパがあなたを待ち受けることでしょう。
まぁさすがに、無料で血合い肉ゲットなんてミラクルは私がたまたまラッキーだっただけかもしれませんが。
次に同じ魚屋に行く時は、刺し身や惣菜の一つでも買っていくことにします。冷蔵庫がもっとスッカラカンの時に行っとけばよかった。
本日はここまで!
これにて御免!
2000文字オーバー。疲れた!!
もしサポートして頂けるなら思いっきり喜びます。頂いたサポートは主に小説を書く際の資料購入などに当てさせていただきます。