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徒然日記(2022.02.12)

 映画「ちょっと思い出しただけ」を鑑賞。(ちょいとネタバレあります)


 シンプルな感想としては、多方面から感情を揺すられる作品であった。「変わっていく自分を好きでいてくれるってことは、今の自分を好きじゃないってこと?」(的なニュアンス)というセリフが非常に刺さった。ダンサーの主人公(彼氏)にとって《自分》ってのはくまでも"ダンサーである自分"であり、でも彼女は「別にダンサーじゃなくなったとしても一人の人間として好き」だという。彼氏もきっとエゴなのはわかっているだろうけど、一番否定されたくないものにそっとシャッターを下ろされたような感覚に陥ってしまったのではないかなと思う。それをきっかけで辞めてしまうとか、ダンサーじゃない自分を想像してしまうのが怖いとか…。

 過去の恋人との思い出を、彼の誕生日を定点に1年ずつ振り返っていく、というストーリー。振り返っていけばいくほど「愛し合う」ということがわかりやすく、素直で、ただ幸せを感じる描写が増えていく。一体なにが二人の関係を変えてしまったのか。 
 今日は隣町の映画館まで見に行って良かったと思った。遠くの対岸の明かりがキラキラ映る水面沿いの国道を小一時間走らせながら、グルグルと考えながら帰ることができる。恋愛映画をみると、自分の過去の恋愛を引き出してきて「もしあの時この映画みたいに…」とタラレバ話を考えてしまうのは非常に良くない癖だなと感じているが、フィクションとは言え、映画の彼・彼女らの生活を見て自分の生活を重ねずにはいられない。

 水面を照らす対岸の明かりがどんどん近づいてきて、自分の街に近づいてきた。久々に映画を見てパンフを買ったので、それを帰ったら読みふけろう。

P.S.
①國村隼と成田凌が居るバーはどこですか!!
②屋敷(ニューヨーク)のハマり具合よ!
③ホテルでタバコ吸う沙莉さんカッコよすぎか、抱いてくれ…。

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