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ウチの会社に「統計的な問題解決」ができる人材っているのかしら?と考えてみる。

企業での「統計的な問題解決」について考えるときに、なかなかおもしろい記事があるんですよね。2019年の記事ですが、非常に示唆に富む内容だと思いますので、いきなりですがどうぞ。

記事中にでてくるスライドなんか、もうそのまま社内で展開したいです。そして、データ分析ができる人材は、もう社内にいた、というところも、個人的な注目ポイント。意外な才能はもう社内にいるんです。見つける機会と工夫をしかければ出てくるんですね。じゃあ自社で見つけるにはなにを仕掛けるか。「おーいでてこーい」の精神で、スターを見つけましょう。

というところから、お次は問題です。

(1)問題の解決方法である「PPDACサイクル」の、それぞれ頭文字はなにか、説明してください。


(.....10秒まちます.....)


みなさんいかがでしょうか?こたえは、、、


Problem(問題を設定する)
Plan(計画を立てる)
Data(データを集めて整理する)
Analysis(分析する)
Conclusion(結論をだす)

もうご存知でしたか?定番のPDCAとは違いますねえ。「DOじゃなくてDATA!」、これは標語にしていいレベルかも。まあそれはさておき、このPPDACサイクル、なんと学校の教科書にのっています。え?何年生かって?それは、小学校6年生です。ちなみに、『小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説』には、PPDACの紹介とともにしっかりとこう書かれております。

 統計的な問題解決は様々な分野で用いられるようになってきており,統計は社会における必須のツールとなってきている。

ひっす・・・必須・・・ですって。みなさんの会社はどうでしょうか。若手社員の統計スキルは?中堅社員の統計的問題解決スキルは?管理職の統計的リテラシーは?すくなくとも選抜人材のみなさんに対するトレーニングの中に、データ分析や統計のコンテンツがはいってますか?

今後、PPDAC人材がどんどん入社してくるわけで、先輩や上司たちはこの突き上げをくらうわけです。いたって普通の会話の中で、「この取り組みってどんなデータが元になってるんですか?」と聞かれちゃうかも。人材育成的に、どう備えるかは考えておいた方が、吉ですよね。

現場でがんばってるみなさんだからこそ、「統計は社会における必須のツール」というのをがまだ腹落ちしてないかもしれない。納得してもらうためにどうするか。もう腹落ちしている社員はどこかに身を潜めているかもしれない。見つけるためにどうするか。考えがいがあるテーマじゃないでしょうか?

DX、デジタルディスラプション、UI/UX、CX、●●ドリブン、、よく聞きますが、たくさん情報のシャワーをあびれば共通項が見えてくるもの。現場が大事。データや統計のリテラシーは必須。自分視点じゃなくてユーザー視点、、、などなど。

こうしたヒントを外からインプットして、社内に投げかけていく。ウチだったらどうなんの?を共有して考えていく。だからその時間を生み出さないといけない。おっと働き方改革にも通じるテーマ。

テクノロジー、データ、デジタル、なんかの活用事例をたくさん引き出しに持っておいても、いま仕入れた情報がいつ花開くかはわからない。そうなんです。でも引き出しになければ「花開く」チャンスはぜったいに訪れない。こう思って、私は今日もネットの海でおもしろいネタを探しています。

みなさんはどうでしょうか?社内の人材育成、統計的の問題解決ができるようになるセンターピンはなんでしょうかね?ぜひ考えてみてください~


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