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ウチの部下が勝手にAI活用しはじめたら?と考えるワークショップ

いきなりYOUTUBE。Googleさんの動画です。「現場からイノベーションを起こせ」とかけ声がかかっている会社、変革人材を求めている会社のみなさんと考えてみたいワークショップです。

AIで創る未来 - 地方の人手不足を解決するために。あるクリーニング店の挑戦。

2分かからない動画ですが、なかなか見ごたえがある動画ですね。さて、こんな動画を管理職のみなさんが見たらどんな発想がでてくるでしょうか。短い時間でもワイワイガヤガヤしてみたいですねえ。ということで、「ウチの部下が勝手にAI活用しはじめたら?」を考えるワークショップ、スタートです。

■事前課題① 上記の動画を見てください。

■事前課題② 次の問題にコメントを用意しておいてください。
(1)動画で触れられている「テンサーフロー」と「オープン化」を使って、自由作文してください。
(2)動画のクリーニング店において、AI導入の前・後で、利用するお客さんはどう変わったでしょうか?やること、受け取る印象、その他なんでも、列挙してください。
(3)あなたの部下が、勝手にAIを勉強して環境構築して、現場への実装を提案してきたとします。あなたはなにを考え、どう対応しますか?
(4)あなたのチームに、「誰もやったことがないから、失敗しても前に進めるから、前を向いて、笑って、頑張っていきたいと思います」という部下がいますか?もしくは、いてほしいですか?

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■回答の方向性と自社取り組みの展開
(1)「テンサーフロー」Googleが開発した機械学習のライブラリ。「オープン化」オープンソースとして公開し、だれもが自由に使えるようにすること。を押さえて、自由作文を楽しみましょう。
★ライブラリとはなんでしょうか?オープン化によるGoogleのメリットはなんでしょうか?ITリテラシーを深めていくためにも、こうした単語の学習は必要ですね。関係ないーと思う人も多いとは思いますが。

(2)クリーニングに出したい服を持ってくる→受付で渡す→スタッフに確認してもらう→仕上がり日など確認する→帰る
から
クリーニングに出したい服を持ってくる→受付で1枚ずつカメラに収める→タブレットで確認する→仕上がり日など確認する→帰る
★あれ?お客さんは「手間」が増えてませんか?お客さんが得られるメリットや価値はなんでしょうか?---スタッフとのコミュニケーションが、「確認」から「おもてなし」に代わる、とは言えそうですね。カスタマージャーニー、という言葉も調べてみる価値がありそうです。

(3)★ここはみなさんご自由に。AI活用したあとにどのくらい生産性があがるのか/今のチームの運営形態・役割分担に影響はあるのか/活用に必要な投資コストは/活用する際のリスクは/そもそもなんでやろうと思ったのか/今後この部下はどんなキャリアをイメージしているのか/部下のために自分にできることはなにか/この部下のスキルセットは自社のどの部門で一番活かせるのか・・・

(4)★ここはみなさんご自由に。直近の1か月で、部下が「誰もやったことがないことをやった回数」「失敗した回数」「前を向いて笑って頑張っている回数」を数えてみてください。その回数は、自分が創っていきたいチームのイメージとギャップはありますか?こうした部下がいてほしいとき、上司はどのようにかかわるべきでしょうか?


てなことで、この動画シリーズはとてもおもしろいですね。もし部下がこんなことを言い出したら上司としてどうするか。黙らせるのかしゃべらせるのか。止めさせるのかやらせるのか。MBO的な評価はどうつけるのか。考え出したら止まりません。

さてさて、やってみたらどうなるでしょうか。ご参考まで。



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