水無月
6月も終わりだ。紫陽花が咲き、半化粧が咲き、夏至を迎え、梅雨が始まり、職場ではコロナ罹患者の欠勤が増えはじめた。そして今年の半分が終わる。
この6月はといえば長年使用してきた冷蔵庫が壊れるというアクシデントに遭遇。しかしネットショッピングという時代の恩恵によりスムーズに解決することができた。実際には壊れるというよりも、ずっと壊れていたというのが正解だった。最終的にはどうもおかしいということで庫内に温度計を入れた。翌朝の温度が20度だったときには流石に笑ってしまった。楽しい朝だった。食中毒シーズンの前で良かった。
突然、冷えなくなった冷蔵庫については、夏場であればコンセントを抜いて2日間放置するという一か八かの裏技があるらしい。これは目視できない機械の内側についた霜が循環不良を起こしている可能性に対しての手段。詳細に興味があれば、ネットで見つけることができるだろう。
私もこの裏技を試そうかと思ったけど、年間の電気代という省エネについて考えたとき、買い換えが一番良い選択とすることにした。かなり古い冷蔵庫だったこともあり、新しい冷蔵庫と比べ年間の電気代が1万円以上も減らせるそうだ。
モノを使い続けることは大切だけれども、家電製品に関しては製品寿命を過ぎた時点で速やかに買い換えたほうが得なことが多いのかな。イニシャルコストがかかったとしても、次の製品寿命で元は取れる。
ネットで高価なものを買う時は、夜よりも朝に買うことにしている。夜だと冷静な判断が出来てないことがあるからだ。無駄な買い物はしたくないし、できるだけ冷静に客観的になれるよう一晩の時間をとることに気をつけている。それを数日間、ときには数週間繰り返しながら候補の中からベストの商品を探すことが多い。これまでの失敗はほとんどなしだ。失敗もなにも高価なものは買ってないだけかもしれないけど。
早朝にネットで注文して、1分後に配送日の希望を電話(24時間受付)して、翌朝一番で設置、リサイクル引取という一連の流れには驚いた。商品の在庫とか配送のスケジュールに恵まれたこともあるかもしれないけど、便利な時代だよね。
それにしても東京都知事選挙の候補者のポスターを見る度にうんざりする都民は私だけではないはず。誰を選ぶというよりも、誰を選んではいけないのかを考える消去法による投票は相変わらずだなぁ。
公約として何を言ってるかよりも、これまでに何をしてきたかに注目。選挙前の候補者は誰だって気持ちのいいことしか言わないし。
誰がみても異常な動員と演出された活動、過激な逆張りのスタンス、法律に触れなければなんでもありなどの脱法を利用する輩たちには胡散臭さしか無い。けれどもそんな簡単な策略に感化する人も少なくないのもまた興味深い。
さて明日から7月だ。職場の組織体制が変更になる。私はというと業務の負担が増えた。不思議なことに収入は増えない。困ったときは頼られる、ではなく使われるのはいつものこと。これは文句でも不満でもない。私は業務命令に従い、給与を稼ぐだけの話だ。
それが嫌なら辞めればいいだけだし、人は誰でもいつでも辞める準備をしておくべきだ。小さくとも覚悟はあった方がいい。
でもこうして文章にするとなんだかネガティブに感じるかな。私としてはいつも前向きに、楽しく仕事に臨むよう心がけている。それができなくなったときはその職場を去る時ともいえよう。世の中のどんな業種でも業務でも、どうやって楽しく取り組めるかは必須のスキルだと思っている。そんなスキルを持っている人と働きたいものだ。
といいつつも、私が目指すのはぐうたらニンゲン。毎日、職場で目指しているのは及第点のみ。いつでも3割の力を温存することにしている。けれども最近、私の演技が未熟なばかりに手抜きを見抜かれている気がしなくもない。だから無茶振りされるのだろうか。
人生はケースバイケースの集大成。ネットで拾ったどこかの偉人の言葉を有難がるよりも、とにかく自分なりのやり方を見つける他はない。それに欠かせないものこそが、トライアル・アンド・エラーではないか。
来月も頑張ってぐうたら道へのトライアル・アンド・エラーに励もうと思う。
順調な暑熱順化も継続しないとね。
おしまい
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