ファシリテーション

大半の会議を無駄という考えが強く、よく揉めては、会議の進行を一番乱しているのは自分だと思い始めてネガティブモードのため、ファシリテーションについて再度思い出す意味を持って、アウトプットしておきます。

ファシリテーションとは、会議などの進行の促進、成果が出るように支援すること。

中立的な立場で会議や話し合いを円滑に進めるための立場になり、4つのスキルが求められます。

①場のデザインのスキル
②対人関係のスキル
③構造化のスキル
④合意形成のスキル

上記4つのスキルによってコントロールしていくことが必要になります。

①場のデザインのスキル

事前準備の段階にもなりますが、プロセスをデザインする。まずは答えを出す明確なゴール設定から始まります。そのゴールにたどり着くためのプロセスとなるシナリオを複数(3パターンくらい)考えておき、話し合いに望むことになります。

それらを踏まえて、参加者等の選定を行って話し合いの場を準備することになります。

②対人関係のスキル

場をコントロールするためのスキルであり、参加者が前向きに話し合いができる生産的な場を維持することが目的になります。個人への攻撃や対立、空気を読む行動や忖度といった理由によって、話し合いの生産性が低下して十分な意見が出なくなることがあります(ほとんどの場合、そうなります)。生産性が低下しないように状況をコントロールして、シナリオがうまく進むように努めます。

必要となるスキルは【傾聴】【復唱】【質問】や参加者たちの言葉以外での反応【非言語メッセージ】を解析しての対応となります。※この辺はわかると思いますが、かなり深い内容になってきますので、ここでは記載しません。

③構造化のスキル

ある程度の自由意見が出たところで、ゴールやプロセスに適した意見が出るように誘発する問いかけを投げかけます。ゴールに向けて必要とされるシナリオの穴埋め作業にもなります。そして、出た意見をかみ合わせていきます。

一般的な手法としては、図解しながらまとめていくスキルです。出た意見を参加者全員で視覚的に理解できるように進めることで、認識の共有とともに漏れの発見にもつながります。

上記の②と③にちては、参加者の感性や理性における対処が必要になります。感情は理性よりもはるかに大きな力を持っていて、そのエネルギーに流された感情的な話し合いはゴールを見失い生産性が著しく低下します。理性的にシナリオを進められるようにコントロールする対処が必要になります。

④合意形成のスキル

全体の意見をまとめて、コンセンサスを目指します。状況によっては、調停、独断、多数決といった手法になることもありますが、理想となるのは複数意見の合意によってゴールにたどり着くことです。ただ、目的はゴールであることを忘れずにここまでたどり着くようにコントロールが求められます。


上記のことから、会議や打ち合わせを円滑かつ、効率的に進めるためには、

とりあえず、感情的にならずに、事前準備をしっかり行うことが重要。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?