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【中国語学習3コマ漫画】15:会うまで帰らない〜不见不散〜

 今回の3コマ漫画は横書きスタイルです。
 左側のセリフからお読みくださいませ。

 不见不散は待ち合わせのときによく使われる表現です。
 その昔、私が初めてこの表現を知ったとき、何故か、風雨にさらされながらひたすら待ち続ける人物のイメージが思い浮かび、なんだか命がけで待ってなきゃいけないような気がしてしまったものでした。

 多分、そのイメージは、中国の映画や小説などで、長い歳月を経て(時として来世で)再び巡り合う恋人たちの物語に触れていたせいかもしれません。十何年どころか、何百年とか…色々ありますよね。

 そういう物語に多く触れていると、八辈子(bā bèi zǐ )(八回の人生;長い時間を表す慣用句)は無理でも、三辈子ぐらいは待てそうな錯覚に陥ってしまいがちですが、待つにしてもお相手のあることですから、映画やドラマのように待っていてもらえるとは限りません。
 とにかく、飽きっぽい私には想像の及ばない世界であります。

 そんな私にとって、中国語学習と創作の趣味が長続きしているのは奇跡というほかないのですが、いずれも全く上達しないからこそ続いているのだと思っています。
 もし前世があれば、似たようなことをやっていたのかもしれませんな…。私の場合、何世かけても上達しない気はするけれど…。
 よく小説に出てくる哭笑不得(kū xiào bù dé)(泣くに泣けず、笑うに笑えない)ってこんな気持ちかな…?

*今回の漫画でご紹介した語句

不见不散 bú jiàn bú sàn (人と待ち合わせる時に)会えるまでその場を去らずに待っている

陌生人 mò shēng rén 
見慣れない人

参考:『中日大辞典』第3版 大修館書店 2013(電子辞書版)

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