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30歳100kg喪女がVIO脱毛をした話

Twitterが永久凍結されて早数日が経過しました。
何も悪いことしてないと思う気持ちと、やっぱりな…という気持ちがございます。
新しいアカウント作ろうか迷い中。
そんな私ですが、VIO脱毛の初回を行って参りましたのでレポを書きます。

決意のほどはこちらから読めます。

さて、以前カウンセリングを受けてから早三週間が経過した7月30日、わたくし初めての脱毛に行って参りました。
前日の夜に剃毛しておくこと、と申し付けられておりましたので、太った身体を精一杯捩り、普段見ることのない陰部を鏡で見ながら全部剃毛しました。
剃刀負けをして所々赤くなった陰部が痛々しい。
別に彼氏もいないのに、私はなぜこんなことをしているのだろう、と若干賢者モードに入りつつ、小学生以来の無毛状態の私が爆誕しました。
明日、私はこの無毛状態の陰部を人様に晒すのだという緊張感が容赦なく襲ってきます。

しかし、朝一番の予約を取っていたので、寝坊してはたまらないと思い早めに就寝しました。
たぶん、紙パンツを履かせてくれるだろうから、恥ずかしい部分は見えないだろうと思っていました。

次の日、予約の時間ぴったりにクリニックに到着した私は、大層緊張していました。
紗綾さん、こちらへどうぞ、と綺麗なお姉さんにすぐに案内されます。
カーテンで仕切られたベッドの上に、タオルケットと、そして巻きタオルがセットされていました。

「インナーは、脇が出るような形ですか?」

お姉さんの問いに、はいと答える私。
お姉さんは、「では上のお洋服だけ脱いで、インナー姿になってください。下は、スカートと下着を脱いでこの巻きタオルをつけて、仰向けでお待ちくださいね」と朗らかに言って、さっさと出て行ってしまいました。

紙パンツは!?

紙パンツが支給されないことに大層狼狽えた私は、その場に立ち尽くしてしまいました。
その上、カーテン一枚越しの向こうから、男性の声が聞こえてくるではありませんか。
どうやらヒゲの脱毛をしにきているようです。
勘弁してくれよ、こっちは二週間前まで処女だった、今はパイパンの100kg喪女だぞ、と私は思いました。
狭いベッド脇でスカートとパンツを脱ぐときに、バランスを崩してカーテンを引き裂きながら隣のベッドに倒れ込んでしまったらどうしようと不安だったのです。
隣の男性も、突如として隣から下半身丸出し、それもパイパンの100kg級デブ女が雪崩れ込んで来たらPTSDを発症してもおかしくありません。
私は大変慎重に服を脱ぎ、タオルを巻いてベッドに横になりました。

5分ほど、ドキドキしながら待機していたでしょうか。
担当のお姉さんが入ってきました。
お姉さんは簡単な施術の流れを説明してくれます。
そして、VIO部位は自分では剃りにくいので、剃り残しがあったら自分のシェーバーで剃ってくれる、とのことでしたので、私は家から持ってきたシェーバーを渡しました。
目元を保護するタオルをかけられ、私の視界は完全に遮られました。

「まずは脇から当てますね。右腕を上げてください」

私は自由の女神のようなポーズをとりました。
パチン、という音とともに、ひんやりとした感覚がするだけで、何も痛みを感じませんでした。
冷気のガスが噴射し、レーザーを照射するような機器らしいのですが、想像していた痛みがまるでないことに私は安心しまくりました。
両脇とも、何の痛みも感じず、10分もしないうちに終わったと思います。

「ではVからやりますね、タオル失礼します」

巻きタオルが容赦なく剥がれました。
一応、丸出しではなく、下半分はタオルで隠してくれていたんでしょうが、見ていないのでわかりません。
おへその3cm下のあたりから脱毛してくれるらしく、かなり広範囲にマーキングをされました。
こんなデブの腹を見せて申し訳ない、という気持ちと、私はヘソの下から垂直な部分だけ何故かやたらと濃い毛が一直線に生えており、いつも忌々しいなと思っていたので、やつらも滅殺されるのかと思うと清々しい気持ちでした。

お腹のあたりも、基本的に産毛しか生えていないからか痛みは感じませんでした。
しかし、Vのエリアに差し掛かったとき、私は異変を感じました。

何か、皮膚の深いところがじんわり熱い気がする。

大丈夫ですか?と聞きながら進めてくれるお姉さん。
大丈夫ですと答えながらも、これはやばいのではないかと感じ始める私。
しかも足の付け根のあたりが肉で埋まっていて剃りにくかったからか、剃り残しがあったようで人様に剃らせる始末。
恥ずかしいやら申し訳ないやらで内心忸怩たる思いを抱えておりましたが、その瞬間は突然やってきました。

いてえ〜!

なんかやたらと痛かった。
たぶん、濃い毛根があったんだと思いますが…なかなか強烈に痛かったです。
我慢出来ないほどではないのですが。

Vでこれなら、Iはどうなってしまうのか…Oは…と私は震えました。
しかし、広範囲ながらもVはなんとか終わりました。

「次はIいきますね〜。右膝を立てて、外側に倒してください」

とうとうきた…恥ずかしいポーズ…と思いつつ、指示に従います。
そしてまた剃り残しがあったようで剃られる。ごめんなさい。

そしてとうとうIゾーンにレーザーが照射されました。

いでえ〜!!!!

声には出しませんでしたが、普通にめちゃくちゃ痛かった。
こんな思いをしてまで脱毛しないといけないのか?という気持ちにもなりましたが、大陰唇のあたりにも結構しっかりと毛が生えているのがコンプレックスだったので、必死で耐えます。
なんとか右が終わり、次は左。
また剃り残しを剃ってもらいます。死にたい。
そして右より左の方が痛みが強かったです。
もう完全に私の体力も気力も尽きかけていましたが、Oが残っています。

「ではうつ伏せになってくださいね〜」

お姉さんの指示通り、うつ伏せになると、お姉さんは容赦なく私の尻たぶをかき分けてケツをおっ広げました。

有名なゲイコピペの、「ケツマンおっ広げて神妙に待ってろ!」というフレーズが私の頭をよぎりました。
淫乱ポリスも驚くほど、私のケツは見事におっ広げられたのです。

もう私の羞恥心は限界でした。
でも、肛門の周りにも毛があることが本当に嫌だったので、これを耐えた先にコンプレックスの解消があるのだと自分に言い聞かせました。

なんか痛かった気がしますがあんまり覚えていません。

「はい、終わりましたよ。お疲れ様でした」

お姉さんはこともなげにそう言うと、私の腰に巻きタオルを巻き直してくれましま。
デブなので、なかなかボタンがつけられずにお姉さんもちょっと焦っていました。
重ね重ねすみません。
お姉さんは私が身体を起こすのを手伝ってくれたのですが、施術をしていたお姉さんよりも施術されていた私の方が疲れていて、トップ画のおっさんのようになっていました。
情けないね。

というわけで、初脱毛、予想していたほどの痛みはありませんでしたが羞恥心に対するダメージはすごかったです。
でも、私がデブなのでお姉さんは肉をかきわけてレーザーを照射してくれていて、それが申し訳なくて仕方ありませんでした。
次回の予約は9月なので、それまでにもう少しだけでも痩せていたいな、と思いました。




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