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がんになって心がけた3つのこと〜自分自身に合う選択をする〜

がんだとわかって3ヶ月が経ちます。

ふと思い立って、わたしががんの疑いがあると言われてから心がけたことを書いてみることにした。

実は全然おもしろくない、ごくごくありふれたことです。


わたしが実際に心がけたことは下記の3つ。

①現代医学を信じる
②主治医の発言のみを聞き入れる
③ストレスにならない楽しいことだけをする


ほら!おもしろくないですよね?
でもわたしにとってこの内容は、今まで生きてきた中で自分に起こった失敗や自身の特質を生かして、固く決意したことだったのです。


早速見ていきます♪


①現代医学を信じる

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現在、この世の中は情報で溢れかえっています。
ただ普通に病院にかかるだけでなく、民間療法などたくさんの治療法があるわけです。
わたしはその中で自分がかかっている大学病院の治療をしっかり受ける、と決めました。

そもそもわたしがなぜこのような考えに至ったのか書いてみます。


わたしは26歳になる前の春に体調を崩し、その後寝たきりで約4年を過ごしました。そのときにメインで受けていたのが民間療法でした。

きっかけはただ1つ。

わたしはもともとうつ病で心療内科にかかっていたことがありました。
当時も「なんかおかしい」と思って、内科や婦人科もかかりましたが、特に異常なし。

仕事を休み、心療内科にも行くことにしました。

心療内科でもともとかかっていた医師のもとを訪ねると、医師から思いがけない一言を言われます。

「あなた、病気じゃないでしょ!仕事休むほどじゃないでしょ?」

とてもショックを受けてしまいました。

実はわたしはその頃、眠れなくなったり、起き上がるのがしんどくなったりしはじめていました。医師にもその状況を伝えましたが、同じような答えしか返ってきませんでした。

数日後、わたしは起き上がれなくなり、自分の力での通院も困難になります。

当時いろいろ事情があって両親に頼ることができず、親戚を頼って別のクリニックに連れて行ってもらいました。

それが、民間療法だったのです。


「薬を飲むな」と言われました。

わたしは言われたことをそのまま受け入れてしまいます。
しんどくでも、ものすごい恐怖感に襲われても、わたしは薬を飲むことなく踏ん張りました。

結果、体調が良くなるどころかどんどん悪化していきます。

26歳の冬、民間療法のクリニックの受付の女性が次のように話しているのが聞こえました。

「◯◯さん(←わたしの名字)、本当にやばいですよね」

わたしは見た目でもうつ病だと分かる状態になっていました。

その後いくつか病院を替えました。
それでも、民間療法の考えからなかなか抜け出せなかったんです。
最終的に、わたしは約4年を寝たきりで過ごす羽目になりました。

約4年の寝たきりから抜け出せた理由はなんだったと思いますか?

それはごくごくありふれたことだったのです。

大学病院にかかり、スタンダードな治療を受け、民間療法で言われた食事療法を止めました


すると、わたしは起き上がれるようになってきて、歩けなかったわたしも徐々に自分で歩けるようになっていきます。

上記のような失敗があったから、わたしはスタンダードな現代医学を信じて治療していくと決められました。



②主治医の発言のみを聞き入れる

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「①現代医学を信じる」でも書いたのですが、今は情報が世の中にたくさんあり、ちょっとスマホで調べれば、色んな情報が手に入ります。

でも今回わたしは情報を遮断しました。

これも寝たきりの約4年の中で学んだことでした。


26歳になる前の春、わたしは仕事を辞め、寝たきりの生活がスタートしました。

仕事を辞めたとき「なんとかして体調を良くしたい!」という気持ちでいっぱいでした。「早く仕事復帰して、自分の人生を歩まなくては!」と焦ってもいたんです。

わたしは自分の頭の中にある、体調を良くするために必要なことは全部やろうとしはじめます。
頭もあまりはたらかないのに、本も飛ばし読みでなんとか目で追って、とにかく吸収して実行しようと思っていました。
良くなりたい一心です。

「寝たきり」と書きました。
そう!起き上がるのも困難な状態でした。

それなのに「朝日を浴びにいこう」とか「散歩しなくっちゃ」とか、良いと言われるたくさんの情報がわたしの頭の中を支配していたのです。

現実的にできないことにも関わらず...。

横になって寝ていることを良しとしない自分もいました。

わたしはこの経験から、“情報を入れることがわたしにとってプラスにはたらくとも限らない” から、情報集めはやめようと決めました。

そして主治医の言葉だけを聞くことにしたのです。



③ストレスにならない楽しいことだけをする

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誰もがわかっていることでしょう。
がんになったら “ストレスを溜めずに楽しいことを考えて生きていく” ことが大切だということを。

わたしががんということで “楽しいことだけをする” ように心がけるようになったきっかけがあります。

それは20年も前の大学時代に遡ります。
大学の講義で病理学の授業がありました。
がんについて説明を受けます。

講義をしてくれた先生が何を話しているのか、わたしにはチンプンカンプンでした。

その講義の中で先生がおっしゃったのです。

「どんなにがんが末期の状態でも、ストレスを溜めず楽しいことを考えている方だとがん細胞が消えたりするんですよ」


20年も前の話なので、医学の進歩状況もあの頃とは全然異なるでしょう。

でも「楽しいことを考えていたらがん細胞は消えることもある」という事実はきっと変わらないはず。

そう思って即取り入れました。

わたしの場合は大好きな韓国のバンドであるFTISLANDのライブ映像やバラエティ番組ばかりを見ていました。

何も考えずに「FTISLANDを見る」ことを自動化してみました。
見ていると自然と笑みがこぼれています。

“楽しいことをしよう” とがんばらなくても、見れば自動的に楽しくなれることでした。



“自分自身に合う” 選択を心がけることがきっと大切♪

わたしががんになって心がけたことというのは、本当にごくごくありふれたことです。
でもわたしにとっては “とても意味のあることだった” と振り返って改めて思います。

自分の経験や特性からの学びってとっても大事だと思います。

わたしの選択はわたしにとっては良かったけれど、あなたにとっては良いことだとは限らないのだから♡♡


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