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PMF達成までのマイルストーンとロジックを可視化するための超実務的なスライド

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スタートアップにとって、最大の課題はPMF(プロダクトマーケットフィット)を達成させられるかどうか、です。

PMFを達成させるのに必要なポイントについては、noteでも色々紹介されているので、ぜひ色々参考にしてみてください。

PMFタグ一覧

PMFを達成できるスタートアップは全体のうち20%程度と言われています。言い換えれば、5社中4社は達成できないという、なかなか厳しいハードルです。

しかし、やるからには達成しなきゃいけない。当事者であれば超マスト事項。

ちなみにPMFは必ずしもスタートアップに限定されるものではありません。新規事業、新オプション、あらゆる場面において活用されます。

そんなとき、「じゃあロジックはわかったけど実際どう戦略立てればいいんだろう」と思いますよね。そんなときは、上の図に記入してみてください。

1:現状の課題を書く

まずは一番左に、消費者が抱える課題を書きます。またそれによって起こりうる事象を左に書きます。例えば、「消費者は自分が欲しいものを意外と知らない」という課題があり、それによって起こることは、「思わぬ発見が買い物を楽しくする」、といった具合です。また、その引き起こす要因となる外部環境も「消費文化」の部分に羅列しておきます。

それに基づき、現状提供されているプロダクトの課題と理想の解決策を書きます。例えば「現状のECサイトの検索機能だと十分にカバーされない」ことが上記の消費者課題に繋がってるとして、解決策としては、「ユーザーのインサイトを分析してマーケティングに活かすこと」などと記載します。

2:実現に向けた高い壁

「実現すると」には、その解決策を解消することでどのようなことが達成できるかを書きます。例えば上記例の場合、「継続率が上がり長期的な関係構築が可能になる」という感じです。それによって顧客の経営環境はどうなるかも記載します。

しかし、その解決策を解消するのに高いハードルがあるでしょう。例えば上記の例の場合、

・膨大な分析コストがかかる
・ニーズは常に変わるので追いきれない
・改善サイクルが回しづらい

などのハードルがあります。このハードルをクリアすることがPMF達成要件の重要ポイントになります。あくまで課題ファースト、課題ドリブンで考えることが大切です。

3:顧客が喉から手が出るほど欲しいものは何か

そのハードルをすべてクリアする手段こそが、スタートアップのなせる技です。しかしもっと大切なのは、何に課題を感じているかを特定することです。そこがずれていると、全てがずれます。

そして、その課題を一言で言えるキャッチコピーも重要です。これは単にPRに使うという意味ではなく、端的な説明できないと、顧客に伝わらないからです。しっくりする一言を編み出すのもとても大切なことです。

ちなみにこのキャッチコピー考案はめちゃくちゃ難しいです。当たり障りのない言葉を並べてもダメで、とにかくコピーライターのように、たくさんネタを出して、必死にこれだ!というものを生み出すことを意識します。

そして、その喉から手が出るほど欲しい課題に対してどう解決策を提示するか。ここまでくれば、何を開発したらよいのか、ある程度道筋が立つはずです。あるいは、自分たちが思っていた開発方針とは違うものが描かれることもあるはずです。

4:マイルストーンを描く

ここまでくれば、その高いハードルを解消させるためにリーンスタートアップ方式で、どんどんユーザーからフィードバックをもらって、プロダクトを仕上げていきましょう。

大切なのは、必ずしもハードルをクリアしているか検証することです。そのハードルをすべてクリアしていないと、「喉から手が出るほど欲しい」状態とは言えません。

また、開発の際は、あくまでコアとなる部分のみ開発します。付随する要望については、今の段階では無視して良いと思います。そのかわり、なるべく顧客に負荷がかからないように、必死でサポートすべきです。

いかがでしたでしょうか。

理論ではなく、実務に落としてぜひPMF達成を目指してください。スタートアップが日本を明るくします!

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