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自分の軸を見つけたい~メモの魔力を読んで~

子供から大人になっていく過程で、色々変化したこともあるけれど、根本的な軸はずっとあまり変わっていなかったんだ。そう思えて、少し自信がついた。

あの時、メモの魔力の自己分析1000問ノックを、途中まででも、やってみてよかったと思った。



大学3回生の半分以上が過ぎて、就活も早期選考が徐々に始まりそうなそんな冬の頃。ぼんやり就活の軸について考えることが増えていく日々。

「自分の軸って改めて何だろう……。もっと就活が本格的になる前に、自己分析しておかないと……」

そんな焦りもあったと思う。大学からの帰りの電車の中、スマホで検索をかけて自己分析の本を探す。その中からいくつか候補を絞って、帰り道にある書店に立ち寄った。そこで少し本を少し見てみて、「これにしよう!」と決めたのが、前田裕二さんの『メモの魔力』!!

まずは本編を読む。メモをそういう風に活用したらこういうことも見えてくるのか、こういう風な考え方もあるのか、こうやって言語化していけばいいのか……など、個人的に本編は目から鱗落ちるような感覚だった。

本編を読んだ後、「ファクト→抽象化→転用」のフレームワークを使って、巻末の「自分を知るための自己分析1000問」(自己分析1000問ノック)にトライする。幼少期から振り返るから、どんどん昔の記憶も引っ張り出して、その時の行動や考え方を書き出していく。夢・好き嫌い……etc.色んなものをノート上に晒していく。どこか気恥ずかしさもあったけど、「このノートは自分しか見ないから素直に書け!」と自分で自分を鼓舞して笑、1問1問答えていく。

3回生の1月から始めて、本格的に就活解禁になった3月迄でノート大体2冊分になった。(これでも1000問にはほど遠かった。道のりは長い……笑)

答えていくうちに、「あれ?こういう考え方、さっきどこかの質問でも書いたな?」とかが見えてくる。ノートに書いた内容をもう一度最初から振り返ってみる。成長していくうちに変化した部分もあるけれど、幼少期から大学生までの様々な問いの答えに共通する根本的な部分がある。

「あっ、これが自分の軸か!!」

成長していくうちに、ちょっと見えづらくなっていただけで、こういう考えが自分の軸だったんだ。これからも大切にしたい軸はこれだ!!

就活をしていく上で一番大切にしたい軸が見えた瞬間だった。(具体的な軸の話しは、気が向いたら別の記事で書いてみようかな)

この後就活がどんどん忙しくなったため、一旦ここで自己分析はストップさせて、ESや面接などの選考に集中した。


あれから月日は流れて、無事に就活を終えて、大学も卒業して、社会人になった。就活では複数の業界を受けたけど、どれも根本の軸を色んな角度から捉えれば、当てはまる業界ばかり。『メモの魔力』を通して見つけた自分の根本の軸は、何とか最後までぶれずにいくことができたと思う。


「自分を知るための自己分析1000問」は、まだ1000問目までは行っていない。1000問目までの道のりが遠く感じて、一旦中断したまんまだ。大学生を卒業して、社会人になって2年目。大学生までの年代部分だけでも、最後のレベルまでやってみると、また何か発見があるかもしれない。久しぶりに当時のノートを開いて、やってみようかな…?


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