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「帰って来たドラゴン」観てきました。

こちらの前回の記事でご紹介したとおり

只今倉田保昭さんが出演されている香港アクション映画
「帰って来たドラゴン」が、新宿武蔵野館ほかにて
大ヒット上映中です。

特設サイトもこちらへ貼っておきますね

劇場の大きなスクリーンとしっかりした音響の中での没入感
テレビで観るのとは違う迫力が体験できますので
可能な方は是非劇場で観てみて下さい~✨


「帰って来たドラゴン」の感想

こちらの作品はDVDを持っていて、最初拝見した時に
ラストバトルのお二人のあまりの身体能力に
びっくりしてしまいました。特に超人の域の
ジャンプ力と足技ですよね。
今回劇場で拝見できるというので楽しみにしていました。

冒頭から見どころ満載でしたね(^^)
流浪の旅をしているドラゴンは
犯罪と暴力が渦巻く金沙村へとたどり着く。
そこでチベットの秘宝、シルバーパールを巡る
奪い合いが繰り広げられる。

一応時代設定としては清朝末期~中華民国初期なのですが
主人公が持っている組み立て式のハンモックや
ドラゴンに弟子入りした2人組が修理工?のおじいちゃんから
もらい受ける電動キックボード的なものなど
制作当時1970年代当時のアイテムにしか見えないものが
登場していて面白かったですね。

さすがに内乱直後にはそのようなハイテク物資は
ないだろうからw
でも当時もそうだったのだと思うけど、
庶民がちょっと手の届かないようなアイテムを主人公や
出演者が使う事は富のステータスだし、
それを自在に使える、その環境へ純粋に憧れは持ちましたね。
そういう気持ちを思い出しました。

旅をしている主人公ドラゴンを襲ったけども
逆にやり込められて弟子入りする2人組
リトル・マウス(マン・ホイ)とブラック・キャット(ハン・クォツァイ)
この2人の身体能力もものすごかったですね。
カンフーというよりはアクロバティックな身のこなしが
この作品では印象に残ります。

マン・ホイはジャッキー作品では
「ファースト・ミッション」でのシャンヤンの同僚イアンが
印象深いのですが、あんなに素早くバク転を何回もできる
人だったのかと改めてびっくりしました。この作品当時
15歳。まだあどけなさが残っているのもびっくり。

ハン・クォツァイは
「タイガー・プロジェクト/ドラゴンへの道 序章」や
「必殺鉄指拳」などでジャッキーと共演されているの
ですが、こちらの身体能力も凄いんですよね。
マン・ホイと2人組の子分キャラというのもあり
コミカルなシーンが多いのですが、作品の中の重要な
キャラには違いないです。子分なのに安心して
観ていられる異常さよw

さて、ブラック・ジャガーこと倉田さんですが
まず主人公のドラゴンのキャラクターをご紹介すると

旅をしながら行く先々で悪事を働く者を懲らしめている
正義感の持ち主

ではあるものの

その悪人を懲らしめるためには手段を選ばない。
嘘も付くし犯罪に少し足を踏み入れる事も。
秘宝シルバー・パールを追う目的も正義感から来るもの
なのかはわからない。

対して倉田さんのブラック・ジャガーは
村の悪のボスであるイムに頼まれ
チベットより秘宝を運んできた
非情な殺人空手の使い手。
しかし子分を従えるでもなく単独行動が
メインで、闘う時は非情ではあるが卑怯な手を
使ったりはしていない。

ブルース・リー亡き後の
第2のブルース・リーが騒がれていた時代。
ちょっと主人公ドラゴンはブルース・リーの
キャラクターとの差をつけるためのものなのかも
知れないですね。>手段を選ばないとことか
それが逆に悪役のブラック・ジャガーの一貫した
信念のようなものを受け取り

ブルース・リャン同様についつい倉田さんを
応援したくなってくる

というのはあるような気がします。

アクションはもう言わずもがななのですが
倉田さんのインタビュー記事などを拝見すると
アクションなどの事前の段取りなどが全く無くて
ブルース・リャンと色々試行錯誤しながら
考えて撮影に臨んだとあって
実際に喧嘩する時の動きがリアルに感じられて凄かった
ですね。それをちゃんとエンターテイメントへ
昇華させているのも。壁を両足であんな登り方して
しかも闘うなんて普通考えないですからね💦

まああんまり比べても意味は無いとは思うのですが
ジャッキー作品の「カンニング・モンキー 天中拳」
秘宝(劇中では秘薬)を巡るお話で。
しかしこちらはまだお話の世界観の中にジャッキーの
キャラクターもアクションも内在していると思っていて

「帰って来たドラゴン」は上記の作品と比べると
お話の世界観からは少しはみ出した部分に魅力があり
上で触れた主人公の使うアイテムや
ラストバトルの延々と続くアクション
(しかし途中でダレないの凄い)は
お話というより作品の作られた70年代当時の空気感、
生きていく上での泥臭さや生きる力を感じる事が
できるんですよね。ジャッキーの作品でも感じられますが
よりリアルな形で感じられると思います。

ちなみにどちらが良いとか悪いとかは言えないですね。
どちらにも良い部分、悪い部分があって
それがまぜっかえされて強烈な魅力となっています。

今回は2Kリマスター完全版という形で
一応画像も良くなっているのかな…?
個人的には画像はそこまで期待しない方が良いと
思うのですが
今まで削除されていたという宿の使用人役で出演している
石天さんのシーンが復活!!という事で
あーこれこれ!!これぞ石天!!という
強気を助け弱気をくじくセコイキャラの
石天さんが堪能できました。主人公たちに手のひら返し
するとこまでがワンセット。安定過ぎますよねあのキャラ。

最後に出演者の中で紅一点、イーグル(ウォン・ワンシー)
彼女も秘宝シルバー・パールを狙っていた伝説の女格闘家
だったわけなのですが、ブラック・ジャガーに攻撃され
ドラゴンにシルバー・パールを託して息を引き取ります。
もう少し彼女の抱えている事情も知りたかったですね。
彼女の描き方がもう少し違ったらもっと違うテイストの
作品になったのかな?と思いました。

上映後に舞台挨拶がありまして

「帰って来たドラゴン」「夢物語」上映後に
倉田保昭さん、谷垣健治さん登壇の
舞台挨拶があり、幸運な事にこちらにも参加する事ができました。

結構近い距離で参加させて頂いて恐縮です


舞台挨拶の内容は、映画ナタリーさんが詳細な記事にされています。

お二人のお話が聞けるだけで楽しい時間だったので、
内容を映画ナタリーさんの記事で補完していますがw
ラストバトルはほぼブルース・リャンと倉田さんしか出て来ない
少しだけスタントマン使ったシーンあったかな?くらいで
ずっと本人たちだけでアクション撮影されていたという
その話をされていました。
アクションシーンだけで一ヶ月半!!
ジャッキーも確かにアクションシーンに力を入れていますが
ほぼリアルファイト的な撮影はさぞかし大変だっただろうなと
思いました。

しかしほんの2~3ヵ月の間に
13年ぶりに来日したジャッキーの舞台挨拶も見れて
凱旋帰国50周年記念として倉田さんの作品が
劇場で観られて舞台挨拶まで参加できるとは。
こんな巡り合わせで色々起きます?!?!

私にとってメモリアルイヤー過ぎんか。
来年になったら地獄の一丁目の始まりとかになってたら
怖いんですけど💦

サイン会も参加してきました

劇場内で書籍orポスターorパンフレットを購入された方は
舞台挨拶後に行われるサイン会に参加できますというのもあり
パンフレットを購入。

内容がめちゃくちゃ充実していましたね。
ちゃうシンイチーさん、江戸木純さんのエッセイ?コラム?
が読みごたえがありました。

倉田さんのフィルモグラフィと共に、倉田さん自身が
出演作の語っているページも最高でした。

ところで、私サイン会とやらは初めて参加だったのですが
やはりサイン会へと参加する方々で行列ができていまして。
遠くから他の方の様子を拝見したりしていましたが
ここへ来るまでの熱い想いなどを語られている方も
いらして、すみません💦そのような熱い想いがなくて💦
と思いながら列に並んでました。私が変に冷めている
だけなのかも知れないですが💦
何かに熱くなれるものがあるのは凄く素敵な事。
少し羨ましくもあります。

サイン会を良くわかってなかったので
前列の方々の見よう見まねでこのページにサインを頂きました。
SNSを拝見して、他のページ(自分の好きなとこ)に
サイン頂けるのね!!と理解しましたw
私の場合はこのページで良かったので結果的に良し✨

いやしかし、こうやってnoteに記事として
散々書いておいてお礼とか言わないのもな~
でもでも他の方々のご迷惑にならない程度にお伝えさせて
頂こうという事で
「YouTube拝見しております」
「また(動画の更新を)楽しみにしております」

のみをお伝えしました。
さすがにnoteにて記事をバンバン出しているとか言えん!!

だって楽しみじゃないですか?日本を代表する
アクションスターですよ?!?!?!?!?!?

最後握手もして頂き、感謝の限りです。

というわけで、劇場へ行ける方は
観に行った方が良いよ!!生きる力をもらえるよ!!

他の作品も公開されたら、そりゃ行きたいよ!!
楽しみにしております。
改めまして大ヒットおめでとうございます!!!!!




私はジャッキー・チェンを良く知らない、最近知ったばかりの方へ向けて記事を書いていきたいな~と思います。 メリケンコさんのYouTubeで訳詞を提供しております。そちらもどうぞ https://www.youtube.com/c/moriatomerikenko/videos