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みっともなくもがいて、泥臭くあがくしかない。

心が沈んでいるとき。胸の内がきゅうっと締め付けられるとき。僕の身体は、言うことを聞かなくなる。朝、布団から起き上がるエネルギーは見当たらない上に、なんとか這い出ても一日中眠い。そして、夜は21時ぐらいには目が開かなくなる。

なにもできずに、ぬるりと過ぎていく日々。

布団の上で溶けていく時間を感じながら、それでも動いていく社会を想像しては、自分のどうしようもなさに嫌気が差す。

その度に、この問いが頭を占める。

どうしたら、僕は心地好く生きていけるんだろうーー

答えが見つかったから、このnoteを書いている……となると良いのだが、あいにく辿り着いてはいない。むしろ、脳内はハテナでいっぱいだ。

熱中できることを見つければいい?
好きな人とだけ働ければいい?
好きな場所で自由に暮らせればいい?

きっと、どれも正解でどれも不正解だ。こちらを立てれば、あちらが立たず。僕の心地好さは、複雑な凸凹をしているのだろう。ぴたりと当てはめるのが難しいんだと思う、多分。

じゃあ、浮いた部分の空白をそのままにして、満たされなさを抱えて生きていくのか。残念ながら、そんな器用さは持ち合わせていない。

「生きるってこんなもんだからね」と歩みを進められるほど、僕は強くない。

心が沈むときは、胸の内がきゅうっと締め付けられるときは、だいたい灰色の世界を受け入れようとしてしまったときだ。色鮮やかな世界を諦めようとしてしまったときだ。

ここでしか生きられないんだと思うと、僕は絶望してしまう。

バタバタと手足を動かして、迷って、悩んで、壁にぶつかって、転んで、血を流して、ふと息を深く吸って、また手足を動かして。

他の人からしたら、行き当たりばったりの生き方かもしれないし、もっとちゃんとしろよと思うかもしれない。

でも、そうやって生きていくことしか、僕はできない。

だったら、みっともなくもがいて、泥臭くあがくしかない。そしてその先で。大切な仲間たちと「気持ちいいねぇ」と伸びをしながら語り合える日々を過ごそう。

夢物語だと笑われようが、もがくこともあがくことも、止めたくはない。不器用な生き方を全うしたいと、心から思う。

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