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家財や身の回りの物の整理と処分【他者にまかせるもの】

亡くなった方の家財や身の回りの物の整理と処分について記事にします。

遺された者には、これまで【他社にまかせるもの】として記事にしてきた葬儀や法要や納骨や各種届出や手続き等や遺産相続手続きなど、期限が決まっていたりやるべきことがあり、更に次の記事に記しますが生活していくうえでも遺族年金や給付申請など必要なこともあります。
【他者に任せるもの】
1.葬儀や法要や納骨
2.届け出や手続き(年金・公共料金・世帯主変更・生命保険など)
3.遺産相続手続き
4.家財や身の回りの物の整理と処分
5.遺族の生活(遺族年金・遺族給付)

前回の記事の遺産相続手続きの財産の把握の段階で、亡くなった方の財産や家財や身の回りの物にも目が行き、これらもどうしようかと思うこともあると思いましたので、こちらは期限はないですが関連として今回記事にしていきます。

また亡くなった後に【他者にまかせるもの】を把握したうえで、遡って、生前にできることを考えていくと、よりご自身に必要な終活のスタイルもみえてくると思いましたので、これらも”終活”の一部として記事にしています。

整理や処分は遺産分割協議が済んだ後になりますので、それにより行き先が決まっているものは、別にしておきます。

亡くなった方の家財や身の回りの物(遺品)の整理や処分は、感情的にも実務的にも大変な作業です。
手順を計画し、話しあってから行うとスムーズに行えるでしょう。

〇量の把握をする
〇時間の把握をする 
〇誰が行うか(誰が手伝うか、分担するのか、業者に依頼するのかなど)を決める
〇分類して整理・処分等する(カテゴリ別にわける)

〇量の把握をする
全体量の把握をします。物入や小屋などがある場合もあるので、間取り図などを書いてどこになにがあるのか大体のことを記載すると、見える化され、把握できやすくなるでしょう。

〇時間の把握をする
・退去が決まっている場合など、物を保管している場所の時間制限の把握をします
・全体を整理処分するのにかかる時間の把握と予測をします

〇誰が行うか(誰が手伝うか、分担するのか、業者に依頼するのかなど)を決める
量と時間などから、誰が行うかを決めます。
※遺品整理業者を利用することで、短期間で効率的に遺品を整理できます。
特に、賃貸などで退去期限が決まっていて時間的な制限がある場合や、量が多い場合や、整理する者が一人しかいないなどで体力的・精神的に負担が大きい場合は検討してみましょう。


〇分類して整理・処分等する
カテゴリごとに分けます

・書類の整理
・想い出の物
・デジタル遺産の整理
・寄付可能なもの
・不用品の処分 
・その他

・書類の整理
遺産相続手続きの財産の把握の段階で大体の必要なものは抜き出してあるとは思いますが、重要な書類や契約書がないかしっかりと確認整理しましょう。
・想い出の品
家族や親しい人と相談し、保管する品を選びます。写真や手紙などはデジタル化して保存することも検討します。
・デジタル遺産の整理
パソコンやデジタルカメラやビデオやDVDなど、想い出の品に関わる物もあるかもしれないので、確認しましょう。
・寄付可能なもの
まだ使える衣類や家具などは、寄付が可能か専門家に査定してもらい慈善団体に寄付することができます。
・不要品の処分
リサイクル  家電や金属製品はリサイクル可能です。
ゴミとして処分  地域のゴミ収集ルールに従って処分します。
大型ゴミの場合 専用の回収サービスを利用することもあります。


状況に合わせ、無理なく進めることが重要です。
こうやってみますと、結構やることがあるのだなと思います。
これらを生前整理の視点でみてみると、ご自身の終活にも生かせることがみえてくるのではないかと思います。

以前、下記リンク記事にて【自分でできるもの】として、「所有物の把握と処分」を書いていますので、参考になりましたら幸いです。




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