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いいねをもらいたいから書くのですか?

最近読んだ本に「読みたいことを、書けばいい」があります。

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よくあるハウツー本とは違い、著者は冷めた口調。なのに説得力が高く引き込まれる不思議感。
行間が空きまくっていて、内容も少ない。
だけど何度も読み返してしまうのですから、何かしらの力があるのでしょう。

特に私の心を打ったのは「他人からの評価」。
実は褒められるが一番厄介なんだなぁと思った次第です。

今日はそんな「書く」という本質と「SNSでの評価」をピックアップしてみます。


人を刺すのはクソリプより「いいね」

SNSでの評価には大きく分けて、けなし(クソリプ)と褒める(いいね)があります。

けなしならスルーすればいいけれど、褒めるは意外と人の心を刺すものだなと気づかされました。

どういうことかと言うと、書いた記事や投稿が多くの人に褒められると、そのスタイルから抜け出せなくなる危険性があると思うんです。

褒められる=いいねがもらえる。
だから書き方も、投稿する内容も、思っている本心を隠して、ウケがいい形にしたくなる。
そしてフォロワーが増えると、フォロワーに去られたくない気持ちが強くなって、言葉を選ぶようになる・・

そんな偽りの姿は、いつか破綻します。
私もだんだん投稿自体辛くなってきたし、そういう内容って、読み手もなんとなく猫かぶっているように読み取れたりするみたいなんです。

私も多分にもれず、本当の自分らしさが出せなくなりました。


SNSは残酷です。

いいねの数で否が応でも人と比較されるし、自分の無力さや価値観の違いをまざまざと見せつけられる。
そんな現実に、嫌気が指すのも納得します。

そんな心境の中で、著者である田中さんの一言は、私の心に強く響きました。

評価の奴隷になった時点で書くことが嫌になってしまう。
あなたはあなたの人生を生きる。その方法の一つが「書く」ことなのだ。


人の評価は人のもの、私の評価は私のもの。

いいねをもらおうが、もらえなかろうが、他人の評価など二の次三の次。

自分らしさを貫き通すのが、本物の強さだと思います。

たとえ誰も見ていなくても、たとえ独りぼっちだと嘆いていても、好きだから私は書く。
好きだから思いを伝える。
理解されなくても、届かなくても。

多分皆さんそんな思いでここに書いているのだと思います。

書いた思いはいつしか報われるかもしれないし、そのまま去られるかもしれない。

ただ、忘れてはならないのは、人の評価で自分を否定しない。
自分の評価が本当の評価であって、他人からの評価は違うと思います。

人の価値観で自分を曲げない。その信念さえあれば、この世の中、強く生きていけると信じてます。


最後に、紹介した本のことも。

何度も語られていたのが、書いている本人が面白いと思わなければ、読む人なんていない。

当たり前だけど、堅苦しい上辺っつらより、本音をぶつけた方が読んでて楽しいです。
私もそんな気持ちで、これからも書いていこうと思います。

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