転職活動からの撤退と昇格

いよいよマミートラックから脱出したくて転職活動をしていたのですが、残念ながら中断することにしました。

心身ともに調子を崩してしまったんです。
たぶん、キャパオーバーだったのでしょう。

なにかを諦めたり中断したりすると、どうもかなしい気持ちになりますね。
自分がダメ人間のように感じられて。

あぁ、在宅勤務やフレックスタイム制など子育てと両立しやすい柔軟な環境に身を置きバリバリ稼ぐキラキラワーママになりたかった。

とはいえ、健康は大事なので悪い選択ではなかったと信じたいところです。

◾️まさか転職活動で体調を崩すなんて

転職後、環境の変化に耐えられず病む可能性はあると思っていました。
でもまさか転職活動自体で病みかけるとは。

ある日いつものように働いていると、無性にかなしい気持ちになり、なんだか涙が出てきそうになったんです。

これはよろしくない。どうしたのかしら。
しばらく原因が分からなかったのですが、ふと最近変わったことといえば、転職活動をしていることだ、と気づきました。

転職活動を始めてちょうどひと月半が経ったところでした。

◾️肌荒れとメンタル不調

その頃私はフルタイム・フル出社勤務と家事育児に加え、移動時間に求人情報を確認し、応募しては落とされ、たまに面接に呼ばれる日々を過ごしていました。

余暇がほぼ、ありませんでした。
今思うと耐えられるストレス量を超えていたのでしょう。限界までやらないと自分のキャパシティがわからないのって難点ですよねぇ。

実はメンタルに不調が出るより先に、肌が大変なことになっていました。
たまに指先にできる水疱が、いつもは自然と消えるのに今回は永遠に治らず、もの凄いかゆみを伴ってつい掻いてしまうので、いつまでもじゅくじゅくとした傷を作り続けておりました。

さらには足の虫刺されに細菌が入ったのか、赤く腫れあがり、かゆみもり、患部がどんどん広がって、見た目がグロテスクでスカートを履けない状況に。
それが何箇所か発生していました。

冷静に考えれば、身体が悲鳴をあげていたのでしょう。そこにメンタルの不調です。

状況をSNSでつぶやくと、友人から

「趣味等を楽しめているようだからそんなに心配してはいないけれども、それを超えると半年は何もできなくなる可能性があるよ」

と言われ、それは困る、子育てもあるし、稼がねばならないしと、とりあえず転職活動を辞めることにしました。
守るべきものがあるというのは重荷と言えば重荷だし、攻めた行動がとりにくくなるといえばそうなのですが、もしかしたらそれらのおかげでぶっ壊れる前に判断できたのかもしれません。

私の野心やプライドやキャリアの進展も大事だけど、健康にはかえられないのです。

◾️エージェントの励ましコピペメール凹むのよ

とはいえ転職活動なんて多くの人がやっていることなのに、私はそんなこともできないのか。

なんて私という個体は弱いのか。

と、忸怩たる思いがありました。
今もです。

異業種を狙っていたのもあって、書類でたくさん落とされ、エージェントにコピペで励まされまた応募を促されるのにも疲れてしまったのかもしれません。

複数窓口とやりとりする余裕がなかったのでとあるエージェントさん一本で活動していたのですが、担当してくださった方は良い方だったんですけれど、励ましのメールが凹むんです。

落ちるたびに、優しく寄り添い、なぜか詫びてくれ、段階にあわせて適切なアドバイスも記載したメールをくれるんですが、コピペなんです。

沢山案件を抱えていらっしゃるでしょうからそりゃそうだよな、とは理解できるのですが、「優しい」のに「コピペ」なのがなんだかしんどくて。

いっそアドバイスなんて無いかそっけない方がありがたいと思ってしまいました。

ちょうどその後、配膳してくれるネコちゃんロボットのいるファミレスでネコちゃんロボットかわいいありがとうと癒されてたので、不思議です。

ネコちゃんロボットだって言うことは一辺倒の決められた内容です。
なのにネコちゃんロボットはかわいくてエージェントだと凹むのは何なんでしょうか。

人間相手だと過剰に期待してしまうのでしょうか。

そんなわけで、転職活動に時間を取られ、5月以降noteの更新が減ったというわけです。

◾️肌に合わないことをしていたのだろうか

不思議なもので、転職活動辞めよう、と決めてからはよく面接に呼ばれるようになりしばらく活動が続きましたが、この度すべてが片付きました。

肌も薬が効いてずいぶん良くなり、メンタル不調は、辞めると決めてからすぐ良くなりました。
シミみたいな跡は残っているけれどスカートも履けるようになりました。
noteも再び書くことができて、とても楽しいです。

これまでも体力の限界を迎えて高熱を出したり、ストレス性の難聴になったり、色々体調は崩しましたが、こんなに「肌」にくるのは人生で初めて。

なにか「肌に合わない」ことをしていたのだろうか、本当は転職したくなかったのだろうか、方向性が本心とは違ったのかしら、と言葉遊びみたいですが考えてしまいます。

自分のことなのに自分の本心というのは意外とわからないものですね。

とはいえ環境を変えたい気持ちはあるので、来年息子が小学校に進学し、環境の変化に慣れたらまた考えようと思います。

子が小学校に上がる前に環境を整えたかったんですが、健康診断とか説明会もあることを失念していました。タイミングがギリギリすぎたかな。

もう若くない、今が一番若いのだからと焦っていたのかもしれません。

そんなこんなで職場は現状維持となりましたが、このたび昇格することになりました。
といっても平社員には変わりないうえに、妊娠出産育児で遅れ、さらにコロナ禍で遅れ、通常の倍も時間がかかってしまいました。

5年でいくところを10年、7年でいくところを14年、という具合です。泣けますね。
私の人生これからだ！と切り替えていきたいところですが正直そこまで前向きにはなれていません。
でも何かいい方向に進むといいですね。

一方、私が転職活動を諦めて体調が落ち着いてきた頃、今度は夫が激務がたたってしばらくお休みしたりしたので、結果的にやはり転職活動を辞めて良かったような気がします。

何も成し遂げていない私がいうのもなんですが、子持ちの転職は、

・家族の転職、進学と時期をズラす
・何もせず悩み続けるくらいなら動く
・いのち最優先

が大事そうです。

結局中断してしまいましたが、色んな会社を知ったり、他業界他業種について調べたり、面接で他社の方とお話したり、自分の向いてる業務内容がわかってきたりした点は面白かったし得るものもありました。

それでは。