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ごみ出しマナー問題

わたしの住む大阪市は、ごみ出しの分別が比較的緩い。直径30センチ以内ならフライパでも小型家電でも普通ごみで捨てることができる。

しかし、いくら大阪市でもペットボトルやビン、缶などの資源ごみが混ざった普通ごみは収集せずその場に置いて行く。

このため、普通ごみに混ざったペットボトルなどを管理員さんがわざわざ取り出して、環境局のごみ収集に間に合うように処理をしているマンションも少なくない。

これは単なるマナー違反では済まされない、重大な問題である。


■  具体的なルール違反のゴミ対策はこちらをご参照ください ■

管理員さんがごみを分別する作業に時間を割けば、そのほかの清掃業務や事務業務をする時間が減ってしまい、マンションの損害になるからだ。

このごみの分別問題に頭を悩ませたあるマンション管理組合は、環境局が置いて帰ったごみに

「収集されませんでした。出し主は直ちに持ち帰り、正しく分別してください。」という警告文書を貼り、ごみ庫に置いて出し主を待った。

しかし、一向に持ち帰ってもらえず、結局管理員さんが分別して次の「ごみの日」まで収集を待つことになるのだった。

また、処分費有料の粗大ごみがごみ庫に置かれた場合は、「持ち帰ってください。防犯カメラで確認します。」と警告することも多々あった。

こんな「ごみ出し問題」に画期的な方法を採用しているマンションの話を聞いた。

そのマンションは、ごみ出しルールを守らないごみには貼り紙をして、1階エレベーターの扉横に置くというのだ。

エレベーターに乗る人全員に注目される場所に自分のごみが置かれているという状況は強烈らしく、そのごみはすぐに持ち帰られるそうだ。

自分のごみが人目に付きにくい場所に放置された場合は知らんふりできる人でも、エレベーターホールで人目にさらされることに対しては拒否反応が強いようだ。

この対処方法を考案し、許可した組合は強いなと、心から感心した。

わたしの担当したマンションでは「エレベーターホールに置く」という強硬手段に及ぶことはなかったが、お悩みのマンションでは一度試されてはいかがだろうか。


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