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ステイホームで変わる「住まいに求めるもの」と「住宅会社の探しかた」

ステイホームを経て、人々が住まいに求めるものや、家を建てたい人が家づくりに関する情報を収集する手段も変化しています。

これから家を買いたいと思っている人や、いま住宅を設計・建築している人は、いったいどのように情報を集め、どんな家づくりをしたいと思っているのでしょうか?

住宅業界のプロ向けメディア・新建ハウジング(新建新聞社)では、ウィズコロナで変化した家づくりのニーズを知るために、「2年以内に住宅購入を検討している」または「現在、住宅を設計・建築中」の計600人を対象にアンケート調査を行いました。一部を抜粋してご紹介します。

<調査概要>
【方法】インターネットによるアンケート調査
【時期】2020年6 月5日~8日
【対象】2年以内に新築住宅を建築・購入予定、またはすでに契約済みで設計・建築中の男女600人(男女比1:1)
 ▶建築予定者:新築戸建て注文住宅の設計・建築を予定306人+建て替えを予定78人=合計384人
 ▶現在設計・建築中:新築戸建て注文住宅を設計・建築中190人+建て替え26人=合計216人
【建物予算平均】3026万円


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新型コロナ・ステイホームが住生活に与えた影響は?

一番多くの人が回答したのが「光熱費が高くなった」で約40%。次が「家族がリビングに集まって…」で約32%でした。
ステイホームで家族時間が増えたことで、光熱費が上がり、またリビングの重要性が高まったことがわかりました。

一方で、「家の間取りや性能が原因でストレス」も約30%が回答。
間取りプランや住宅の性能が心身に直結して影響することがわかりました。
「キッチン(空間)の使い勝手の悪さ」も約30%が回答し、キッチンリフォームの潜在需要も感じられます。


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新型コロナ・ステイホームの影響で重視するようになった居住環境は?

近年多発する自然災害のイメージが記憶に残っているのか、トップは「自然災害に対して安心な立地」で、約40%が回答しました。
次いで「買い物などに便利な立地」が約36%、「通勤・通学に便利な立地」が31%と続きます。
これら上位3つについては、ビフォーコロナの回答との差異は感じられませんでした。

一方で、「自然が豊かな環境」29%、「住む場所は地方部や郊外でいい」約24%については、コロナショックで生まれた、開かれたまばらなエリアに移動する「開疎化」に対する潜在需要を感じます。

逆に「都市の中心部がいい」は約8%と少なく、三密回避の傾向が。
これらからは、低災害リスク×利便性×開疎を満たす地方都市の可能性が見えてきます。
テレワーク・在宅勤務が一般化し、住む場所について考えを巡らせている人も多いのではないでしょうか。


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新型コロナやステイホームの影響で、以前と変わった「住宅に求めるもの」は?

「リビング」は20代女性で回答率が高く、30・40代の男性は「個室」の回答率が高い結果でした。
ステイホームと子育て中のテレワーク経験の影響が感じられます。
また、20代女性は「キッチン「庭」「楽しめる場所」「デザイン」の回答率が高く、おうち時間を積極的に楽しもうとする姿勢も。


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住宅会社はなにで探した?(探す予定?)

「総合住宅展示場」は約41%。男性の回答率が低く、特に20代男性は30%なのに対し、20代女性が約49%と差が大きく開きました。
一方で「単独モデルハウス」は約19%と総合住宅展示場よりも低い結果となりましたが、こちらは女性よりも男性の回答率が高い傾向に。
女性はたくさんの住宅を実際に見て情報収集し比較したい、男性は事前に情報を集め決め打ちで単独モデルを確認したい、という仮説が立てられます。
皆さんはいかがでしょうか?

次に約25%で「SNS」が続き、20代、特に男性の回答率が40%と高い結果に。
40代から回答率が減少し、特に40代女性は約11%と低い結果となりました。

残りは、ほぼ回答率20%前後で横並びとなりましたが、「住宅雑誌」は平均約20%に対して20代男性が35%と高く、「イベント」は平均約20%に対して40代女性が約32%と高い結果となりました。


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利用したオンラインサービスは?

トップはホームページで約40%。続けて「ポータルサイト」が31%。
男性のほうが回答率が高く、事前の比較検討に活用している様子がわかります。

次が「インスタ」で約17%。20代女性は約26%と高い結果となりましたが、男性は回答率が低い傾向に。
逆に「フェイスブック」は女性の回答率が低い結果となりました。


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今後、住宅会社からの営業行為や契約後の打ち合わせなどは、オンライン(ウェブ)活用で非対面がいい?

トップは「基本対面+オンライン」で全体で約33%。女性の回答率が高く、特に40代女性は約47%が回答しました。

続いて「基本オンライン+対面」で約29%。こちらは男性の回答率が高
く、男女の差が出ました(ただし50代女性はこちらに約44%が回答)。

意外にも「オンラインのみ」には約10%が回答。総じて男性の回答率が高く、20代は20%に、40代は約18%にのぼりました。
同じ20代・40代でも女性は約7%・約2%しか回答しておらず、男女で大きく差が出ています。

これらから、対面の営業や打ち合わせに負担を感じる男性が想像以上に多い
可能性が見えてきた。一方で女性については、対面で要所を確認しつつ、オンラインも都合に合わせて活用したいというニーズが感じられます。

一方、「対面のみ」の回答は全体で約29%にとどまりました。
約71%(男性74%・女性69%)は程度はあれどオンラインを活用したいと回答していました。
ただし、自由回答では、オンラインによる連絡・打ち合わせの不備や不足を心配する声もありました。

「家を建てたい!」と思ったとき、ぜひこのアンケート結果を参考にして、自分にぴったりの住宅会社を見つけてくださいね。


※本記事は、新建ハウジング/新建新聞社が発行した「工務店のためのコロナ対策読本」(発行:2020年6月30日)掲載記事を再編したものです。
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