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Apres Faure / Brad Mehldau
先般取り上げたのと同じ企画で今回のはフォーレ。
…と言いつつ、正直フォーレはレクイエムと亡き王女のためのパヴァーヌが強烈過ぎてあとがあまり詳しくない。果たしてどうだか…
で、思うこと。
やはり、ジャズの人の中でもクラシックの素養や、スタートがクラシックだった人だと、それぞれのエッセンスがブレンドされてクラシック一辺倒の人よりも味わいが出る。
その意味で、フォーレの原曲の録音はさすがだった。何度聞
After Bach, After Bach Ⅱ / Brad Mehldau
現代ジャズピアニストの中でも売れてるお一人であるブラッド・メルドーの企画もの。
バッハのピアノ曲をモチーフにしたオリジナル曲を、インスパイア元のバッハの曲に続けて収録、というもの。
取り上げてるのは平均律などなど。
まず、以前にも別の人ので聞いたけど、ジャズの人が弾くクラシックはやはり表現が豊か。別にクラシックピアノの人をdisるわけじゃないけど、とかくテクニックを見せたがる人がクラシックには結
1978 / Jose James
R&Bと融合させたコンテンポラリジャズボーカリスト、ホセ・ジェイムスの4年ぶりの新作。
彼の生年をタイトルにして、彼にとってのスターだったマーヴィン・ゲイ、プリンス、スティービー・ワンダーなど、70年代後期から80年代のソウルミュージックへのオマージュを9曲に込めたとのこと。
彼はこのアルバムのようなコンテンポラリーも歌えば、ビリー・ホリディのカヴァーなどmodern jazzシーンもこなし、器
Jazz Hands / Bob James
まず一言。
おじいちゃん元気だなぁ、お疲れ様でございます!
これだなw
御年84歳。まだ現役ミュージシャンとして新作をリリースとは、いや本当に大したもんです。しかも、ただただ昔の名前で生きてるだけではなく、新曲10曲ちゃんと揃えてくるんだからただただ尊敬しかない。
コンテンポラリージャズの第一人者として、一言で言えば清涼飲料水のような、耳馴染みの良い、スッキリしたサウンドで最初から最後まで気持ちよ
Dream Box / Pat Metheny
まるでコロナによる混乱を予知したかのようなFromThis Place、ライターに徹して一筋の光を求める内省的なリアリティを追いかけたRoad To The Sun、そして新進気鋭のアーティストとコラボして、代表曲と新曲のライブ音源Side Eye NYCとリリースを続けてきたあとの今作はギターソロ。
静かな夜に、1人語りをするかのような、密やかな曲がずっと続く今作は、同じ内省的でもFromThi
世界が違って見える日 / 中島みゆき
泣いた。マジで。
2000年初頭から、ラストツアーの「結果オーライ」がスタートしたものの、24公演中8公演終わったところでコロナに巻き込まれてツアー中止(ギリギリ参加できた!)
その後、音沙汰が全く途切れてしまい、このままひっそり引退説まで飛び出したりしていたけど、昨年末、年明けにアルバムをリリース予定であることを本人から発表され、満を持して世に放たれたのが今作。
ミュージシャンが全員日本人!
MARLENE’s SONG BOOK / Marlene
ソロ名義でのアルバムは7年ぶり?ドナサマートリビュート以来。その後、ギタリストの吉田次郎、ピアニストのクリヤマコトとのトリオで2枚良いのをリリースしてたけど、今回は吉田次郎をプロデューサーに迎える形でのソロ名義でのリリースとなった。ソングブック、という名の通り、まあ懐メロ集なわけだが、さすがマリーンはただのカラオケにしてないところが素晴らしくて、凝ったアレンジのサウンドの中を悠々と心地良い歌が響き
もっとみるショパン ピアノ協奏曲第1番 第2番 / 横山幸雄
横山先生の新リリースは大友直人指揮、東京都交響楽団との共演のライブ録音
横山先生は元々JOC出身で、18歳でショパンコンクール3位入賞という華々しい経歴を持っておられて知ってはいた。
だが本格的に収集しだしたのは、日曜深夜のTOKYO FMのピアノで巡り合いを聞き出してから。さらに、そこで新作として流れてた2014年のプレイズ・シューマンのクラリスレリアーナに聞き惚れたのがきっかけ。その後、GW
Long Gone / Joshua Readman, Brad Mehldau, Christian McBride, Brian Blade
これもタワレコのリコメンドメルマガで買いました。
恐ろしいほどの才能が融合するとき、奇跡のサウンドが生まれる…
ジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドー、クリスチャン・マクブライド、そしてブライアン・ブレイドという、現代ジャズ・シーンを牽引する4人の気鋭が終結した最高峰カルテットが、前作より約2年という短いタームで新たな作品『ロングゴーン』を作り上げた! 様々な外的影響をジャズという言語で表現
Crossing Reality / 秩父英里
20代とか、30代の頃になんとなく惰性で登録したはいいものの、そのまま捨てちゃってるメルマガが多い中、タワレコのメルマガはタイトルに惹かれてじっくり読んだりすることもある。今回はそれが縁で珍しく大人買いしたうちの一枚。
新人女流ジャズピアニストのデビュー作。とか。
いや、なんでも、キャッチが凄くてさ。
ジャズの名門「バークリー音楽大学」を首席で卒業。若手ジャズ作曲家の登竜門といわれる「ハーブア
Self Explanatory / Ne-Yo
Self Explanatory とは「見ればすぐわかる」「説明不要な」「自明の」という意味。
なるほど、それがうなづけるNe-Yo 4年ぶりの新作は、本当に言葉通りの作品。
どれを聞いても、ああ、Ne-Yo ね、とわかる。
このわかりやすさは、アーティストにとってはとても重要。特に長く活躍する人においてはね。
マンネリとはまた違う安心感、というか。新しい試みや、いろいろなアーティストとのコラボも
Good Morning Gorgeous / Mary J. Blige
待ってました。
Strength of a Woman 以来5年ぶりのメアリーちゃん新作登場。Queen of R&Bの名に恥じない、豪華なアルバムです。
勝手な試験なんだが、R&BとかHip Popの人、特に若い人だと、男は大概vxxxxxにdxxxを入れたくて入れたくてムラムラ、女はBxx cxxxが欲しくてたまらなくて濡れ濡れ、みたいなのばっかだなぁ…という中にあって、メアリーちゃんは
An Evening with Silk Sonic / Bruno Mars, Anderson Paak & Silk Sonic
涙出る。なんでだろ。
もう自分のピークはとっくに過ぎてて、あと10年くらいで旅立ちかなぁと日々思う中で、こういう70年代全開の、楽器と楽器の間にある隙間を感じられる、かつ、その隙間の中に確実に息づく鼓動を感じると、いかに自分が最近の緻密すぎるサウンドやキンキンと高音でがなり立てるだけのサウンドに疲れ果ててるのかが良くわかるけど。心地よさと魂を熱くさせる躍動感と、懐かしさを感じさせる甘さが程良く
BADモード / 宇多田ヒカル
配信がCD発売より1ヶ月先行しているというのを知らなくて、配信で手に入れたあとタワレコのメルマガにて「2月23日リリース」と書かれてるのをみて、間違いじゃんよ、と思い込んでいたのは内緒話。
さて本題ではあるが…。
個人的な好みで言えばこれは、駄作。この人の良さや持ち味はこういうところではないと思っている。デビューがあまりに鮮烈すぎて、やはりその残像が今でも残っているからだろうか。かれこれ20