見出し画像

#3 Chatter(チャッター)について / It Gets Better by Change

自分の人生が仕事に支配されすぎて、泥沼から脱却するべく、とにかく文章を書き始めてみようという試み。

次はないかもしれない今回は、春先に読んだ本、『Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』から、ストレスに対処することについて考えてみます。


書籍『Chatter』について

『Chatter』は、頭の中の思考が、ネガティブなひとりごとに"乗っ取られる"ことが、人生にとっていかに有害で、どのように対処するべきかを心理学的に立証して提示した良書です。

自分は長い期間、相当なストレスを抱え込んでいたため、突然死までいかないにせよ、「このままでは寿命が縮まるのではないか?」「自分の人生を、目の前の仕事のために寿命を縮めても良いのか?」と、さすがに内心、懸念し始めていたのですが、そんな心理にズバリと答えてくれる本でした。

そう、頭の中をネガティブな思考に乗っ取られることは、寿命を縮めます。

ですから、Chatterを制御する方法を、学ばない選択肢は私にはありませんでした。私が読んでいて気に入ったのは、最後の方の章にあった次の2点です。

  1. 自然のある環境は心に良い影響を与える(それが擬似環境であっても有効である!)

  2. 科学的ではないと言われていた宗教的な儀式には、科学的に立証された効果がある(いわゆるプラセボ効果)

思考を制御するために、距離を取ろうとする様々なアプローチについて、「そんなことはやっているよ」と思うこともあると思うのですが、この本は、心理学の実験を介して科学的に証明してくれているため、説得力があり、意識的にもっと取り入れてみよう!と思うことが出来ます。

自分にもたらされた変化

「OK, Chatter. そこまでだ。」

本の中に、名前の呼び方でChatterを制御する手法が紹介されていました。
例えば、自分の名前を呼びかけることで客観的になる等。

私はこれを、スマートスピーカー風に取り入れてみました。Chatterという名詞を手に入れたことで、Chatter を Wake Word(ウェイクワード)として、暴走している思考そのものに、呼びかけるのです。
「Alexa, 音楽を止めて」「OK, Google…」この要領です。

これで何度もChatterの制御に成功するのを実感しました。
この記事を読まれている方がいらっしゃったら、このやり方もぜひ、試してみてください。おすすめです。

自然の力に頼りながら、体力も向上

『Chatter』を読んだとき、ちょうど桜の季節でしたので、自然の力を頼るべく、意識的にお花見に出かける回数を増やしました。ネモフィラも、薔薇も何度も見に行きました。今(6月)なら、紫陽花や菖蒲が見頃ですね。普通に散歩していても、色んなお花が咲いている良い季節です。

健康を維持するために何駅か歩く…ということはしていましたが、ビルの谷間をひたすら歩くより、自然を見に行く回数を意識的に増やす方が心身ともに効果的で、運動習慣も身につけやすいと感じました。(まぁ、平日の夜はイベントでライトアップしてない限り、ビル群の中を歩くしかないのですが…)

相乗効果を高める儀式

ヨガや瞑想の効果は、国内外で定評がありますよね。
相乗効果と呼ぶまでもなく、もともと効果があるものなのだと思いますが、なんとなくスッキリしない朝に行うヨガを、儀式だと思って始めてみることにしました。

朝ヨガの習慣がそれまでにあったわけではないので、儀式としてのビフォーアフターの効果は検証できていないのですが、「10分のヨガも面倒だなぁ〜」なんて挫けそうな時に、儀式としてのヨガを信じることで、「よし、やるか!」と思えるようになり、今のところ、その習慣を維持できています。

何度もこれで、意欲的な朝に変わっていくのを実感しました。
これも、自分の体験実感として、オススメのコンビネーションです!

改めて…

こうやって振り返ってみると、自分にとって得るものが多い、良い本でした。


It gets better by change, not by chance.
習慣を変えて、前に進もう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?