会社では、自分のために仕事をするのが一番いい

あなたは誰のために仕事をしていますか？

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僕はいま、すごく小さな会社を経営していますが、以前は会社員だったし、それなりに部下もいました。もちろん社長をはじめ、僕にも上司がいて、要するに中間管理職ですね。

僕の経歴は、

フリーター ↓
前職にデザイナーとして就職↓
会社の成長に伴って管理職↓
退社・独立

で、今に至ります。

就職から退社までは13年間同じ会社にいました。ちょうど会社が伸びている時期で楽しかったんですよね。労働時間はかなりブラックでしたけど。

その頃は特に独立を考えていたわけではありませんが、より良い仕事、楽しい仕事、大きな仕事ができるようになりたくて、自分の経験を増やすことをすごく考えていました。

もともと完全に制作側の職域だったのですが「営業やりたいです」と言ってお客さんを持たせてもらったり。スーツ着てネクタイ締めて動くことも少なくなかったです。

会社の売上を伸ばすというより、言われたことをやる立場ではなく自分が主体的に仕事をしたかった。でもそれは結果的にではあるものの、会社との利害が一致していたんだと思います。

僕は結局自分のために仕事をしていました。

だから例えば何か大きなミスがあって客先に謝罪にいくことも、すごく嫌だったけど、心のそこでは「これも経験だなー」って思ってたように思います。人間経験してることにはだいたい対応できるものですから、その分太くなれるぞと。

そう思って仕事に向き合っていると、ストレスの種類が全然変わってくるんですよね。

上司の言うことを聞く必要はない

ぶっちゃけ上司の言うことってあんまり聞かなくていいと思うんです。

いまは社長やらせてもらってますけど、上司からすれば、何も言わなくても部下が主体的に考えて動いてくれる方が楽なわけですから。

もちろん責任は上司が取る前提ではあるけれど、

「今回こういう方向でいきたいと思うんですが、いいですか？」

って言ってくる部下、すごくいいですよね。頼もしい。あ、ホウレンソウはしてくださいね。

ただ仕事が自分ごとになってないと、何かを提案する前から「今回はどうすればいいですか」という態度になりがち。

それは結局、責任の所在を100%上司に置いておきたい気持ちからではないかと思います。

「できることはやっている」という態度は取らない

主体的に仕事に取り組めていない場合、上司から何か注意されるとつい「自分にできることは精一杯やってます」という言葉が口から出そうになりますよね。

これ、言われると結構つらいんです。上司的に。

「そうか、わかった（じゃあこれ以上は要求しないようにしよう）。」

ってなります。で、誰か他のひとに相談するか、上司が自分でやるかです。

でも、自分から主体的に「こうしたい」といったことに対して上司がOKを出していたとしたら、かえって責任の所在がかなり移動すると思うんです。

上司も自分が許可したことだから、なんとか上手くいくようにと手を尽くしてくれます。やらせるよりやってくれる方が楽だし、任せた部下が自発的に頑張ってる姿を見るのは気持ちいいですから。

部下としても、上手に上司を使って自分主体で動けるようにすると、ストレスは絶対減るんです。なぜなら人間って、自分で決めたことであれば多少の苦しい状況をストレスに感じないからです。

経営者がタフなのは、自己決定感があるからです。自分で決めてるから全部納得感がある。だから経営者って愚痴らないんです。

会社員という立場だとすべてを決定するわけにはいきませんが、前向きなチャレンジなら認めてくれること、裁量をもたせてくれることが増えるはずです。

結局の所全部自分のためでいい

仕事って人生のすごく大きな時間を占めるものです。通勤も合わせたらやっぱり1日10時間くらいは使いますよね。

僕は、この大きな時間を費やす仕事というものをどれだけ前向きに捉えられるかで、人生の幸福度が決まるんじゃないかとすら思います。

それはワーカホリックになるということではなくて、どうせやらなければいけないことなら、とことん楽しもうという心持ち。

前職では

「仕事は自分から迎えに行こー」

って部下によく言ってました。

仕事なんて誰かにやらされるからつらいわけで、自分が決めてやってれば、全然つらくないんですよ。

まあそりゃー寝不足とか二日酔いでつらいときはありますけど、それとこれとは別の話。

自分で決められる状況をつくるにはどうしたらいいか、ということから逆算して自分の行動を決めていくと、結果的に責任の所在が分散して、楽に仕事ができると思います。

結局の所、自分のために自分がどうするかを決めてたら、ストレスなんてほとんどないです。経営者はお金の問題がつねにチラつきますが、会社員であればそれもなし。

責任を持って、無責任に楽しむことができれば、結果的に大きなものを手にできると思っています。

ということで、まずは自分のために仕事を楽しんでいきましょう！

明日もまた何か書きます。