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のろけ話だと思ったら幸せマウントをとられていた話

毎週会うくらい仲のいい友達が結婚した。

新婚だからしょうがないと思うし、幸せなのはすごくいいことだし、めでたいとも思ってるんだけど。わかってる、わかってるんだけど、正直に言うと、彼女の「のろけ話」を聞くことに私は不快感を感じている。

前提として先に結婚したことに嫉妬しているとか、私に結婚願望がめちゃくちゃあるとかそういうことではない。「のろけ話」なんていままで他の人からも何度も聞いてきているし、それに対して今回のような感情になったことはない。強がるなと言われそうだが、それは本当の話だ。

今回そんなことを感じる私は性格が悪いんだろうかとか、なんて小さい人間なんだろうなんて落ち込みながらも、よくよく話を聞いて分析してみたら、どうしてこういう感情になるのかの正体がわかった。

彼女の場合はきっと無意識なんだろうが、ただ「のろけ話」をしているんではなく、「幸せマウント」をとってきているのだ。

彼女の話にはすべて「私、こんな幸せなんだけどうらやましいでしょ?」が含まれている。

お金の話が多い

私がそれに気づいたのは、お金の話がやたら多いなと思いだしてからだ。

旦那さんの不満や愚痴を聞いていたはずなのに、最後に「まぁ稼いでるからいいけどね。」って毎回言って勝手に解決しちゃうし、指輪だとか旅行だとか家だとか、お金がかかることをしてもらったという話がとても多い。

私は契約社員だし、ひとり暮らしだし、なんでも好きに買えるほどの給料はもらっていない。仕事はつらいし、ほしいものはなんでも買えないけど、好きなことを仕事にするためにいま耐えている最中だ。この状況は彼女も把握している。

そういう話をしている彼女は本当に嬉しそうで、話しだしたら止まらない。

旦那さんは一流企業に勤めていて、きっと年収も高いだろうからどうしてもそれを自慢したいのだろう。旦那さんの給料もはっきりとは言わないが、匂わせてきたりする。

旦那さんが好きという話はしない

でも気づいてしまったのだ。

彼女から旦那さんのどこが好きだとかそういう話は一度も聞いたことはない。

普通「のろけ話」を聞いていると「ああ旦那さんのこと好きなんだな~」なんて感じるのだけど、それがまったくないのだ。

それはただ恥ずかしいから言わないのかもしれない。

でも正直、お金とマウントのために結婚したのかな・・と思ってしまう。

もしかしたらマウントをとることで何かしらの心の安定をたもっているのかもしれない。私の勘違いかもしれないが、それに気づいて少しかわいそうだなとも思ってきた。

マウントをとられない人間になる

彼女のことが嫌いなわけではない。むしろ好きだ。だからこんなことで嫌いになりたくはない。

「幸せマウント」はいつまで続くのかわからないけれど、もう傾向はわかっているので、ちょっとつらいけれどうまくかわしていこうと思う。

1番の対策は私が幸せになることしかないのだと思う。それは結婚するとかそういう単純なことじゃなくて、すべてにおいて幸せになるのだ。

マウントのとりようがないくらいに幸せに。

それは簡単なことではないけれど、「幸せマウント」をあえて原動力にしていきたいと思う。

また来週も彼女に会いに行く。

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