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レガシーすぎる同族経営の中小零細を身内の私が勝手にデジタル化進めている話

こんにちは。リッキーです。

私は仕事上、ベンチャー企業で開発する傍ら地方零細企業のIT相談屋として地方の地方零細企業の現状を目にすることが多いです。

そして私自身が観光系の家業があり3代目の後継者候補という中で家業でやったことを書いていければと思っています。

実家の家業がレガシー過ぎるのでデジタル化に向けて進めたことを書いていければと思います。

私が家業をDXさせようと思い立った理由

私が家業をDXさせようと思い立った理由は、皆さんもお分かりかもしれないですが2020年からのコロナウィルス騒動をきっかけです。

緊急事態宣言時には施設を完全封鎖したことにより、実家が潰れそうという危機に直面しました。

幸い家業に限りましては、少し特殊な観光業のため緊急事態宣言後から回復することができましたが「あれ、普通に家潰れるじゃん。」と思いました。笑

特に前職に限っても海外旅行系のプラットフォームだったためそこの危機も直面していて観光業全体のヤバさを身にしみて感じまして、継ぐ継がないはさておきなんかフィールド以外の売上の軸立てないとビジネスとしてやばい。という危機感がまさに発端だったと思います。

後継者に事業DXがおすすめ理由

私は後継者が事業DXに向いていると思っています。むしろ彼らにしかできないと思っています。

理由はいくつかありますがまず第一に若いのに無駄に理由もなく権力だけ付与されていることが多いです。

一般社会において50代くらいに対してITに理解がある20代が何か提案したところで大体のことは承認されないことが多いと思います。今までデジタルが入ってないだけあって、そこにはまずITを理解させるというかなり大きな仕事があったりします。

また既存に回っている業務フローをITによって変革させることはかなりパワーのいることですしリスクも高いです。

そのため会社の規模に関わらず若い時期に早期で社内の信頼と実力を獲得しても自分の保守のためにもそこまでの変革に足を踏み込むのはかなりのリスクとなります。他の数々の古参のメンバーからの不満が出る等も考えられます。

ただ後継者に限っては前提として社長からの信頼?期待?的なものは既に獲得していることが多いですし、ITを理解させる工程を吹っ飛ばしやすい可能性は高いです。

また事業承継を前向きに考えている場合においても社内の立場を作りやすい領域だと考えています。

おそらく田舎のどの企業を見てもあるITとグローバルの領域においては先代に勝てるケースが多いと考えています。大体パソコンが触れない英語が話せないことは多いと思います。少しテーマとは外れますが同じ領域で戦うのはマウントを取られやすいのでおすすめはしないです。笑

なので私は後継者に事業DXがおすすめだと考えています。

私が具体的に進めたこと

で具体的に何をやったかの話ですが、まず事業のコアに関わらない部分でITの導入を始めました。

理由としては末端の業務フローの破壊はやはり抵抗がでやすく更に業務細部まで理解する必要があるため基本的には最初はノータッチで進めることがおすすめです。

事業のコアに関わらない部分から始めだんだんとコアに向けて進めていくような流れを取っています。

Webサイトの刷新

Webサイトの刷新は私自身がエンジニアということもあり何かの機会で一度社内用のLPを作り信頼を獲得し?こいつは作れる人だと認識させた上で公式サイトの刷新をすすめました。

かなり独裁的ではありましたがローカルにデモサイトを構築して社長に見せて夜中にこれに取り替えるわというノリで進めました笑

googleアナリティクス等でうちに興味のある顧客等のデータがとれるようになりなんとなくですがデータの有用性も説明したりはしてまいした。

SNSの拡充化

SNSの拡充化は私自身が趣味でインスタグラムにハマっていて、個人のインスタが7000フォロワーくらいまで伸びていたため、同じ機会にどうせなら家業のインスタも伸ばそうと思い始めました。

競合を調査しながら自分のインスタと同じノウハウで進めていく中で、他の仕事がある中で自分が手を動かすのも大変なため、マニュアルを整備して学生バイトを雇いリモートの体制を作り上げました。

現在フォロワーが6000でアクション率が10%なのでそこそこいい運用が続いています。

Webメディアの立ち上げ

Webメディアの立ち上げは、Webサイトを刷新した中でPV数が元々そこそこあることに気づき、その上でフィールド以外のインターネット事業をやる準備として更にPVを伸ばそうと思ったのがきっかけでした。

前職が元々かなりSEOに力を入れて集客に成功していたことと副業で立ち上げを手伝っていたスタートアップの社長がメディアがないことを嘆いていたのが頭によぎったのが決断に至った経緯だと思います。

色々な詳細はありますが、今では月間50万pvに至り利益はそんなに大きくないですが損益分岐を達成しました。

こちらも他の仕事がある中で自分が手を動かすのも大変なため、既にディレクター等の体制は作り私はそんなに手を動かしていない状態になっています。

チェックインのデジタル化

チェックインのデジタル化は、コロナにおいて非接触でのチェックインをしたいとの要望で実施しました。

ここでありがちなのは謎の業者に変なシステムを売られ多額のコストを取られるケース等が考えられますが、私がエンジニアなのでそのようなリスクは一切発生しないのがあーエンジニアで良かったと思うところです。

自分で開発する気ももちろんないのでgoogleフォームを導入しました。笑

ただこのおかげでデジタルでのデータ集計が可能になり、顧客データもちゃんと読める形で保存することができるようになりました。

ここでメールアドレスを入れてもらうことにより次の施策につながることになりました。

メールマガジンの実施

メールマガジンの実施も行いました。理由としてはチェックインのデジタル化によりかなりの顧客情報が使える形で手に入ったためです。

またちゃんとマーケティングの数値として測れていませんが引き続き改善していく予定です。

ネットショップの開設

ネットショップの開設を行いました。理由としてはコロナを期に元々色々なオリジナル商品があったのでそれをネットでも売れるような形にしました。

DtoCやECは私自身がそこまで知見がないため勉強のために業務委託的に今私自身がECの会社を手伝うことをしているので引き続き良い形にしていければと思っています。

たまに売れるくらいのレベルなのでちょっとこれは本格的にテコ入れしていきたいと思っています。

ビジネス用チャットの導入

ラインワークス導入も行いました。理由としてはプライベートのラインにグループが乱立していてプライベートと仕事がごっちゃになっているのが私的に嫌だったのが発端ではあります。

私個人としてはエンジニアでもあるためSlackの導入がよかったですが、メンバーがかなりアナログのためラインの方が問題なく導入できるという見込みがあり導入にいたりました。

一度違う会社でSlackの導入を失敗しているため、かなり強行的に移行をしました。

特定の日にちまでに既存のグループを全て消す告知をして、半ば独裁的に行いましたが全員の移行が1週間以内にできたので結果よかったと思っています。

これによって全社の情報が横断的に見られるようになったことと、グループの作成で部署ごとの切り分けの概念を社員に持たせることはかなりよかったです。

各種のネットサービスとの連携も便利で例えばgoogleフォームのチェックイン時にラインワークスに通知がきたりということも実施できかなり便利になっています。

会計ソフトを導入中

会計ソフトの切り替え導入を進めています。理由としましては経理の高齢化による引退の準備でアナログ処理をなるべくデジタルに変えようと思ったのが発端です。

また当たり前ですが勤怠や各種決済サービスとの連携を行い業務効率化を行うためにはまず最初に会計のデジタル化が必須です。

ここで難しいのは2点あって社内に全体像を知ってプロジェクトを推進できる人がいない可能性と自分達の会社での合意以上に会計事務所側がレガシーで対応できない可能性です。

案の定、弊社の会計士も対応できるか微妙だったので私個人の会計士を今回のプロジェクトのコンサルのような形で入ってもらってやり方を検討段階です。

ただ会計に関してはかなり経営の中枢でセンシティブな部分のためゆっくりと時間をかけていい感じに進めていければと思っています。

google workplace導入中

google workplace導入も進めています。理由としては各種のファイルをクラウド化したいことと社員のスケジュール管理をここで行えればと思っているからです。現状私1人で使っていますが体制が整い次第、上層部から導入を進めていければと思っています。

まとめ

もう少し追記できそうなのであとで書きます。笑

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