トレーニングいらず!全く新しい速読/読書術 DUAL BRAIN READING WORKSHOP CLASS No5:DBRの理論②(従来の速読法の問題点)
こんにちは、いまでもカナディアンです。
前回のCLASS No4はいかがだったでしょうか?
前回はDBRの理論①(DBRが生まれた背景)についてをお話ししました。
まずは、振り返りです。
CLASS No4:DBRの理論①(DBRが生まれた背景)まとめ
1.赤点が8つ!? 絶望的な状況からそれのヒントは生まれた。。。
2.ただの序章にすぎなかつた大学受験
いかがでしょうか?
今回のCLASS No5ではDBRの理論②についてお話しします。
1.DUAL BRAIN READINGの全体像
では、早速DBRの理論の話をさせていただきます。
前回同様、DBRの特徴を2つだけ上げると以下のようになります。
1.私(いまでもカナディアン)が高校時代~大学時代に組み上げた完全オリジナルの速読/読書術
2.右脳(イメージ)と左脳(ロジック)を組み合わせたハイブリット型の速読/読書術
前回は1についてお話しさせていただきました。
今回は2についてお話しさせていただきます。
まずは、こちらの図をご覧ください。
DBRを図式化するとこのようになります。
この図のポイントはDBRは右脳を使ったフォトリーディングと左脳を使ったロジカルリーディングの双方を活かした手法だということです。
この関係は双方のメリットを活かし、双方のデメリットを補填する効果があります。
DBRを理解していくために、まずそれぞれの速読法の特徴について話していきます。
2.フォトリーディング
まずは、フォトリーディング。
この方法は右脳を使った速読法で、文字を読むのではなく、「見る」ことが特徴です。
フォトリーディングは心の中で声を出して読むのではなく、ページ全体も眺めることになれることで、それを画像として認識していく作業です。
たとえてみると、ページの画像データをスキャンして、文字検索を行って、内容を理解しているようなものです。
ですので、本を高速で読むことができます。
巷で伝えられている速読法のほとんどがこのフォトリーディングになります。
しかし、フォトリーディングには大きな欠点が2つあります。
一つ目は、本の内容をざっくりとしか理解しづらいことです。
フォトリーディングは本を前から順番に本に書かれた文字をできる限り拾っていくやり方です。
ですので、頭に入れる情報量がかなり多くなります。
その結果、本当に重要な情報が曖昧になり、しっかりと内容を理解することはできません。
なぜならば、情報は多くなればなるほど、思考のスピードは遅くなり、判断も送れるからです。
例えてみれば、PCに大量の情報を入れた結果、どこに必要なデータがわからなくなるようなものです。
そのような場合、PCの処理速度も遅くなり、作業能率が遅くなるだけでなく、ストレスも多くかかります。
しかし、そのような状態を解決する方法が唯一あります。
それは、CPUの性能を上げることです。
では、人にとってCPUは何になるのでしょうか。
それこそが脳です。
だとしたら、その脳の性能を上げるにはどうすればいいのでしょうか?
それこそがトレーニングです。
そう、二つ目の欠点は、トレーニングをしなければならないということです。
自分が速読をできていると気づいたのは実はまだ最近のことです。
それまでは、周りの人もそれなりに早く本を読んでいると思っていました。
しかし、どうやらそうではないと知ったとき、急に巷の速読法を実践なさっている方々がどのように本を読んでいるのかが気になり始めました。
そして、実際に速読を実践されている方に話を聞くと、全員、毎日のように速読のトレーニングをされているということでした。
眼球運動やイメージ法、なんと速読練習用の本まであるそうです。
私はそのことを聞き、本当に驚きました。
なぜなら、速読をするために大量の時間を使っていては、結局本を読む時間が無くなってしまうからです。
しかも、自分と同じレベルになるようになるまでは相当な時間をトレーニングにつぎ込まなければならないとのことです。
実は、私が自分の速読術を伝えたいと思いだしたのもこのことに由来します。
なぜなら、巷の速読法は明らかに本末転倒になっていると感じたからです。
もっと簡単に、もっと気楽に、もっと効果的に読書を楽しんでほしいと思ったからです。
以上のように、フォトリーディングは1.内容理解が不十分になりがち 2.トレーニングが必要 という2つの点において問題があるといえます。
3.ロジカルリーディング
次は、ロジカルリーディングについて話していきたいと思います。
ロジカルリーディングは別名アカデミックリーディングといいます。
現代社会では、主に大学などで使われているスキルの一つです。
今から約3000年前の古代ギリシャの時代から使われている方法でそのころから、ほとんど変わらず使われている古典的な方法です。
もともとは、ロジカルシンキングがもとになっており、レーディングだけではなく、ライティングやスピーキングでも使われている方法です。
ここで少し、私の大学時代の話をしたいと思います。
大学に入学して最初の授業。
私の大学では新入生は全員最初に受けなければならない授業があります。
そして、その最初の授業は講師の方からの衝撃的な一言から始まります。
「英語は世界の公用語ではありません」
私の通っていた大学は授業の多くは英語で行われます。
そのため、入学試験の英語科目の難易度は大変高く、日本の大学の入試レベルを大幅に超えています。
そのため、もともと英語を話せるわけではない人(それに加え、英語は話せるが、学術的な文章を読みこなせない人)はこの大学の試験を突破するために、多くの時間を英語の学習に費やしてきました。
もちろん、私も例外ではありません。
といいますか、私はもともと英語が2番目に苦手な科目でしたので、受験勉強の時間の大半を英語学習に費やしてきました。
ですので、英語が世界の公用語ではない問う言葉は衝撃でした。
そして、講師の方は続けていきます。
「世界の公用語はロジックです。」
そう、ロジック(論理)こそが、3000年前から世界中で使われてきた公用語なんです。
つまり、ロジックを使いこなすということは、世界中の方とつながる方法を身に着けるということと同じだということです。
そのようなロジックをもとにした読解がロジカルリーディングです。
ロジカルリーディングでは情報の構造に着目します。
ロジカルリーディングは、3000年前から使い続けられている相手に自分の意見を伝える技術と構造を理解することから始まります。
その構造の分析をもと、どの場所にどのような情報が配置されているかを判断し、文章を読んでいく技術です。
ですので、ロジカルリーディングは読書スピード自体は速くはなりません。
読むスピードを速くするのではなく、情報構造から自分にとって必要な情報のある場所を特定し、必要に応じて読むスピードに緩急をつけることで速く、正確に読んでいく事が特徴です。
ですので、フォトリーディングほどは早く読むことはできませんが、正確に整理した形で情報を理解することができます。
このように、ロジカルリーディングは非常に歴史があり、今でも世界中で当然のように使われている手法です。日本でも、国語や現代文の授業で扱っています。正確に整理して理解できるため、確実に文章を理解できることがメリットです。ですが、基本的には読むスピードは速くなりません。
いかがだったしょうか?
DBRの基礎となる二つの速読法1.フォトリーディングと2.ロジカルリーディングについて理解していただけたのではないでしょうか?
次回はDBRの理論の後編 実際のDBRの全貌について入っていきたいと思います。
4.CLASS No5:DBRの理論②(DBRのベースの理論)まとめ
1.DUAL BRAIN READINGの全体像
2.フォトリーディング
3.ロジカルリーディング
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