モネは真っ直ぐ帰って来れたか

さて、とりとめもなく書いちゃいます。

10月29日に最終回を迎えました
NHK連続テレビ小説 第104作【おかえりモネ】
まず、言いたいのは

終わるの早かった…！

コロナの影響でスケジュールがズレてそのままですが、半年の感覚が狂ったんか、自分が歳を取ったんか、終わるのがめちゃくちゃ早かったわという印象でした。

あっという間に感じたということは、面白かったということなのかな…。
面白くなかったとは言わないよ、もちろん！
ただ、面白く感じた感覚と時間の速さの感覚がズレてる気がしているだけです。
もう少し見たかった。

前作の【おちょやん】はTHE関西という感じて、毎回祭りのような賑やかさとスピード感があって

それに引きずられ
モネが始まったとき、始まったけど始まってないみたいな感じがしました。笑

モネという女の子の18（19）歳からの毎日を定点観測のように追っている感じ。

周りに可愛がられ、若さの痛々しさもあり、でもそのときやれる一生懸命を尽くしている。
本当にどこにでもいそうな女の子の日々。

日常にドラマチックなことなんてそうそうない。
だからそこをドタバタ抑揚つけて、スピード感持って進むのも違うよな。

色んな人間関係があったけど、語りたいのはモネとみーちゃんかなぁ。
すごく仲のよい姉妹です。
一見、有能でしっかり者のみーちゃん。
でもみーちゃんからするとモネは上手く擦り抜けて、欲しいものを手にしているように見えるという感じ。わかる。

でもその視点を持っているってことは、自分にもやりたいことや、行きたいところが本当はあるってことだよね。

だとすると、それを叶えられていない状況の八つ当たりに見えちゃうよね。そしてやっぱりちょっと卑屈に意固地になってるよね。
悪夢の”自分ばっかり大変ループ”にハマってるよね。
それでいて、それを言い訳に使ったりするよね。
わたしがこうするしかないでしょと自分を行き止まりに追い込みつつ、それを理由にもしている。

大変なのは辛いのはやっぱり、自分だけじゃないんだよ。

誰かは大変で、誰かは可哀想で、誰かは逃げてて、誰かはいい顔して…
でも誰も間違ってない。自分が抱えてるものと比べて、相手を受け入れないのも、自分が進めないのも違う。

みんなちょっとずつ未熟だったんだと思う。
誰よりも何よりもみんな、自分を許せてなかった。

そして果耶ちゃんと、みーちゃん役の蒔田彩珠ちゃん。
この2人すごい。だって本当に姉妹みたいだった。
雰囲気といい、呼吸といい、モネとみーちゃんは並べば性格は違うのに、でも本当に同じ家庭で育ってそうな、本当に姉妹みたいだった（語彙力）

母上に「どうなった？」と聞かれ
ひとことでは語り尽くせないわたしがいました。

完全なフィナーレは、あったけど、ない。
おかえりモネに出てきた登場人物たちは、これからもきっと、困難やしがらみに揉まれながら、ときに空を見上げて、今日を生きていくだけだろうから

とりあえず、こうなったよ。としか語れない。
先にも言った定点観測みたいな感じだったから
わたしはたまたまその間を見ていただけ。

そう考えると、すごく奥行きのあるドラマでした。

また、新しいと思ったメッセージは
“地元が偉い”も”東京が凄い”も、もう違うということかなぁ。

だからこの先またモネが東京に戻るようなことがあったとしても、心の軸が真っ直ぐ通ったので、もう場所とか関係ない、なにをするかが大事なんだと思いました。

オープニング、満を持してのバンプ！
毎度のヤジロベエのおかげで、ヤジロベエのゲシュタルト崩壊を起こしていたわたしです。笑
ヤジロベエ…ヤジロベエってなんだっけ…ってまじで1回ググったわたしです。

最初は本当に、果耶ちゃん…モネ…難しいな…って正直思っていました。
ところがいつの間にか引き込まれて、目が離せなくなりました。

あまりにモネは果耶ちゃんで、果耶ちゃんがモネだったから、映画【ちはやふる-結び-】で「しのを取るんはわたしや！」と鬼気迫る勢いで言った果耶ちゃんを思い出して、そうだこの子は女優だった、と思いました。
本当にモネを耐え抜いたなと思いました。
やっぱり凄い女優さんでした。

今思えば本当に、嵐の夜から始まったあの日からずっと本当に大切な毎日になりました。
おつかれさまでした…！
本当にって言い過ぎですね。すいません。

個人的にはヒロインバトンタッチセレモニーで、次作の代表に上白石萌音ちゃんが出てきたとニュースで見たとき

モネから萌音やんってじわじわしました。
わたしだけではないと思います。！！笑

来年の夏には大好きな人とハグできるようになるという予報をいただきました。
ありがとうモネ。

P.S.
今日はカムカムエブリバディの第2話の放送がありましたが、番組最後に思わぬモネとの再会！
まだ1週間経ってないのにな、嬉しかったです。
ニクイなNHK。