見出し画像

和紙の可能性

画像1

友人で書家、陽子さんの お教室に来てる生徒さんの染め和紙作品です。
初めて挑戦した柿渋染めですが なかなかいい感じです。

陽子さんの指導の仕方もいいんだろうけど、思い切って一歩踏み出せば
和紙を使った柿渋染め いろんな可能性を秘めてるなぁと思います。
柿渋は まだその分子構造がはっきりと解明されてないと聞きます。
漉き手によって千変万化するだけでなく 同じ人が漉いても 作る時期によって 変化する和紙。
突き詰めていけば どんどん面白いものができてくると思います。

画像2

          陽子さんのインスタアカウントです。
          気になる人はぜひのぞいてみてください。

      ところで来る11月3日 新見美術館でWSをします。

      その時使う紙は 地元の神代和紙とブータンペーパー

画像3

神代和紙は そのまま使う紙と こんにゃく糊をしみこませた紙を用意します。
こんにゃく糊をしみこませた紙は 驚くほど強度が増します。

画像4

作業工程として 最初に 水切り(喰い裂き)してもらいます。
そのままの神代和紙とブータンペーパーの強度の違い。
こんにゃく糊をしみこませた紙(強制紙)との違い。
しっかり体感していただけると思います。

         次に 柿渋染め。

画像5

柿渋染めって言うと 茶色 と 思われる方が多いと思います。
柿渋自体は 茶色です。
昔からある方法で ベンガラ(赤)を混ぜると赤っぽく、松煙(すす)を混ぜると黒っぽい色になるということも染色をしている人たちの間では常識です。

今回の新見美術館でのWSでは グリーンの墨(固形墨・呉竹製)と、赤色の墨( 〃 )を 柿渋に混ぜることによって ちょっとニュアンスの違ったやんわりした色の柿渋染めを体験していただきます。

      それから ドウサ液を使って模様付けも☆彡

画像6

日本画を描く人には おなじみのドウサ液。
このドウサ液を使うことによって 柿渋染めに いろんな変化が起きます。
今回は柿渋染めをして すぐに ドウサ液を垂らして 偶然の模様を楽しんでいただきます。
ドウサ液の使い方も いろいろあるので 当日はそのいろんな使い方のレクチャーもする予定です。
さらに こんにゃく糊の いろんな使い方もね。

来てくださった方が楽しんでいただけるよう、精いっぱい準備をしています。自分自身も いろんな方にお会いして 新しい発見があることをワクワクしながら期待してます。

           今朝の彩雲。

画像7

           いいことありそうです。

画像8

新見美術館でのWS 残りわずかですが まだ余裕があるみたいです。
気になる方は 新見美術館さんまで お問い合わせください。

  新見美術館  ☎ 0867-72-7851

最後まで読んでくれてありがとう。
ハッピーな一日をお過ごしくださいませ。

 〒700-0822 岡山市北区表町 1-2-36
  わがみやうめだ 電話 086-231-3371
               梅田剛嗣




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?