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2023 J2 東北を熱く ~ラスト10試合の行方~

昨年は東北独立リーグという意味のわからない企画を1人でやったものの、序盤に試合が集中した結果、仙台が圧勝してしまい非常につまらなかったのでやめました。
今年もなにかやりたいなとは思っていたのですが、特段なにも思いつかなかったので、残り10試合(秋田だけ11試合)となったところで、今後の対戦相手と、現実的に目指せる順位を整理し、来シーズンに繋げていきたいと思います。

・昨年の順位と現在の順位

まずは、昨年の順位表で目安となる勝ち点を確認。

プレーオフは65以上。残留は45以上、といったところだろうか。

そして、現在の順位。

まずは、このクラブから。

・ベガルタ仙台

壮大な目標を掲げながら、現在どのような状況かを改めて触れるつもりはないが、現実的には昨年超えを目指すべきではないだろうか。
ただ、現在の勝ち点39に対して、昨年は63とその差は24。当然、1勝=勝ち点3は変わらないので、残り10試合で8勝というのは非現実的か。それでもこの夏の補強、そして元々持つ戦力を加味すれば、そのぐらいやらなければならない。そのため「勝ち点60で一桁順位」、これを勝手に下限とし、「怒涛の追い上げで勝ち点65以上獲得しプレーオフ進出」、というのが最高のシナリオとなる。
大分に勝利し、甲府、岡山、千葉、長崎との対戦を残す仙台にとって、あながち夢でもない話な気はするものの、それができたら今の順位にはいないか。

・ブラウブリッツ秋田

序盤こそ、その徹底ぶりで台風の目となったが、各チームの秋田対策が進んだことと、疲労の蓄積、勝てない期間のメンタル的な問題で順位を落とした。とはいえ、直近の試合内容は良く、清水相手に貫禄のドローで今季負けなしと、一山超えて自信を深めつつあるところ。
秋田も仙台同様、昨年超えが現実的な目標だが、残りの11試合の対戦相手がかなり厳しい。9月が、磐田、千葉、長崎、山形。10月も首位町田、仙台、大分との対戦があるため、現実的には残留を目指す戦いとなるだろう。
昨年の順位から、勝ち点50あれば降格することはまずないと思われるので、アウェイではあるが、10月の栃木、金沢で勝ち点3を積まないと、痺れる終盤戦が待っている。その2勝することを最低限とし、「勝ち点45」を下限に、もう1勝+勝ち点1×数試合の「勝ち点50」を現実的な目標としたい。清水戦のような戦いができれば、問題ないはずだ。

・モンテディオ山形

ピーター・クラモフスキーの下、開幕2連勝と好スタートも束の間、その後に8連敗と大失速。その8連敗中にコーチだった男前監督を召喚すると、5月のダービー敗戦後の5連勝と、7月のダービーでの大勝。7月末からは2度目の5連勝を記録し、浮き沈みの激しいシーズンを過ごしているが、ここに来て一気にプレーオフ争いに躍り出た。
今後の対戦カードを見ると、清水との対戦は残すものの、9月の大宮、10月の徳島、栃木、金沢と下位チームとの対戦も多く、しっかり叩ければプレーオフ圏内は現実的。後は何位で終えるかが、焦点になってくるが、当然1つでも上が良いことに越したことはないので、「勝ち点70でプレーオフ1回戦をホーム開催」が目標だろう。
クラブの歴史を見ても、プレーオフの経験値は高く、昨年の借りを返す意味でもなんとかJ1への扉をこじ開けたいだろう。

・いわきFC

チーム創設から10年余りでJ2までたどり着いたいわきFC。初年度となるJ2でも、臆すことなくフィジカルを中心としたスモールフットボールを披露。
序盤に仙台、徳島に勝利し早々に連勝を飾ると、その後は勝てない試合が多く、アウェイ清水に9失点という屈辱も味わったが、監督交代もあり持ち堪える。大宮には2勝しているし、上位陣から勝ち点を奪うことにも成功。8月の4試合を1勝3分と負けなしで駆け抜けると、順位も15位に浮上した。
当然残留が目標になるわけだが、10月〜11月に町田、仙台、清水、千葉、山形との対戦を控えているため、9月の徳島、金沢あたりはしっかり抑えたおかなければならない。そのため、この2勝+あと2勝、もしくは引き分けで勝ち点12を最低限積み上げ、勝ち点49に乗せてどうなるか。確固たるスタイルがあるチームなので、そこを表現できるかできないかの勝負となってくる。

・まとめ


まとめると、昇格争いの土俵にいるのは山形(目標勝ち点70)で、仙台(目標勝ち点65)は怒涛の追い上げでそこに乗れるかどうか(90%無理)という状況。秋田(目標勝ち点50)、いわき(目標勝ち点49)は残留が基本路線だが、自分たちのスタイルを持っている2チームなので、大崩れせずぶれずにやり続けられるか。

残り試合一覧のまとめ。

自動昇格争いは町田+磐田が清水となるだろうが、プレーオフ争いと残留争いは最後までもつれるだろう。話題の日曜劇場「VIVANT」ぐらい読めない展開となること間違いないし、違う意味で話題の月9、「真夏のシンデレラ」より面白いことは間違いないので、隣の誰かを誘って、週末はJ2へ。

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