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『サイコパス概要』本人と周囲の関係性。目に見える現象と実態との乖離。


 目に見える現象と、実態との乖離が著しい例として、サイコパスと、その身の回りにいる人間との関係性を用いた例がわかりやすい。

 これは、昔描いた日記です。

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【サイコパス】 ※社会性の高いサイコパスver.

 サイコパス最大の特徴は、死ぬほど痛めつけ、
致命傷を負わせたあとに、その相手のために泣くこともできる点である。
 例えばそれが親だったら、
「私はこの子を愛しているの」と泣いてみたり。
よく漫画とか映画で見かけるシーンですね。
基本的には言い訳なのですが、一時的に、若しくはある程度、それが事実だったりもするから、そこが人間の難しい所ですが。

 ともあれ、その光景を見た第三者は、そんなに優しくて良い親を泣かすなんて!
と言うわけですから、被害者は更に追い詰められる。

 その一連の流れまでが、サイコパスの描いた絵図であり(無自覚の場合も)、それを実行するためには演出力が不可欠であるため、サイコパスはえてして、社交性が非常に高いことがほとんどである。

 同様に被害者も、そのような環境で生きてきてしまったせいで、相手の顔色や空気を伺う能力に長けている。
 結果、非常に社交性が高くなることも多いので、周囲からはまるで悩んでいるようには見えない。
 また、周囲に悩みを打ち明けたり、助けを求めたところで、先述したサイコパスのアリバイ工作が、狡猾かつ非常に周到なものであるため、誰も聞く耳をもたない。そのため被害者は、能天気な馬鹿を演じた方が、もしろ気が楽だという結論に至ることも多い。

 しかし、それだけの苦しみがあるにもかかわらず、周囲からは、甘えるなとか、悩みとかなさそうで羨ましいなどと言われるため、結局更に苦しむことになる。

 心身共に傷を負わせたり、人質をとったり、弱みを握るなどして、逃げられないようにしておくのもサイコパスの常套手段だ。
ゆえに周囲からは、好き好んでその環境にいると思われてしまう。

 そうして、苦しむ元気さえなくなるまで追い込んだ後は、一時的に急に優しくなることもある。
理由は2つ。一つ目は、周囲に対するアリバイ工作。
そして最も大きな理由は、対象が死んでしまったら、遊びが終わってしまうからである。

 相手が親に限らず、大人になってからも、組織や人関において、こういう状況にある人わりといそう。



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