SNSチーミングについて-前編-
最近ちょくちょくお誘いを受けたりするので少し考えてみました。
前置き及びチーミングとは?
SNSチーミングというのは今僕が考えた言葉なので、
簡単に説明をすると、チームでSNS運用をし、お互いを支援し合いながら
伸ばしていくチーム活動のようなものです。
「チーミング」は元々は別業界やゲーム用語としてあったもので、「本来チームを組むように設計されていないゲームにおいて、ルールを無視してチームを組む行為」ということでマナー違反と捉えられゲーマーの間では嫌われたり、通報対象になることもあるようなものです。
前以て書いておくと今回は、
そういうSNSチーミングをディスるお話ではありません。
「へぇ、そういうのあるんだぁ」
「色々考えるものだなぁ」
「で、僕はどうする?現時点で」
という自分視点のお話が多いです。
チーミングされているアカウントの方についても多少は触れると思いますが、少なくとも僕を誘ってくれた人のアカウントの方を晒したり、不快感を与える目的だったり、活動自体を大きく批判するために書き殴っている文章ではないので、その辺りはご安心ください。
もちろん「不快感」は読み手次第なので…保証はありませんが、それも含めて僕の「伝える力」の練習と思い、ご留意くださればと。
選ぶ者、選ばれる者
さて、また前置きが長くなりましたが、世の中は選択の連続です。
「常にお客様に選ばれ続ける存在でありたい」という企業理念の会社があり、僕も一時期所属させて頂いておりました。そしてそのマインドにはとても共感していましたので、今も持ち続けている大事なマインドの1つになります。
SNSチーミングのメンバーとして誘われたということは、その方に選ばれたということです。
「ただちょっと待てよ…?」
大抵のお誘いはコピペ文です。
ということはある程度、的(まと)は絞りつつも多くの人に送っているんだろうなと気付きます。
なのでこの状態を「選ばれた」と思うかどうかは個人の自由ですね。
少なくとも「選ばれなかった」側ではないという認識は正しいのかもしれないけど、「あなた」ではなく「あなたたち」という枠組みに捉えられると思います。
SNSチーミングですが大抵の場合は参加条件があるようです。
「フォロワー○○人以上」とか
「毎日1回はツイートしてること」とか
逆に「現段階でフォロワー○○人以下」とか
また規模感も小人数制だったりそれなりの大所帯だったり。
そして参加後には更にルールがあるようです。(僕はまだ実際に参加したことはないので詳細は間違っている可能性がありますが。)
伸ばすための目的として、
「チームメンバー内では必ずいいねをする」
「チームメンバー内では必ずリプをする」
「チームメンバー内では1日1回必ず引用リツをする」
もちろん私生活が忙しい日は難しいこともあるから可能な範囲でね♪
と、部活動のように半強制だけど、致し方ない場合までは強制力は無さそうです。但しあまりにさぼっているとチームから外されちゃう可能性はあるのでその辺りは緊張感がありますね(笑)
ちなみに僕は「拘束」とか「ルール」がとても苦手なタイプの人間なので…この時点でNo!(好きな人から誘われた場合だとOh No!)という反応を脳と体が起こします。
上記はあくまでチームメンバー間でのルールですが、メンバー内の活動として、フォロワー、インプレッション、エンゲージメントを増やしたり、インフルエンサーを活用(利用?)した、正当な伸ばすための運用も学び合ったり、推奨し合ったり、参加するだけでも得られるものがありそうだなぁ、と思うことが多いです。
ただ僕の場合はフォロワー増やしや直接及び間接的な収益化をしたいという目覚めはまだないので(いつか目覚めるかもしれないので「まだ」と書きました)今の段階でお誘いを受けた方のチームにはどこにも入る予定はありません。これはタイミングの問題でしょうね。
フォロワーさん100人未満の立ち位置とマインド、1000近い方、数千の状態で万垢(=1万人以上フォロワーさんがいるアカウント)に手が届きそうな状態、または副業・本業問わず収益化が視野に入ってきている方、それぞれだと思います。いわゆる後者の方で本気運用の方にとっては渡りに船なお誘いなわけでもあると思うわけです。Win-Winにもなるしね。
で、ちょっと正直にネガティブなことも書きますが、初めてそういうお誘いを受けた時は、「それってサクラじゃん?ステマじゃん?どこかからきっとバレるよ!」みたいにやや説教臭いことをお返事してしまいました。(その節はごめんなさいね…。文章は上記よりももう少し丁寧文でに書きましたが。)
基本的に最初の1回以外は説教臭いお返事はしていません(笑)
だって僕が間違ってる可能性もあるじゃん。っていうか他人の良く理解できない活動を批判するような立場に僕はいないですよね。というか「正しい」「正しくない」ではなくこの項のタイトルでもある「選ぶ」「選ばない」だけです。単純に人生とはただの選択の連続ですから。
その後も数回お誘いをお受けしたのですが、なんとなーくですが、それまで純粋に応援していたアカウントの素敵なツイートが、少し冷めて見えてしまうようになったこともありました。これは正直な気持ちだから書くね。
例えばそれまでその人のアカウント及び、その方のツイートの好きが100だとしたら、20~80ぐらいまで下がってしまうことがあったのです。
「ただ20~80ってめっちゃ振り幅大きくね?」
と思うかもしれませんが、これはその人それぞれに付いている魅力次第で、
そういったチーミング活動をしていたとしても、それを上回る魅力があれば、印象のマイナス値は100-20で80ぐらいに留まる感じなのです。
ただしまだそんなに仲良くなかったり(距離感大事!)、フォローしたりしてくれた直後だったり、あとやっぱりお誘いの文言の内容ですかね…。それ次第で魅力が20…と書きましたがほぼ0になってしまったこともあったわけです。
ここも「選択」で、お誘いが魅力的な方は例え参加しなくても「見守り」「応援」はしたいと思うことはありました。そして正直「少し参加してみたいな」という気持ちが芽生えたこともあります。その際は僕が「参加資格」がなかったようなので、2秒で考えることをやめましたが(汗)
なんにせよSNSチーミング自体は、好きにやったらよいと思うし、僕もそのうち主催側するかもしれないし(笑)1つの運用方法だなぁという学びがあったわけです。
人事採用担当しての見解
ここからは人事採用担当としての僕の言葉で書きます。
(ここまではどの目線だったのだ?笑というのはさておき)
2つ事例を上げます。
採用活動の中で「スカウトメール(ダイレクトリクルーティング)」というものがあります。就職活動や転職活動をされたことは1度は受信したことがあるかもしれません。
もちろんスカウト頂けること自体はとてもありがたいことです。
僕も頂いた経験、送った経験どちらもあります。
頂いた側の経験はとても大事です。
そう、「コピペ臭のする文章」とても多いです(笑)
実は採用担当というか、スカウトできる求人媒体って送信できる通数の上限設定があり(しかも一定期間内)、逆に言うと採用担当にとってはそれが「送るべき通数ノルマ」にもなったりする場合もあります。
必ずその通数だけ送る必要はないけど、契約しているツールで設定されている以上、全部消化しないともったいないよね?
その数が数百とか一千とか設定されているとしましょう。
あなたなら1通1通手作りの文章を送るでしょうか?
まあ、普通はテンプレを作って、ある程度スカウトしたい人材を絞り込み、一斉送信しますよね。お仕事ってのは効率化してなんぼです。
しかし受け取った側は「ありがたい」と思ってくれても、返信はしてくれません。何故ならスカウトを受けるような方(というよりも)就活してる方の多くは、確実に複数の企業からスカウトされていたり、また自らも探し、「選択」し応募しています。多くの中から企業を選びます。
「選ばれ続ける存在でありたい」
冒頭にそんな感じのことを書きました。その時は「お客様」と書きましたが、人事採用担当者にとっては、応募者の方こそが「≒お客様」になるのです。「≒」と書いたのは、何か商品やサービスを売る相手ではないということ。こちらからお断りしてしまう場合もあるので性質としての違いはあるという意味で、この不等号を使わせて頂きました。(もちろん営業さんの立場からしたら「こちらからお断りするお客様」もいるかもしれませんが…)僕は営業経験がないのでこの辺りは仲の良い営業さんと飲みながらそのうち議論してみたいなぁと思います。が、営業職のお友達少なかったりします(汗)誰か友達になってください。
…話が逸れそうなので戻します。
スカウトメール文で言うと「なぜ自分を選んでくれたのか?自分向けの文章になっているのか?ラブレター度が重要」です。
少し上で「業務の効率化」と書きましたが、人事採用業務は効率化してはいけない世界なのです。営業さんとかもきっとそうなのでしょうけど。対「人」と接するお仕事は効率化するほど、相手は離れて行く。
B to CでもB to Bでも1 to nで大規模に網をかける方法もありますが、時代はMA手法(Marketing Automation)などを始めとした、セグメンテーション、ポジショニング、ターゲティングされた、より1 to 1に近い世界になってきています。
身近なところだとターゲティング広告は身に覚えのある方も多いと思うし、すでにかなり一般化されています。自分の興味またはその前に取った行動などを元に広告が「選ばれて」表示される。初めて見たときは(結構昔ですが)、「この広告はなんて自分のことを分かってくれているんだろう!」と純粋に目をキラキラさせたものでした。今は…(省略)
もちろんテンプレメールでも食いついてくれる応募者さんはいるでしょう。
例えば人事による社員の面談。
ロボットのように決まったことしか聞かず、決まったことしか話さない人事に魅力はあるでしょうか?「自分」と話してくれているんだな、と感じない面談に意味はないとさえ言い切れます。相手によって対応を変えるのはやり方次第では嫌われることもあるコミュニケーション手法ですが(八方美人とかカメレオン人間と言われたりね)、相手の目線に合わせて対話をするという意味では逆に大変好かれる場合もある手法でもあります。
ある程度社会人をやっていて、観察力のある方であればこの違いはすでにその身を以って体験していることでしょう。
今回あえて「で、何が言いたいの?」は書きません。ここまでつらつらと書かせて頂いたので、あとは読まれた方の「それぞれの解釈」そしてもし意見交換をしたい場合は是非コメントをください。
1つ目の例が長くなりましたが、2つ目の例に話を変えましょう。
…と思ったのですが、たまには前後編に分けてみたいと思います。(決してここまで書いている途中で2つ目の例を忘れたわけではないからね。笑)
ということで今回はSNSチーミングを人事採用担当の目線で考えてみる!でした。
-つづく?-
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