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熱中症対策

トレーナーとして活動しております、酒井 隆太です。
 
最近、暑い日が続いております。本日は、熱中症について少し綴っていきたいと思います。

熱射病といわれると、運動中に体温が上がりすぎないようにすることが重要であるのは周知の事実かと思います。それに加えて、私は日常的な健康状態を良好に保っておくことも重要だと考えています。

熱中症とは

簡単に述べると、熱中症は身体が体内の熱をコントロールしようとする機能が崩れると起こる症状です。これは、悪化すると熱疲労や熱射病に発展し命に関わる危険な状態となります。
 
熱中症(脱水症状、めまいや頭痛)
   ↓
熱疲労(熱けいれん、吐き気、顔面蒼白、血圧低下)
   ↓
熱射病(意識レベルの低下)

熱中症となる要因

熱中症に関わる要因は以下のようなものがあります。
 
    環境=気温、湿度、風の有無
    身体=体力と体格の個人差、健康状態、暑熱順化(暑さへの慣れ)
運動時の行動=運動(内容、強度、時間)、水分補給、休憩
 
運動をする環境は選べないことも多いです。運動時中は体温が上がって熱がこもりすぎないような工夫が重要になります。上がった体温を下げることが重要です。この辺りは周知されていると思うので、もっと知りたい方は外部のリンクを参考にしてください。

https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/data/supoken/doc/heatstroke/heatstroke_0531.pdf

 JSPO「スポーツ活動中の熱中症ガイドブック」(令和元年5月第5版発行)

 大塚製薬 ”熱中症からカラダを守ろう”


熱中症にかかわる要因において、私は運動を行う前の身体の健康状態は運動の数日前からコントロールできる要因なので重要だと考えています。

運動前の健康状態(体内水分量、睡眠、栄養)

運動中の水分補給は重要ですが、体内の水分量を確保しておくなら前日から水分補給や起床時の水分補給なども重要です。前日の寝る前に少し水を飲み、起床時にも水を飲むことで体内水分量を高いレベルで保つことが出来ます。

また質の良い睡眠を確保し、三大栄養素のバランスの良い食事をしておくことで、運動のための体力をしっかり確保しておくことができます。

まとめ

今回は運動中に身体を冷やすこと以外に、熱中症の対策として気を付けることが出来る部分を簡単に述べさせてもらいました。運動時や運動前後だけでなく、日常的な十分な栄養摂取、水分補給、質の良い睡眠も熱中症対策になると私は考えています。
 
暑さに慣れていない人は熱中症を引き起こしやすいため、少しずつ運動強度を上げていくようにしましょう。無理な運動をしないで、少しでも体調が悪くなったら運動を中止し身体を冷やしましょう。
  
暑い日が続きますが、皆様が健康的に身体を動かし、楽しく運動ができますように。

 
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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