公園で出会った心優しい少年の英語力

ウィーンでは氷点下の日々が続いていて、朝になると雪が積もっている日もある。

昨日、近所の公園へ行った。ここではスケートボードやキックボードを本格的に楽しめるコースがある。ここで僕はある光景に出会った。

彼はオーストリア人の中学生だったと思う。コース内に溜まった雪を除雪する作業を一人で行っていた。それを見ていた日本人の男の子が彼の作業に協力し始めた。

ただ、オーストリア人の彼がドイツ語で説明しても、日本人の男の子はそれを理解できていない様子だった。彼は、ドイツ語から英語に切り替えて、作業の手順を説明し始めた。

・雪で子供たちがスリップしてケガすることを避けたい
・雪は凍り付いているため、石で削って剥がす必要がある
・僕がやり方を見せるから、君も同じことをやってほしい

といった内容を英語で説明していた。

この時、僕は彼の英語のスピーキングスキルの高さに驚いた。日本人の中学生でもここまで話せる子はいないだろう。

だが、僕は作業の途中であることに気が付いた。彼は発達障害を持っているのかもしれないと。

彼は作業をするためコースの一部を封鎖するために彼の自転車を置いていた。その自転車をよく見ると、そこには彼の名前や連絡先らしいメッセージが入った絵が張られていたからだ。

彼の優しい性格と英語スピーキング能力の高さに感動した1日だった。

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