何者。

幸か不幸か。
2023年最終盤にしてほんの思いつきから出会い、対話をした。

薄々気づいていた自分の弱さ。

解説で三浦さんがフォローをしているように見えてフォローになっていない。
今この行為、過去の言動行動すらも惨めに思えてくる。

想像力。

腑に落ちる言葉にため息すら出ない。

こころのどこかで誰よりも何者になろうとしている自分。

それ自体を否定しているわけではない。と自分に言い聞かせる。

この作品に関しては、ここで文字にするより
自分の中で咀嚼するべきだと六感が訴える。

一喜一憂してはならない。が、
ここで逃げてはいけないと誰かが囁く。

最後にどうしても頭から離れない文章と、印象的なページを
「備忘録」として記すとする。

「十点でも二十点でもいいから、自分の中から出しなよ。自分の中から出さないと、点数さえつかないんだから。これから目指すことをアピールするんじゃなくて、これまでやってきたことをみんなに見てもらいなよ。自分とは違う場所を見てる誰かの目線の先に、自分の中のものを置かなきゃ。-以下略-」

朝井リョウ「何者」p.254

※『pp.247-255・pp.300-318』


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