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読者が読みやすい形に文章を自動で修正! ストーリーエディタNoveLandに自動校正機能を追加しました✨

 小説を書くにあたって、文章の読みやすさはとても大事です。
 この読みやすさは、基本的には単語選択や文章の構造によって変わりますが、全く同じ文章であったとしても空白や改行の位置、小説の細かい規則を守っているかなどによっても変わってきます。

 実際に例を見てみましょう。

 内容はさておき文字が密集していて追いづらく、読むのに少し疲れてしまいます。
 三点リーダーが奇数個になってしまっていたり、閉じかっこの前に句点があったりと、小説の基本ルールが守れておらず気にする読者は違和感を覚えてしまうでしょう。

 そこで、今回新機能として追加された校正機能を使用します。
 やり方はエディタ設定で適用させたいルールを選択し、ツールバーから「🪄整形」ボタンを押すだけです。

 先程挙げた問題点が全て解決されましたね。

 この自動校正機能は保存時にも実行することができ、NoveLandではしばらく編集されていない状態で置いておくと自動で保存されます。
 つまり、この校正を行うにあたって行った手作業は完全にゼロ、ということになります。

 これで、浮いた時間を内容のクオリティを高めるための創意工夫の時間に当てることができるようになります🎉


今後の展望

 今回は見た目の整形にフォーカスして機能の実装を行いました。
 しかし、本来文章の校正には日本語の文法的におかしくないかどうかなども含まれるはずです。
 こういった機能はまた後日実装しようと思います。

 また、今回は技術的な都合でブラウザ単位での設定になっていますが、将来的には作品単位の設定として他の端末からでも同じ設定が有効になるようにする予定です。

 あとは、それぞれのルールは適用範囲を地の文とセリフとで分けられるようになってもいいかな〜って思ってたりもしています。
 地の文はきっちり書きたいけどセリフはくだけてかきたい、みたいなことってありますしね。


その他の機能紹介

 NoveLandには他にも文章の読みやすさの改善を補助するための機能があるので紹介します。
 執筆画面の右にあるインスペクタに「分析」というタブがあるのですが、最近ここに文章の長さについてのヒストグラムと表示中のエピソードで最も長い文章が表示される機能を追加しました。

 Googleで検索してみると、一般的に読みやすい文章の文字数は40字から60字と言われているようです。
 この機能を使えば本文の長すぎる文章を発見して、1クリックでその箇所へと移動ができるので、自分ではなかなか気づけない読みづらい文章を修正することができます。

 これは僕の持論ですが、1フレーズ1メッセージくらいがちょうどいいんじゃないかと思っているので、もしよければ参考にしてみてください。


 以上が今回新しく追加した自動校正機能の紹介でした!
 今後どんな機能を追加していくのかなどの情報については、こちらの運営ブログで発信していきます。
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