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俺、当たり前に君とずっと一緒に笑ってられると思ってた。

書いて。と言われている物語はいくつもあって、出して。と言われている下書きはその倍近くある。それでも、筆は進まず、言葉はつまり、本当に伝えたいことは一言も書けていない。

ありがたいことにこんなくだらない雑念ばかりのnoteにもファンが増えてきて、以前に比べて体裁ばかりを取り繕った文章に溢れてしまっているもので溢れているけれど、変わらず自分自身の話と友人の物語を描くだけのこの場所はなんだか居心地がいい。

曖昧なくらいがちょうどいいのかもしれない


女友達がいた。

大学入学後に参加したイベントで知り合った。同い年。彼氏なし。同じ大学。出会ってから意気投合するのに対して時間は掛からなかった。

ふとした時に連絡を取り合って、会えば朝まで飲み続けるような関係。周りからも周知されているような仲良しコンビとして成り立ってた。
本当は一線を超えてしまいそうな夜も何度かあったけれど、重なってしまえば終わりが来る。恋なんてしたら終わりが来てしまう。


知り合った数日後。
ペニヤ板みたいな運動会によく見かけるようなテーブルの上で一緒に旅行サークルの入部届けを書いた。「海外渡航、経験なし」。その夜開かれた新歓コンパなんか早々に抜け出して2人で朝まで飲み明かした。精子みたいな匂いが立ち込めるカラオケボックス。「REBECCAの『フレンズ』」を偉そうに歌う彼女。
始発なんて気にせず歌い続けて、次の日の授業は一緒にサボった。

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