蛙隆之介

一生懸命生きてますので何卒

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最近の記事

500年後も存在する方法

一番最後に星を見上げたのはいつですか? 僕は東京の西方に住んでいるので、場所によっては周囲が暗く、星がよく見えます。それに最近、メガネを新調したので、オリオン座もバッチリ観測できます。 小学生の頃、理科の授業でオリオン座の右肩の部分を担う恒星「ベテルギウス」について学んだ。ベテルギウスは我々の惑星から500光年離れた所に存在している。光が到達するのに500年かかるということは、室町時代に発生した光が、今ようやく我々の網膜に到達したということになる。 なんと素晴らしいロマ

    • 自分のためだから、やる気が出ない。

      とにかく昔から、将来のためだとか、成長のためだとか、「自分のため」となると一切やる気が出てこないタチです。就活生となった現在も、その現状に目を背けながらこの文章を書いています。 あなたは今、何から目を背けていますか? こんなことに時間を浪費していて良いのですか? ………。 読んでくれてありがとうね。 で、僕はといえば「自分がサボったところで、誰も迷惑しないならいいじゃん」と毎日自分の人生を疎かに生きています。こんな日もあるよねー、を毎日繰り返しているようなものです。

      • 野生のマイバッグ

        目が悪いというのは実に不便なものです。両眼で視力0.1未満の僕は、たとえ街で絶世の美女とすれ違ったとしても気付きません。眼鏡をせずに運転をすると捕まります。目が悪いというハンデを課せられている上に罰金を取られます。基本的には損しかありません。 ところでみなさんは「野生のレジ袋」を目にしたことがあるでしょうか。風に身を委ねて路肩を彷徨っているあれです。要するにポイ捨てされた袋です。カス視力の僕は、あれをよくネコチャンと見間違えます。猫だと思い、癒しを求めて近づいたらレジ袋だっ

        • 3本のケーブル

          飲みの席で友人に「どんな願いでもひとつだけ叶うとしたら、何する?」的な質問をされたので、(おまえ叶えてくれるのか??)と思いながら散々考えた挙句「この世のケーブルの端子をすべてUSB type-cに統一します」と答えた。 これはもう全人類の願いだと私は信じている。いつも出掛ける前に、2017年モノのmacbook air、iPad pro、iPhone8を鞄に入れ、「今日は長くなるから充電器も持っていかんとな」とmagsafeコネクタケーブル、lightningケーブル、そ

        500年後も存在する方法

          脳みそイマジネーション

          20時頃、まだ今日中にやるべきことが残っているのに、いつの間にかうたた寝をしてしまった。自分が突発性難聴になるという非常に恐ろしい夢を見て飛び起きたら、あっという間に22時を過ぎていた。最近耳鳴りが酷いのでそのせいだと思う。 夢というのは、目が覚めている間の自分には想像もつかないような映像を叩きつけてくることがある。僕はその度に自分の脳みそのイマジネーションとポテンシャルの高さに感嘆するのだが、怖い夢は本当に怖い。脳は自分が何を最も恐れているか知っている。ときに、自分が思い

          脳みそイマジネーション

          恒星日誌0824

          帰りの電車賃が無くなるほど無計画に遊び歩いてしまった。いや、本当は電車賃くらいあるのだけど、残り少ない現金が券売機に吸い込まれるのが嫌だったのと、比較的涼しい夜だったことを理由に、夜道を3駅分歩いて帰った。 誰かと通話でもしながら歩けたらいいのだが、僕には他人の充実した生活に突然割り込むような度胸がないので、大人しくイヤホンで工藤祐次郎の『残暑見舞い』を聴きながら歩いていた。 少しすると、お呼びですか!!と言わんばかりに友人から着信があった。「酔っ払って電車で寝過ごした。

          恒星日誌0824

          冷房の効いた喫茶店

          大学の友人が、一年ほど前からnoteに日記を綴っている。初めは周囲からポエマーだの自己満だの揶揄されていたし、僕も少なからずそう言う印象を持っていた。僕自身も何かを書くときは、クサい文章をだらだら書く感じがあまり好きではないので、ここでは「おれのはあくまでエッセイ漫画だ」と漫画がメインだと言い張り、ふざけ半分の文章にして中和させているつもりではある。 今日久しぶりに、そいつのnoteを覗いてみた。驚いた。明らかに文章が上手くなっていたのだ。偉そうに言える立場ではないが、マジ

          冷房の効いた喫茶店

          サビ抜きじゃイヤだ!

          連日の蒸し暑さに耐えられず、一日中エアコンのドライ機能をフル稼働させている。湿度が高すぎてそのうち空中で泳げるんじゃないかと思っていたのも束の間、今朝の東京は急に涼しくなった。 慌ててエアコンを切り、部屋の窓を開けるとひんやりとした風が入る。快適すぎて盛大な二度寝を決め込んでしまった。僕がエアコンの立場だったら、急に自然の風にうつつを抜かすようになった主人に嫉妬して、たぶん熱風とか出しまくってやると思う。もしくは夏本番にぶっ壊れてやる。こうして、電源を切ったはずのエアコ

          サビ抜きじゃイヤだ!

          大きめのくじら

          物事の大きさを表すには、様々な例え方がある。 両手をいっぱいに広げて「このくらい!」と言ってみたり、指で輪っかを作ってみたり、意味もなく東京ドームの面積で換算してみたり。 ちなみにアメリカのディズニーワールドは、山手線の全路線がそのまますっぽり収まるほど広いらしい。さすがアメリカ。 小学生の頃、親戚のおじさんに久々に会ったとき、「大きくなったね〜、ついこの間までこんなにちっちゃかったのに!!」と、めちゃくちゃテンプレ的な会話を投げかけられたことがある。 おじさんの

          大きめのくじら