冷房の効いた喫茶店

大学の友人が、一年ほど前からnoteに日記を綴っている。初めは周囲からポエマーだの自己満だの揶揄されていたし、僕も少なからずそう言う印象を持っていた。僕自身も何かを書くときは、クサい文章をだらだら書く感じがあまり好きではないので、ここでは「おれのはあくまでエッセイ漫画だ」と漫画がメインだと言い張り、ふざけ半分の文章にして中和させているつもりではある。

今日久しぶりに、そいつのnoteを覗いてみた。驚いた。明らかに文章が上手くなっていたのだ。偉そうに言える立場ではないが、マジメとふざけのバランスも、文章量も丁度良い、申し分ないレベルになっていた。何より、ずっと休まず続けてるってすごいことだよね。

それに対して僕は、完全なるダメ期に突入いたしました。とにかくやる気が起きない。絵も描けない。辛うじてアイデアだけは無限に湧き出てくるので、その度に携帯にメモして、時期を待つ。だから今日のnoteは文章だけ。まあnoteって普通そういうものだけどね。

こういう時は外に出るに限る!と、吉祥寺に向かった。コロナの前は月1くらいで三鷹~吉祥寺間を散策し、気分転換していたが、この日は約半年ぶりに吉祥寺の地に降り立った。

去年、散歩中に発見してからずっと入ってみたかった喫茶店に、満を持して入店。そこで友人と待ち合わせして、合流してからカレーセットを注文。別に最初から駅で合流して一緒に入店すればいいのだが、「喫茶店で待ち合わせってカッコよくね?」という双方の合意のもと、このような集合スタイルになった。

画像1

ほんとに美味しかった。途中から粉チーズかけて食べちゃった。マスターも気さくだったし。いい喫茶店見つけちゃったな。絶対また来よう。

店を出て、適当に近所の古着屋を物色した後、井之頭公園を散歩する。しかしまあ暑い。いつも公園の入り口で笛を演奏している謎のおじさんも今日は居ないし、公衆便所の横に暮らしているホームレスのおじさんも居ない。何度か立ち寄ったことのあるコーヒースタンドはコロナのせいで閉店していた。主人公が数年ぶりに故郷の村に帰ったら、賑やかだった村が無残にも荒廃していたような、そんな感じだった。

さっきの店を出て30分も経たずに汗だくの我々は、気が付けば別の喫茶店に入っていた。

画像2

冷房って最高。

instagram→https://www.instagram.com/ryunosukekawazu




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?