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「綺麗に叶えられる夢なんてない」

2023年のオフブロードウェイへの決意

2022年5月に更新したVISAも残り2年と5ヶ月になってしまった。
僕がアメリカで保有しているVISAはO1 VISA通称アーティストVISAと言って、俳優やミュージシャンなど特殊技術を持った人に与えられるVISAなのだが、このVISAの期限は3年。
僕が初めてこのVISAを取得したのが2019年の5月。
※2023年最新版のアーティストVISA取得までの道も近々投稿します


なので去年そのVISAが切れたので初の更新をしたのだが、新規に比べて更新は審査が簡単になると言われていても絶対に更新できる保証は無い。
つまり次の3年を当てにして自分の活動を進めていると、もし更新が出来なかった場合に自分のやりたい事が出来ずに帰国しなければならないなんてことも十分に起こりうるのだ。

僕のアメリカでの目的はアクターとして仕事を得る事ではなく
”自分の作品を世に出すこと”。
今はオフブロードウェイへの上演に向けて7年前から書き進めている作品に1番の労力をかけているのだが、去年は予定していたリーディング公演(関係者や投資家だけを集めて行う本読み公演)をすることが出来なかった。

出来なかった理由は申請していたグラント(補助金)が降りなかった事。
アメリカではリーディング公演であってもキャストとスタッフには当然ギャラを払うのが基本。
そもそも僕は日本の役者時代にギャラに関して嫌な思い出しかないので、まず予算を集めてどんな事があっても俳優が納得できる金額を払いたいという思いがある。

なのでリーディング公演であっても自分の規模であれば$5000以上は少なく見積もっても必要になってくる。
その予算を集める為のグラントだったので、正直審査に落ちた事を知った時には凹んだ。

僕のように多くのアーティストが作品制作の為の予算をグラントなどから得て活動しているので当然審査に落ちる人もいるわけで、そうなるとそもそもこのグラントを当てにして制作活動を行うという事自体が、僕のような期限付きのVISA保有者のアーティストには不向きだということを今回審査に落ちた事で気付かされた。

「どうやって予算を集めるのか?」

最近キングコングの西野亮廣さんが「劇団にビジネスマンを入れろ」という記事を書いていたのだが、全くその通りで制作資金を作る為には俳優の能力でも演出の能力でもなく、マーケティングやプレゼン力などビジネスで必要とさせる能力が絶対的に必要になってくる。
ここを勉強せずに今後自分の舞台や映像を作ることは無理だろう。

その為に絶対に欠かせないのが「発信力」と「信頼」

むしろこの2つが兼ね備えられていればなんだってできる。
逆の言い方をすると、この2つが無ければ何も出来ないし変えられない。

「綺麗に叶えられる夢なんてない」

12月31日に中田敦彦さんが自身のYouTubeチャンネルで生配信中に500万人登録者を達成するという狂気の沙汰でしかない挑戦に挑んでいた時に言った言葉。
生配信中に全てを曝け出し、涙と鼻水を流しグチャグチャになりながら配信スタートから約12時間後に見事500万人を達成させた彼を見たときに
夢を叶えるということがどういうことなのか見た気がした。

僕にも夢がある
それは”自分の作品をオフブロードウェイで上演させ
目の肥えたニューヨーカー達を感動さえスタンディングオベーションしている姿を舞台上から見る”こと。

その夢の実現にはまだ時間がかかる。
けどその夢への第一ステップが今僕が進めているリーディング公演の実現だ。
その目標を達成させる為には、プライドを捨て泥臭く何がなんでもやるんだという強い気持ちがなければならない。

本気で挑まなければ決して人の心は動かせない。
大晦日中田敦彦さんは僕の心を確実に動かした。

このリーディング公演を今年3月までには達成させたいと思うので
是非ご協力よろしくお願いいたします。









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