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イソップ童話「からすときつね」について

騙すくらいなら騙された方がいいと思いながらも、騙されたくはないたつやです。

今回は、ずる賢いきつねがカラスを騙す物語である、「からすときつね」についてお話しようと思います。

単に騙される方が悪いという話じゃなくて、賢明さと慎重さの重要性を教える物語です。

「からすときつね」の物語は、カラスが肉を咥えて木の上に止まっているところから物語が始まります。
食べようとしたところに、きつねが現れて容姿や声や色々褒めてきます。

気を良くしたカラスは、声が聞きたいと言うきつねの要望に応え、高らかに鳴き声を上げてしまいます。
すると、咥えていた肉を落としてしまい、きつねに奪われてしまうというお話です。

この物語についても、3つの大切な要素に分けてみようと思います。

1つ目は、褒められても調子に乗らないことの大切さです。
誰しも、褒められると嬉しいものです。もちろん、褒められなれていないとむず痒くなったり、気持ち悪く感じたりすることもありますが、基本的には嬉しい気持ちの裏返しなので、気を悪くすることは少ないです。

ただ、他人からのお世辞に惑わされすぎてしまうことは、自分自身を客観視できなくなってしまうので、注意が必要ですね。

2つ目は、賢明な判断力の重要性についてです。
ここではきつねに焦点を当てて考えてみるとわかりやすいんですが、木の上に止まったカラスから肉をもらうためにどうするか、賢明に考えた結果見事に肉を手に入れることが出来ました。

逆に、カラスは賢明さにかけてしまったため、きつねの真意や目的を見抜くことが出来ずに軽率な行動を取ってしまい、肉を奪われる結果になってしまいました。

3つ目は、自分の身は自分で守らなければいけないということです。
自己防衛ですね。
カラスが慎重に判断して、自分自身を、自分の餌を守るための行動を取れていれば、きっと騙されることはなかったです。

結局、自分の身は自分で守らなければいけないんだということを教えてくれているわけですね。
もちろん、お世辞を真に受けすぎるのもダメだよというメッセージ付きで(笑)

ということで、本日のまとめです。

 イソップ物語「からすときつね」は、賢明さと慎重さの重要性を教えてくれる物語でした。

客観的な判断力を持ち、賢明な行動をとることで、他人に騙されにくくなる。
当たり前な事かもしれませんが、見え透いたお世辞に騙されてしまったり、世の中のずる賢い悪党に騙されてしまうことはよくあることです。

世の中がもっと優しい世界であれば、こんなことで気を揉む必要もないんですが、現実はまだまだ厳しいものです。

このお話は、自己防衛と賢明さの大切さを教えてくれる物語だったので、共有させていただきました。
ご拝読いただき、ありがとうございました。

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