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大真面目詐欺

会社経営の傍ら、心理カウンセリング・コンサルタント講演・コンプライアンスに基づく講義なども行っています、りゅうこころです。ryukokoro

私は一応学問を納めて心理カウンセリングを行っているわけですが、大真面目に「自分は詐欺師」っていう自信があるのです。もちろんお金は戴いておりませんので金銭的な詐欺ではないですよ。

カウンセリングなんて

誰かの心の中に溜まったドロドロしたもの聞いて、うんうんって頷いて、その人が共感してほしいであろう方向をちょっと先回りするだけなのですよ。私は「人が人を変えられる」なんて傲慢な事思っていなくて、もし変わる事が出来るとしたら「その人の努力」だと思うのです。だから私はご相談にいらっしゃった方に言います。「私みたいな詐欺師でいいんですか?」って。

間違えないで戴きたい

世の中のカウンセラーがみんなそうだとは言っていません。私はそうだと言っているだけです。ブログですから表現の自由に基づいて書き散らかしているだけです。事故でお子さんを亡くされた方に命を戻してあげられますか?心に深い傷を負われた方の傷口をふさぐ事が出来ますか?私にはできません。それでも私を選んでくださった方の側に寄り添う事くらいしかできないのです。

もう少しで退院できるから

こんな嘘、嫌って程ついてきました。「退院したらさ、一緒にラーメン食べに行こうよ」とか「桜の綺麗な所があってさ、一緒に行こう」とか。何人と結婚の約束したかもわかりません。でもその時は、少し先回りしてその人が一番心休まる言葉を選んできたつもりです。『今日、ちょっと顔色いいじゃない!』『あれ?少し太ったんじゃない?』嘘ばかりです。

空の色

産まれた時から視力が無くて、歩行中に自転車とぶつかって道を歩く事が怖くなってしまった女の子のカウンセリングをした時、一緒に障害物の無い所を歩いたり、楽しいお話をしたりして女の子は再び道を歩けるようになったのですが、「空ってどんな色なの?」と訊かれて答えられずに話を逸らした私は、恐らく視力の無い彼女の視界よりも真っ黒な詐欺師です。そんな私に目の見えない彼女は「目が見えるのに目が悪いって大変ね、眼鏡って重いでしょう?」と笑ったのです。私が詐欺師でもいいのかなって思えた瞬間でした。

様々な後悔・贖罪・弁解の気持ちで毎日ブログを書いていますが、文章にだけは正直でありたいと思えるうちは書こうと思います。文章にまで嘘をつくようになってしまった時には、私はブログを辞めるときです。

りゅうこころでした。ryukokoro


重度のうつ病を経験し、立ち直った今発信できることがあります。サポートして戴けましたら子供達の育成に使わせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。