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あの人、うつ病っぽくない?って思ったら(会社編)

会社経営の傍ら、心理カウンセリング・コンサルタント講演・コンプライアンスに基づく講義なども行っています

りゅうこころです。

今回も何かしら読んでいただけると幸いです。

「あの人、うつ病っぽくない?って思ったら(会社編)」

うつ病の対応では、「早期発見」、「早期対応」が大切になります。一日の大半を職場で過ごす人たちにとって、職場にいる上司・同僚は、きわめて身近な存在の人びとのうちのひとりです。職場で働く部下や同僚に、うつ病のサインがみられたら、すぐに声をかけてみてください。うつ病のサインは、自分ではなかなか気づきにくいものです。気づいても、なかなか言い出しづらい、周囲に迷惑をかけられないという理由で抱え込んでいる人も中にはいます。身近にいる上司・同僚である方がたには、うつ病のサインに気づいたら、声をかけ、話を聴いてあげてください。

 

【自分自身が気づく変化】


憂うつ感: 気分が落ち込んでいる、何事にも悲観的になる。憂うつだ。
おっくう感: 何事にも興味がもてない、何をするにもおっくうだ。
焦り、不安感: イライラして落ち着きがない。不安だ。
睡眠の変化: 朝早く目が覚めてしまう、夜中に何度も目が覚めて眠れない、寝つきが悪いなど。
身体の症状: 頭重感、頭痛、めまい、微熱、吐き気、下痢や便秘が続く。
食欲・体重の変化: 食欲がない。食欲が急に増えた。体重が減ったまたは増えた。
疲労がとれない: 朝からぐったりと疲れきっている。疲労感がぬけない。



【周囲が気づく変化】


遅刻・欠勤: 遅刻や早退が増えた、欠勤することが増えた
ミスの増加: ミスや事故が増えた。
仕事の能率: 判断力の低下、仕事の能率の低下が見られる。
会話: 周囲との会話が減った、昼食などでも一人でいることが多くなった、口数が減った。
表情: 表情が暗い、元気がない、顔色が悪い。
身体の症状: 頭重感、頭痛、めまい、微熱、吐き気などの訴えがあった。

 このようなサインに気づいたら、まず、話しかけてみてください。その際には、「期待してるからがんばれ!!」、「気合で乗り切れ!!」などのむやみな励ましや、「そんなことではダメだ!!」、「自分の立場を分かっているのか!!」、「誰だってそうだ!!」などの非難は禁物です。心配な気持ちを伝え、まずは「話を聴く」ことが大切です。

うつ病になった人にとって一番怖いのは「さぼっている」という偏見です。これが怖くて言い出せない人が実に8割に上ると言われています。「そしてある日突然出社しなくなり、自宅に行ってみると自殺していた」という悲惨なケースも決して珍しくありません。そして亡くなってしまって初めて皆さん言われるのです。

「もっと早く相談してくれればよかったのに・・・」

言えない方がうつ病になるのです。だから頑張っている人ほどなりやすい病気だと考えてください。『怠ける事・手を抜く事』を知らず、できない人がなりたくないのになってしまう病気これがうつ病です。

まだまだ社会的認知度は低いですが、実際に自殺してしまう危険な病気です。みなさんの少しの気配りと思いやりで重症化せずに済む場合が多いのです。悲惨な事故が起こる前に、気づいてあげましょう。

りゅうこころでした。ryukokoro


重度のうつ病を経験し、立ち直った今発信できることがあります。サポートして戴けましたら子供達の育成に使わせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。