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発達障害克服してみた 第4章⑥    不思議なマッサージ器具CS60を体験してみた話

 第4章のこれまでの記事で、他力の瞑想・リスニングプログラム・原始反射の統合を行ってきました。これらの継続によって、心身のリラックスのみならず、発達障害の症状の軽減に成功したわけです。

 色々と落ち着いてきた日々の中で、一つ気になることがありました。それは高校時代から抱えていた顎関節症でした。顎関節症と発達障害には直接の関係性はありません。しかし、顎関節症はストレスが一因で発症しうるということ、そして歪んだ顎が不定愁訴などのメンタル面に影響を与えることを私は知っていました。
 瞑想などによってストレスを取り除くことで、顎関節症が治らないか期待したのですがそうはならなかったのです。これが治ったら色々な意味でさらに飛躍できるのでは?と考えた私は、整体やカイロプラクティックなどの体の歪みを直に治す方法を検討し始めました。しかし私の性格上、普通の整体とかに行っても何か面白くないよなぁ・・・と考え、斬新で面白いものは無いかと考えるようになりました。
 すると以前読んだ本のことを思い出しました。それはハイパーメディアクリエイターの高城剛氏が出版した「高城式健康術55~医師が教えてくれない家庭の医学~」に載っていた不思議なマッサージ器具CS60についてでした。早速公式ホームページを開き、どういうメカニズムで効くのか調べたところ、これまた怪しいこと怪しいこと(笑)。ミトコンドリアを活性化させ、老廃物を引き抜くというシステムだそうで、こういった怪しげな器具の信憑性を向上させようと科学的に説明するものの、より胡散臭くなるという典型的なパターンでした。
 ただ、公式ホームページのみならず全国各地にいるCS60のサロンのブログなどを様々に調べてみると、顎関節症は勿論のこと、靭帯損傷で手術・リハビリを経ても膝に後遺症が残った人がCS60で驚くほど改善したりと、不思議な効果を発揮していることを知りました。また、肉体面のみならず不登校の子供が学校に行けるようになったりと精神的な面にも影響を与えるということも知りました。そこで騙されたつもりで受けてみようと思い立ち、2021年の10月と2022年の1月に計2度受けてみたのです。

 実際に受けてみて、何が変わったか

 まずサロンに入り、問診のような形で今困っている身体の症状について聞かれました。顎関節症について相談した後、ベッドにうつぶせになりCS60を使って全身をさすられました。ただの金属の塊のように見えますが、場所によってくすぐったかったり、痛みが走ったりと、足つぼと同じで悪い部分が反応する仕組みらしいです。

 施術後しばらくしてから、振り返ってみると自らの行動に大きな変化が見られました。それまでの私は会社から帰った後、ストレスもあったのか夜食をコンビニで買って一日4食生活を送っていました。それにより体重が増加し、夜食を取って睡眠をとるので逆流性食道炎のような状態にもなっていましたし、特別多忙でもないのに夜寝るのも深夜1時・2時台が当たり前でした。睡眠時間が短さと、夜食の消化による睡眠の質の低下によって、翌朝の目覚めは酷いものでした。しかし、このCS60を受けてからしばらくしてこれらの夜食生活は終わりを迎え、夜もどんなに遅くとも12時までには寝るようになったのです。結果として睡眠時間の質と量の向上により、日中は元気よく仕事が出来るようになりましたし、何よりも休日に睡眠負債を持ち越すこともなく、休日も活動が出来るようになりました。つまり自分を大事にする習慣がついたというわけですね。

 さらに驚いたのは、両親への怒りが完全に収まったという点です。元々私は独学で心理学などを研究していたわけですが、大抵の心理学というのは問題を幼少期の親との関連性に見出そうとします。私もそれに影響されて自分がこんなにも悲惨な人生を歩んでいるのは両親のせいだという思いが膨らみ、両親にいつも怒りを覚えていました。怒りを直接親にぶつけたことはほとんどありませんが、以前は自分の中に突然両親への激しい憎悪が突然沸き上がり、抑え込むのが大変だったくらいです。初期の親への怒りを100とすると、これまで紹介してきた瞑想で30くらいに減少し、原始反射の統合(特に恐怖麻痺反射の統合)で10くらいに減少したのですが、依然として怒りが残っていました。それがこのCS60によってその怒りが完全にゼロになってしまったのです。それからというものの、帰省する度にどうやって親を喜ばせようかと考える日々に180度変わってしまいました。
 さらに過去恨んでいた人たちに関しても二度目の施術の後、一気にそれらの怒り・恨みが消失してしまいました。どういうことかというと、自分の発達障害的な症状によって引き起こした現象をちゃんと真正面から受け止めることが出来るようになり、嫌われて当然のことだったと理解したのです。

 未だに当面の目標であった顎関節症は改善されていないのですが(笑)、メンタル面・物の考え方に大きな変化が見られた不思議な器具で、今後も定期的に受けようと思っています。偶然だと言われるかもしれませんが、これまで何をやっても取れなかったフラッシュバックや他人への怒りが改善されてしまった以上、偶然と片付けることは出来ないと思います。
 今後も新しく改善されたポイントが出てきたら本記事で追記し、紹介していこうと思います。

 たった二回の施術で大きな変化が見られたわけですが、実はもう一つ最大とも言える気づきを手に入れました。それに関しては話が少し長くなるので、次回紹介しましょう。

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