IELTSへの挑戦〜自己管理能力向上の要因〜
去年から続けている英語学習を通して、自己管理能力(早寝早起き、食事、睡眠などを含めたその日やらないといけないことを先延ばしにせず実行する能力)が向上したように感じた。
今回は、英語の勉強法じゃなく、
「どうやったら長く継続して勉強できるか」
について書いたNoteである。
勉強を始めたきっかけ
2022年12月。休学してまで行きたっか海外から日本に帰国し、自分の小ささを感じ、「大学院進学」という大きな目標を立て、それに向けて人生で初めて「本気の勉強」を頑張ってみようと思った。
それは海外の大学院に必要な英語力だった。
大学によって様々だが、多くの大学がIELTS6.5 or 7.0が入学条件 なので、その辺を目指すことにする。
その目標を達成するためにやるべきことを洗い出し、必要な勉強時間を逆算し、長期、中期的に目標を立てた。
大学3年のインターンで、「自分よりすごい人が勉強している」という焦り、「難しい目標に向けて逆算し、考えながら努力する」というかっこよさを知っていた分、難しい目標にチャレンジしたい「向上心」とそれを達成できる「自信」があった。
また、それ以外の多くのことにも影響を受けてきたので、海外から帰ったそのタイミングはとてもエネルギッシュだったと思う。
だからその目標達成まで、「有料の講義」や「コンサルタント」みたいな人からの力は借りたくなかった。あくまで「無料」で「自分自身で」目標を達成したかった。
そして本格的に始め、色々試行錯誤をしたことで、当時と今の「勉強」に関する考え方は大きく異なる。色々書くとまとまりが無くなるため、私のメインの英語学習となった、「IELTS」という試験についてfocusして書いていこうと思う。
最初にやったこと
当然、最初は何も分からないので、
①力試しでテストを受けてみる
②目標のスコアを達成した人の体験談ブログを読み、勉強法を知る
ということを行なった。
①力試しでテストを受けてみる
テストを受けると言ってもこのテストは27,500円もかかるのだ。。
目標を達成した時比較として、どれだけ成長したか見たいだけなのに高すぎるよぉ〜。。
と思い、色々探してみると、7,000円くらいでスコアが分かる「IELTSのオンライン擬似テスト」みたいなのがあったのでそれを受ける事にした。
知らない人のために以下がIELTSの評価表。TOEIC受けたことないので、分かりませんがこんな感じらしいです。
この表を見る通り、IELTS 9.0 とか8.5はネイティブレベルで、一般的に6.5を超えると凄いと言われる感じ。
あえて何も対策せずやってみた結果、、、 3.5
この表でいくと初心者レベルでしたね。笑
よくそれで海外行けたなというレベル。留学を迷ってる学生などがいたら是非背中を押してあげようと思います。笑
そして最近、当時のライティングの紙を見ましたが、ドン引きするくらい酷い出来栄え。。。
成長したなぁと思えるので、落ち込んだ時に見ると良いかもしれない、、
②目標のスコアを達成した人の体験談ブログを読み、勉強法を知る
マルタに留学していた時の日本人の友達にIELTS6.5 を達成した人がいて、その人のおすすめで「最小限のコストでIELTS7.0を達成した!」みたいな記事を見て参考することにした。
その筆者は働きながらスコアを達成したこともあり、当時の私は、「その人より時間があるから、もっと簡単に目標を達成できるじゃないか!」と思った。
IELTS はスコアを0.5〜1.0あげるのに約200〜300時間必要と言われており、月50〜100時間の勉強で3〜6ヶ月で上げていくという計算だった。
ろくに勉強してこなかったからこれがどんなものなのか分からなかったけど、最初の印象は「え、たったこんだけ?」だった。MAX100時間するとしても、1週間で25時間を達成、1日3〜4時間の勉強だ。朝ゆっくり起きれるし、夜はゆっくりテレビを見ていた。
そして、どこかのタイミングで「このままではやばい」と気づいた。IELTSを受けたことがある人は分かると思うが、IELTS3.5がどれだけやばくて、危機感を持たないといけないスコアなのか。当時の私はそれに気づけていなかった。。
学習時間を増やせ!!
当時、大学最後の年でしたが、勉強に集中したいということでバイトもせず、授業がない日はそのIELTSの勉強と大学院探しに集中したいと、親の許可を得て時間を割かせてもらった。
まずはシンプルに「量を増やそう」と考えた。
勉強量を増やすためには?
私の最初の答えは、
・朝早く起きる事
・SNSやテレビなどに時間を奪われない
という事だった。
モチベーションはあったが、大学生気分100%の私にとって、それらを達成することはとても大きな「挑戦」だった。
そして、この「勉強量を増やすための方法」はもっと効果的なものがあると信じていたので、勉強と同時並行でちょくちょくモチベーション維持も兼ねて調べていた。
勉強をルーティン化させる
やろうかな?やらないで良いかな?と迷った時点で負けで、寝る前の歯磨きと同じような状況を作り出すことが重要だった。
そのために、色々やったが、代表的なやったルーティン例が以下である。
・月末の振り返りと翌月の目標を策定
・週一回の勉強の進捗確認
・毎朝やるべきことのto do リストの作成
・勉強時間の記録
・瞑想
・朝散歩
・運動(筋トレ、ランニング)
・朝シャワー
・英語日記インスタ投稿(自分が今日の出来事について英語を喋ってる動画)
英語日記インスタ投稿
これに関しては、自分で思いついたのだが、我ながら面白く、かなり考えられたアイデアだったと思う。
海外の友達が増えた事で英語の投稿を増やして、DMメッセージがくるのでやりとりをする
誰かは見ている、チェックしているという気になり継続出来る
TVの誘惑があったから、それを避けれる(長い時は1時間くらいかかってた)
投稿するから良いところを見せたいという気になり、その文章を沢山練習する
間違えてたら訂正してくれる人がいる
などなど。
痛いやつと思われることや、親しい人でも毎日見たりしないからストーリーが後ろの方に行くなどデメリットはあったが、それよりもメリットの方が多いと当時は感じてやっていた。
幸いなことに、フォロワー(友達)に良い人が多いので、応援してくれる声が多かったのでやって良かったと思う。
あまり続かなかったこととして、ジャーナルやアファメーションなどがある。おそらく、当時色々取り入れすぎてたので、それらはなんとなく続かなくてもういいやってなったんだと思います。笑
自己管理能力向上のカギとは?
やっと本題だが、
ここのタイトルである、「自己管理能力向上の要因」は、
月末の明確な目標設定と瞑想
だと思う。
これらによって本当に勉強がルーティン化した。
月末の明確な目標設定
目標を立てる前に先月の進捗がどうだったのかを確認していた。
「先月自分が立てた目標を達成できたのか?」「次のテストのことを想像してこの調子で良さそうか?」もしくは、「変えるべきポイントはあるか?」
と1ヶ月の自分の行動を振り返った。
月末に次の月のやることを洗い出し、「時間目標」と「スコア目標」を策定。スピーキングに⚪︎⚪︎時間費やす。その中で、この教材に⚪︎⚪︎時間、この教材に⚪︎⚪︎時間と細かく細分化した。
この振り返りと目標設定合わせて3時間くらいかかってたような。。
面倒だなと感じつつも、それによって来月のやるべきことが明確になるし、モチベーションも上がる。
そしてその日は絶対に勉強しないというルールを設けることで、勉強をしたい気持ちを高めるという効果も狙っていた。
瞑想はメタ認知能力の向上に
SNSやテレビを見てたら、「あ、今無駄な時間過ごしてる」と気づけるようになり、本来やるべきことに戻ることができるようになっていきました。その上、ストレスの原因の特定、すなわち、「なぜ今、イライラしてるのか?」「落ち込んでいるのか?」ということがわかることも増えていった。
あまり瞑想の効果について語りすぎると、fanatic (狂信者)っぽく見られそうなのでこの辺で。笑
とある1日の流れ
ちょこちょこルーティンは変えてましたが、
一例を挙げてみると、
朝4:30 起床
5:00 までに瞑想とシャドーイング(英語の文章を復唱してついていく練習)
5:00〜6:00 散歩、朝シャワー、洗顔、1日のタスク策定
6:00〜7:00 大学院探し
7:00〜8:00 朝ご飯とコーヒーブレイク
8:00〜12:00 25分のポロモードを使い、勉強。空いた時間にギター弾いたりもしてた
12:00〜13:00 昼ごはんと仮眠
14:00〜17:00 勉強
17:00〜18:00 ジム
18:00〜19:00 風呂と夜ご飯
19:00〜20:00 勉強
20:00〜21:00 日記
21:00〜22:00 歯磨き、リラックス
寝る前に瞑想して就寝
この辺から大好きな面白YouTuber も見なくなりました。SNSの時間、iPhoneのスクリーンタイムもグッと減った。
本当に1日が勉強中心だった。
新たな気づき
いい感じで進んでいるように思えていたのだが、
今考えると、「このルーティンを達成すること」に酔っていただけだった。
つまり、
毎月立てている「時間目標」は達成出来、「スコア目標」は達成出来ていなかった。
それに途中で気づき、勉強方針を変えることができた。
Active Recall(アクティブリコール)
なんだか難しそうな名前だなと最初は感じたが、要は「思い出す」という行為は記憶に定着しやすいから、意識的に勉強したことを思い出せ。ということだ。
テストで間違えたところをずっと覚えているように、「思い出す」という行為が脳に負荷を与え、長期記憶化しやすいのだ。
この勉強法を知り、今までの勉強が全否定されたかのような気分だった。
前しか見ず、その教材を進めまくって終わらせることに集中していた自分。リーディングが苦手だったという理由で、眠たい中同じ文章を何度も読み続けていたこと。
アウトプットの量がインプットの量を上回る必要があると感じた。
1時間本読んで、勉強した気になってたけど、その1日の終わりにはその本の内容のほとんどを覚えていない。
思い出して、自分の言葉でアウトプットする勉強方法にシフトチェンジした。
他にも、家で英語のスピーキング練習するんじゃなくて歩きながら練習するとか。
(これも脳科学的に記憶に残りやすいらしいですし、実感もあります)
振り返りシートを作り、定期的に見直すようにもした。
そして1番の変化は、2年続けたオンライン英会話の解約。
YouTubeにそれ系の動画はいっぱいあるので、改めてその理由は説明はしないが、なぜ今まで毎月8,000円近くも払っていたんだろうと後悔。。
まだ、この「記憶に残る勉強法」は手探りですが、今後もあれば積極的に取り入れていこうと思う。
少々、書きすぎたが次のNoteで、その学習ルーティーンが継続できていない原因を最近の出来事と共に原因を考えてみようと思う。
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