見出し画像

学生必見!留学にどのくらいの英語力が必要なのか?

留学には、どの程度の英語力が必要ですか?

…という疑問を持っている方もいるでしょう。

ただ18歳以上の日本人の留学において、9割は語学留学に相当するのではないかと思います。故に9割の方にとっては、別に全くできなくても問題ないというのが問いの回答になります。お金さえあれば留学できるとも言えます。たくさんのお金がなければ、期間を短くすればいいとも言えます。

では残りの1割の方の留学が何なのか?というと現地の学生などと混じって授業を受けることとなるでしょう。今回のトピックの、留学にどのくらいの英語力が必要なのか?は

現地の学生などと混じって授業を受けるためには、どの程度の英語力が必要なのか?

を説明したいと思います。

日本で受験者数がとても多い英語の試験といえば、英検とTOEICかと思います。正式な受験者数を調べてみるとTOEICは年間200万人を超えているとのことです。TOEICの性質上、受験者の大半が大学生および社会人の可能性が高いでしょう。中高生にとっては英検のほうが身近な存在ではないかと思います。

では英検で言うところのどの程度なのか?というと、現地の大学生などと混じって授業を受けるためには、最低でも英検で言うところの準一級くらいが一つの目安ではないかと思います。

画像1

以上の図は英検のサイトから頂いたものです。この図は国際的な規格のCEFRと日本で知名度の高い英検の難易度の関係を示しています

ちなみに青い線は私が加えたものです。この辺りのラインが、現地の学校になるのか、語学学校になるのかの一つの目安として考えていただければ結構です。

CEFR(左下)の2つ右にIELTSという文字がありますが、これ英語試験のことです。少しずつ日本でも知られていますが、まだ知名度は低いですね。

英語圏の専門学校や大学および大学院などに入学するためには、IELTSという英語試験のスコアが広く使われています。(表にはありませんが、TOEFLと双璧を成すといっていいでしょう。)

英語圏の学校(専門学校、大学、大学院)になると、少なくともIELTSのアカデミックモジュールで5.5は必要かと思います。日本の大学が交換留学に関して求める最低ラインもこのくらいかと思います。なぜならば、これ以下の英語力だと授業についていけない、理解度が半分に達しないからだと僕は考えています。

もちろん学校によって多少基準は異なる

いうまでもないことかもしれませんが、専門学校と大学の医学部では求められる英語力も違います。大学や大学院でも医学や看護だったり法律といった学部だとIELTS6.5やら7.0と言った数字を求めてきたりします。世界的に名高い大学や大学院ともなると、このくらいの英語力とは別にそれ以外の試験を受けることを要求する場合もあるようです。

すべての英語圏の学校が同じ条件を課しているわけではないということを理解した上で…

現地の学生と一緒に授業を受けるためのIELTS5.5を叩き出すためには、最低でも英検準1級合格程度の英語力が求められる

…ということです。

もう一つ注意点

英検準1級を合格していれば、かならずIELTSのアカデミックモジュールで5.5というスコアが保証されているわけでもありません。日本の英語が読みと文法に偏っている傾向からいうと、IELTSのスピーキングやリスニングで5.5に達しない可能性も低くないというのが、私見です。

これはあくまでわかりやすい一つの目安です。中高生の方で大学生のうちに、留学をしたい、特に現地の学生と一緒に授業を受けたいということであれば、これくらいを一つの目安に考えてみてください。

では今日も読んでいただきありがとうございます。何か質問などがありましたら、ご連絡ください。質問および高評価は励みになります。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?