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留学の経験談と先入観

どうもこんにちは留学アドバイザーのSAです。

ウェブに載っている、留学やワーキングホリデー経験者の話ってたくさんありますよね。20年近く長く住んでいる僕としては、それはちょっと違うなと思うところがちょくちょく見かけます。(…といっても文章全体の5~10%くらいでしかありませんけどね。)

もちろん経験した本人の意見に対して、「嘘を言ってらぁ」というつもりはありません。だって本人の意見なんですから。

でもちょっと客観性に欠けてるんじゃない?と思うことはちょくちょくあります。それがこのnoteを作ったきっかけの一つ、データや統計を紹介したいと思ったわけです。

具体的にいうと、差別の話、訛りの話、気候の話、賃金やチップの話、単語の話まで。結構客観性の欠ける情報は出回っていると思います。(そう、だから体験談。)

留学やワーキングホリデーを考えている人が、こういう経験談を事前に調べようとするのは決して悪いことではありません。言うまでもなく、いいことです。

ただその情報をもとに渡航先を決める人もいるので、話半分とはいいませんが、まぁ100%真実と思い込むのは要注意です。

なぜなら経験者とはいえ、結局どこの誰だかわからない人です。発言者の渡航時の語学力だってわかりません。留学やワーキングホリデーに求めているものだって人それぞれですから。

では、その具体例を一つ。先日見たものに、「シドニーでは湿気はほぼないので」という表現を見ました。

オーストラリアの5大都市で平均的に一番湿度が高いのはシドニーです。少しググればわかること。洗濯物を外に干していても、乾かない時はやっぱりあるもんです。

確かに日本の地域に比べればシドニーの湿度は低いです。ちなみに一番乾燥してるはパースとのこと。

こまけーよって言われるかもしれませんが、あまり調べることなく、個人的な意見がバンバン飛び交うのがネットの世界です。(え?みんなそんなことまで細かく気にしないって?)

残念なことに、こういう経験談を読みすぎた人の中には、行く前からあたかも自分が経験したかのように思い込んでしまう人もいることです。

そういう意味では、あまり先入観を持ちすぎない、決めつけすぎないことも大事かなと思います。



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