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【こなんSDGsカレッジ】セミナーDAY3|地域の「課題」って何? ー「問題」と「課題」の違いと、課題の解決法とは ー

みなさんこんにちは!


滋賀県湖南市とNPO法人グローバルな学びのコミュニティ・留学フェローシップが協働して実施している「こなんSDGsカレッジ」です。
過去4回のセミナーの様子をギュギュっと凝縮してお伝えしています!


こなんSDGsカレッジとは

湖南市の次世代を担う若者を中心に、地域や関係人口など多様なキーマンとともに、若者が主体的かつ能動的に活動できるまちづくりのたまり場を創出し、若々しいまちを実現することを目的として、創設されました。
今年の「こなんSDGsカレッジ2022」では、留学フェローシップのメンバーも多数参加する大学生メンター(海外大学生・国内大学生)が、湖南市および近隣市町に在学、在住の中学生・高校生の皆さんをサポートし、自分のやりたいことの原石やふるさととの関わり方を探り、地域で自分自身のプロジェクトを形にする活動を通して、若者が継続的にまちづくりへ参画できる仕組みづくりを目指しています。


セミナーとは

中高生をサポートするメンターとなる大学生と市役所若手職員を対象とした、メンター研修プログラムです!
「湖南市ならではの魅力」「メンターとしての作法」などを学び、プレーヤーとしての視点とサポーターとしての視点を身につけ、カレッジに中高生を迎える準備をします。

DAY 2 の様子は前の記事からご覧ください!

DAY3|7/3(日)

「地域の「課題」って何?ー『問題』と『課題』の違いと、課題の解決法とはー」


① 真山先生によるレクチャー


 今回は、同志社大学・政策学部教授の真山達志先生をお招きし、「『問題』と『課題』の違いって?」というテーマでレクチャーしていただきました。
現状を分析していくことで、地域の中の問題を解決するための仕組みを学びました。
印象的だったのは、「問題≠課題ということ」「課題の解決を市民と行政それぞれの持ち味・役割に分けた整理法」でした。問題はあくまで現在困っていることであり、それが全員にとって課題となるわけではありません。例えば荒れ果てた公園があるとします。これは事象(出来事)に分類できます。その公園を使わないビジネスマンにとっては荒れ果てたままでも困りませんが、子育てをするお母さんにとっては、子どもの遊ぶ場所が減ることで困るかもしれません。これが問題になります。そしてお母さんのために「荒れ果てた公園を子どもが遊べるように整備する」ことは課題であると言えます。このように、まずは地域における課題を探りあて、市民と行政それぞれの持ち味を活かしながら協働をする。これによって、より良い地域の課題解決が可能になるのだと学びました。


② 前回のミッション共有


 真山先生のレクチャーをもとに、前回のミッションである「自分の地域に住む上で、困っていることに対して自分がどんな活動をしているのか」をみんなで共有しました。
地域の問題が誰にとっての課題であるのかを意識することで、問題の原因を追求したり、活動に興味をもって積極的に参加してくれる年代層を絞れたりと、今までは考えることのなかった視点を取り入れ、意見を共有することができました。私たちは、個人で考えたことを言語化して共有する中で、誰とでも連携して活動を行うことでネットワークを広げられることを学びました。




ここまで読んでいただきありがとうございました!

次回は、セミナーDAY4|「メンターとしての心得 ー中高生をサポートするスキルを身につけよう ー」についてお伝えします!


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