【祝卒業🌸放送大学】働きながら大学編入そして卒業まで

Lala｜L-Project

2023年3月15日 23:28

看護専門学校を卒業して看護師デビュー。
看護師3年目の時に大学編入をしました。
Last1年はイギリスから通学し、この度卒業いたしました。

今回は編入から卒業に至るまでのお話しをしたいと思います。

大学編入の決め手

職場・仕事にも慣れ、将来に向けて少しずつ動き出そうというマインドになった看護師3年目。

将来の可能性を広げるため、学士取得を目指すことにしました。
大学編入を決めたのは割と出願直前だった気がします。
ある意味、思いつきと勢いだったのかもしれません。

看護大学と看護専門学校

最初から大学に通えばよかったじゃないかという意見もあるかと思います。

確かにそれも１つの選択肢でした。
私立看護大学2校、公立看護専門学校１校から合格を頂いていましたので、
その選択もできましたが、
公立の魅力的なカリキュラムと臨床にいち早く立てることを理由に専門学校に進みました。

学士が必要になる可能性としては以下が挙げられます。
・大学院等へ進学する時
・海外で看護師免許を取る時
（大卒の方が給料が高い）

いずれも、その学校や国、病院によるため、必要不可欠ではないのが迷う理由でした。

とりあえず、必要になったら学士は後からでも取れるし…ということで
専門学校に入学しました。

あながちこの選択は間違っていなかったと思います。専門学校の３年間は本当に大変でしたが、同じ内容を大学で4年かけて学ぶ忍耐力と自信がありませんでした。

質の高い教育も受けられましたし、空いた時間でアルバイトをしたり、国際ボランティアへ参加したり、時間を一瞬たりとも無駄にせず、貴重な学生生活を送ることができました。

大学選び

さて話を戻しましょう。

大学編入を考え、いくつかの大学から資料を取り寄せたり、インターネットで情報収集をしました。

結論から言うと、最終的に決めたのはここ。
放送大学　全科履修生
教養学部教養学科心理と教育コース

決め手は
・入学試験がないこと
・通学なしで卒業できること。
　※専門学校で面接授業分の単位が取得できていたため。
・学費が安いこと。
・看護以外のことも学べること。
でした。

看護学士を取るために放送大学に入学する人の多くは生活と福祉コースを選ぶ方が多いのですが、仕事も学校も看護だとしんどい部分があるだろうな（当時コロナ禍で若干うんざりしていた）と言うことと、
働いている中で心理学の知識がより良いケアに繋がると実感していたので、心理と教育コースを選びました。

将来、途上国で医療者教育をしたいという思いもあって、このコースで教育についてもかじれたら面白いだろうなという興味もありました。

大学生生活

取得した単位

卒業に必要な単位はこのように決められています。

ややこしい…
特に専門学校時代はすべての科目が必修科目だったので単位を自分で計算して申請することは初めてで、卒業通知が来るまで本当に足りているのか不安でした。

編入1年目前期は手慣らしとして5科目申請。
この時点で専門学校の単位がどの程度移行できるのかわかっていなかったので、とりあえず…という感じで。

6月ごろ移行できる単位数（認定の降りた既修得単位）がわかり、改めて計算。※参考までに私の場合の認定単位数を載せておきます。

これを踏まえて卒業までに必要な単位数を出します。

次に学習計画を立てます。

・最短の2年間で卒業したい
・2年目（3年次）の後期はそれまでに単位を落とし、再履修するリスクを考え、念のため余裕を残しておきたい。
　※後にこの選択が自分を救うことに✨

この２つを重視し、

新たに取得予定の72単位＋認定された既修得単位の62単位＝総計134単位

この計画で行くことに！

お気付きでしょうか…
あれ？編入2年目前期に０、後期に16科目？まさか全部落としたの？

実は編入2年目の前期、単位認定試験のある夏はちょうど妊娠によるつわりでベッド上の屍になっていました。

単位認定試験を受ける資格を得る為の通信指導（いわゆるテスト前テスト）は妊娠発覚前でしたので、すべて合格したのですが、肝心の単位認定試験は受けられない状態でした。

幸い、放送大学のシステム上、通信指導で合格している科目は次の学期に追加で学費を払うことなく試験を持ち越すことができたので、後期に試験だけ受けることができました。

後期はここで落としたら卒業できない…とヒヤヒヤしましたが、無事全科目合格。

オンライン授業は通信指導や単位認定試験の代わりに授業内でのレポート提出や小テスト、ディスカッションで評価をつけられます。
そのため早い段階で修了しており、幸いつわりの時期には被らず、単位を取得できました。

実際どうだった？

編入3年目はコロナ禍でコロナ病棟兼救急病棟の看護師として働きながら、
リーダー業務や後輩指導、院内研修と同時並行で。
編入4年目は結婚し渡英して環境の変化やつわりと闘いながら。

その状況下で1学期15科目以上の学習をするのはなかなかハードでしたが、一定期間継続して取り組めるものがあった点、幅広く新しい知識に触れられた点ではとても良かったです。

また、タイミングがとても良く、
コロナ禍であったからこそ、試験も全て郵送またはオンライン上で受験することができました。（渡英後は全てオンラインでできました。）

なので、一度も学習センター（日本各地にある放送大学校舎）には行っていません。

入学から卒業までにかかった費用

放送大学を選ぶ決め手となった学費。
実際に私が入学から卒業までにかかった費用を公開します。

まずはシステムから。

放送授業 1科目（2単位） 11,000円（テキスト費込み）
　　　　　　　※ テキスト無しにすると1000円引き
面接授業 1科目（1単位） 5,500円（テキスト費別）
オンライン授業
　　　　　 1科目（1単位） 5,500円（テキストなし）
　 1科目（2単位） 11,000円（テキストなし）

私の場合…
・入学料→24,000円
・既修得単位認定審査等手数料→10,000円
・放送授業　
　3年次テキストあり　18科目→198,000円
　4年次テキスト無し　16科目→160,000円
　　テキスト代（メルカリで500円〜1000円　※800円/科目で計算）→12,800円

・オンライン授業　※いずれもテキストなし1単位科目　4科目→22,000円
合計　426,800円

最初から大学に通うより、専門学校＋大学編入での単位取得＋学士申請の方が安く済ませられます。

必要単位が取得できる他の大学と比べても、私が調べた限りでは放送大学は学費が安く、そこまでハードルが高くありませんでした。

また、いろんなところで学割が使えたのは嬉しかったです。
社会人学生の学割使用については賛否両論あるようですが、
カラオケ、映画館、Amazonプライム、iTunes、楽天など、学割を利用してお得に生活できました。

それを踏まえても、この学費は高くはないのでは…と思います。

注意！海外からの通学について。

渡英前、住所変更の件もあったため、海外からの通学について学校に問い合わせてみました。

放送大学は社会人学生がほとんどであるため、海外出張などで一時的に海外から授業を受講することなどは良くあるそうですが、長期となる場合は休学を勧めているようでした。

なので移住となると尚更、国内で郵送できる宛がないことや学習センターに通学できないことを理由に海外からの継続通学は無理と言われ、休学や退学の案内を受けました。

これは放送大学の問い合わせあるあるですが、学校スタッフの中でも人によって言うことが違うことが多々あります。
　※入学する方はご注意ください。

5年一貫校で看護師免許を取得した友人は専門学校でないことを理由に単位の認定ができないと入学前に言われていたのですが、
入学後、他のスタッフに相談した際、認定が下りることが判明。
3年次編入でない分、既にお金も時間もかっているし、酷い話だと思いました。

そんなエピソードもありますので、問い合わせる際には複数人に確認することをお勧めします。

そのようなこともあり、学校スタッフをあまり信用しておらず、
まあ、国内で郵便物を受け取ったり連絡がつける場所があればいいだろうと勝手に解釈し、日本国内の実家に住所を移し国内から通学していることにしました。

これは家族の協力ありきの強行手段なので、環境に恵まれていたことに感謝しています。

渡英後は郵便物を写真で送ってもらうなど負担をかけてしまいましたが、家族の応援もあり、そのおかげで卒業できました。

教科書については、学校からの教科書配布が渡英後になってしまうため、あらかじめメルカリで教科書を購入し、スキャンサービスに頼みすべて電子書籍化して持って行きました。

電子書籍化は持ち運びに便利なだけでなく、ワード検索もできるため、勉強の効率が確実に上がります。

もちろん著作権の問題がありますから、データ処理後の扱いには十分ご注意ください。

最後に

あくまでも単位取得を目指していたというのもあり、周りの学生に比べて
真面目に学生をしていた訳ではありません。

それでも目標を持っていたため、計画的に最短で卒業することができました。

また、イギリスにいて英語を勉強しながらも日本語で講義を聞いている時間がもったいなく感じてしまい、正直、自分は一体何をやっているのだろう…
と思うこともありました。

しかし、やはり専門的なインプットは母国語でしておくと、それを第二言語に置き換えることで応用できます。
放送大学で学んだことは今後の仕事や生活にも活かせることばかりで、手元には教材も残っています。必要な時にまた見返して学びを深めることができますので、とても良い機会になったと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

学士取得のために通った大学ですが、結局今いるイギリスでは看護師免許の書き換えに学士が必要ではないので、すぐに学士申請する必要がなくなりました。

人生予想のつかないことばかりです。

帰国の時期に合わせて良いタイミングを見つけて申請していきたいと思います。そのときはまた記事にすると思いますので、参考にしていただければと思います。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？