見出し画像

中間管理職はいらない!人員配置を完全に見直そう!

・・・と言う主張が出てきましたね。

原因の1つは↓これ

個人的にはアホらしくて読んでませんが・・・

多分リモートワークのことも含め、今の管理職って本当に必要なの?仕事を増やすために中間管理職っていない?

そんな疑問にちょっとパンチを打ったような本でしょう(笑)

ぶっちゃけ、オススメしません。タイトルで釣ってるような感がしますので。

さて、本当に中間管理職って必要なのか、そうではないのか。
結論を申しますと、私は必要だと考えます。

ただ、今居る中間管理が全員必要かと聞かれたら・・・
「いや、お前は役職外れろ」って言いたくなる人も混ざっているでしょう。

まぁ、そんなクソ上司は置いといて、なぜ中間管理職が必要なのか・・・
まずはその辺の理由からお話していきます。

中間管理職が必要な理由

中間管理職が必要な理由は3つ

  • 部下が全員優秀とは限らない

  • 2:6:2で処理しきれるとも限らない

  • 承認するだけでも、必要な会社は必要

部下が全員優秀とは限らない

これは次の項目にも関係することですが、部下全員が自己管理できて、自分のレベルに合った仕事が取捨選択できて、難しい仕事もなんとか全員の力で乗り越えることができるなら

上司なんか必要ないんですよ。

ですが、そんなチームがそこら辺にゴロゴロしてるわけがないから中間管理職っていうポジションが必要になるのです。

何も中間管理職は、平社員に適切に仕事を振る事だけが仕事じゃないし、これやって良いですか?はい、良いですよ。と承認するだけも仕事じゃない。

  • 優秀でない部下を育てるのも仕事

  • モチベの低い部下を何とかするのも仕事

  • トラブルが起こった時に前に出て行くのも仕事

このように中間管理職でも、やる事はアレコレあるのです。
だから、『中間管理職なんかいらない』と思う人は、よっぽど恵まれた環境に居るか、上司に恵まれなかっただけでしょう。

そんな個別の話なんか聞いちゃないんです。
一般論として、中間管理職が居ないと現場が回らないところもあるから、「9割の管理職がいらない」なんてのは極論。

それに、いらないと思われるような管理職をそのままにしている会社側の責任でもある。
そのポジションどうこうの話ではないと思いますよ。

2:6:2で処理しきれるとも限らない

  • 優秀な人が2割

  • 普通の人が6割

  • ダメな人が2割

と一応言われてますね。部下の割合が本当にこうなるかどうかは絶対ではありませんし、優秀な人と普通の人がダメな人のケツを拭ききれるのか・・・も問題です。

そう、部下が100%機能しない場合は中間管理職がうまくマネジメントをしてやらないと、間に合わない事案も出てくるでしょう。

それに日本人は我先にと動く人は少なめ。
だからわざわざリーダー役を作ってやらないと、まとまらんのです。

まぁ自己主張の激しい国民性の所は、決定権者を置かないと決まらないという事になるのですが・・・(笑)

頭の良い人たちだけで構成されてたら、まともな議論を重ねて結論を出すのでしょうけど。

人間、そんなにも優秀な人ばかりではないんですよ。
本当にみんなの頭が良ければ、こんな国際情勢、国内情勢になりません。

つまり、中間管理職という決定権者やリーダーが居ないと、まとまらないことがよくあるから、置いとけ。
ということです。

承認するだけ(?)でも、必要な会社は必要

『中間管理職なんかいらねーよ』という人の主張の一部ですが、部下から承認を貰いたいことに対して、承認するだけの人なんか必要なくね?

そんな事を言う人が居ますが、それでも必要だから中間管理職ってポジションがあるのです。
それに、事前承認のためだけに中間管理職が居るわけじゃないって言いましたよね、私。

部下、平社員は全員、自己コントロールも仕事の処理も全部完結できる人だけなら、必要ありません。
ですが、現実的にそうじゃないから誰か管理職を置いといて、マネジメントをするんです。

現実を見ろ現実を。
それに1人で見れる人数は多くても8~10人です。

Googleで試した結果・・・

Googleでは一時的にマネージャーなしでやってみたそうですが、結局は元に戻ったようです。

理由は

「何かを学ばせてくれる存在や、意思決定の助けになる存在としてマネージャーが欲しい」

と言われたから。

Googleで上手くいかなくて、一体どこの会社で上手くいくのか・・・
私には分かりません(笑)

だからといって中間管理職のポジションに甘えるな

一般論として中間管理職は必要だ、と私は考えます。

が、本当に必要とされる中間管理職かどうかは個別の問題です。

使えない中間管理職はチラホラと居ます。

今はそのポジションのままで満足しているんでしょうが、ポンコツ中間管理職はそのうち飛ばされます。
そして二度と役職には就けなくなるでしょう。

そんなお荷物中間管理職になりたくないのなら、必要とされるような中間管理職になりましょう。

どんな人物像に近付けばいいのか・・・

そこまで説明してると長くなるので、知りたい人だけ下記の記事へジャンプしてください。

サイボウズの場合

サイボウズ株式会社はマネージャーを一斉廃止したそうです。

その代わり、役職の人をひとまとめにして部署を作成。
それぞれ得意分野であらゆる部署をマネジメントするよう、構造を変えたようです。

そしてマネージャーが持っていた権限の一部を現場に残して、現場だけでGOが出るように決めました。

これも1つの方法ですね。

【まとめ】結局はマネージャーが必要

Netflixは、できる人材だけにして最適化に成功した(?)会社です。

まぁ今は落ち目ですけどね・・・。

なんにせよ、消極的な国民性だろうが積極的な国民性だろうが、誰かマネージャーというポジションに人が居ないと、話はまとまりません。

ですので、中間管理職はいらない。とは断言できません。

そりゃ、不適格な人を中間管理職にするべきではありませんが・・・
適格性のある人を役職に就かせるのは、組織運営として正解だと言えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?