見出し画像

【幼児教育】アートはその子の分身

今日は保育中に即興でアートのワークショップをしてみた。
とはいえ、「やりたいひとは おいすをもっておいで!」とだけ言って、室内遊びを開始。「みんなで一斉に」はうちの保育のスタイルではない。やりたくなければやらなくてもいい。
それでも、部屋にいた23人(3歳児)全員がイスを持ってきた。意外だった。

内容は、画用紙(B5程)に筆(まほうのふで)で水(まほうのみず)をさっとぬり、指で色をとって画用紙に触れると色が広がってゆく、というもの。
指先の感触を感じつつ、目の前で色が広がったり重なったりするのを楽しめたらいいなと思った。

やってみると、説明段階から子どもたちがなかなかに夢中になっていた。
指先で点を垂らすように紙にそっと触れる子もいれば、手のひらを紙に打ち付ける子もいる。そのうち円を描いたり、顔を描く子も出てきた。手形をする子もいる。色が重なって紙面が春の午前中みたいになっている子もいる。

今回気がついたのは、本当に個性が出る。指で描いているからなのか、紙一枚一枚がその子の分身になっている。それで自己紹介できる。

フローの面では、15分で一回区切りがついた。そこでもう終わりにして他の遊びに行く子と2枚目に突入する子で半々ぐらいに分かれた。夢中になっていた子はその後も4枚ぐらい描いていたが、全体の「楽しい!」を無理なく継続させるなら、15分に一回は新しい要素を投入した方が良さそうだ。


やってみると想像はいつも超えられる。その楽しさを改めて感じた。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?