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桜の花を見て思うこと

3月最後の日。桜が満開だ。新学期、新年度で明日からまた新たな気持ちで新生活を迎えようという方も多いと思う。

近所の川沿いを歩けば、多くの人がスマホ片手に毎日のように段々と花開く桜をパシャリ、という光景が目に入る。もう数十回も見ているのに飽きない美しい景色だ。

毎日体内時計をリセットするために朝のウォーキングをして桜を見ていると、日ごとに蕾が大きくなり花が開く様子が観察できる。生きているってこういうことだなと実感する。そして桜の花ほどではないが、自分自身も変化は見えづらくても日々細胞の分解と合成を繰り返して変わっているのだなと思う。それが生きているということで、時間が流れているということ。40歳になるとなおこの時間というものの大切さと怖さを改めて感じる

冒頭「満開」と表現したけれど、それは少し遠くから見た時に感じたこと。
木の近くに寄ってみれば、木ごとに、もっというと枝ごとに花の咲き具合は異なる。綿菓子のようにたわわに花をつけている木もあれば、ちょっとした陽当たりの違いなのか、蕾が残っていったり花が開ききっていない木もある。同じ種類、ほぼ同じ条件でも近くで見ることで、成長度合いの違いや個性が見えてくる早く咲いたからいいわけでも、満開だから良いわけでもなく、それぞれ違う。それぞれが美しい。そう思った。

来週には散ってしまうだろう。少し名残惜しい気もするが、これからより温かくなって新緑の季節も待ち遠しい。




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